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〈おじさんにモヤモヤ〉
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「──かしこまりました~。それじゃあ、以前お話した桔梗くんのプランで問題はないということで」
「ああ、よろしく頼む。今日は彼じゃなくて似た子だな。もしかして兄弟か?」
「!」
「ええ、なんと兄弟揃って同じ会社に入社してくれたんですよ。いやいや、仲睦まじき哉♡一場様達と同じですねぇ♡」
「あはっ、嬉しい~♡でもいいなぁ、兄弟♡俺一人っ子だから羨ましい~♡」
「あ……そ、その。この後はタキシードの試着ですよね?打ち合わせが問題ないようでしたら、試着部屋へ移動をしていただけましたらと……」
「まぁまぁ、照れなくてもいいでしょ~。お客様が褒めてくれてるんだから、ね?」
「いや、でも、その。貴重なお客様の時間を、割くわけには行かないので……っ」
「そぉ?いやぁ、ウチの桔梗もこう言ってますので、そろそろ移動しますかぁ。今日試着するのはお揃いのタキシードなんですよね?」
「あっ、そうなんです!♡せっかくだし一緒の衣装にしようって♡ね、じろくん♡」
「おう。記念だしな♡」
「良いですねぇ~♡一生に残る大事な思い出になりますからねぇ♡」
「あ……っ。試着に関しては別の担当が承りますので。ひとまずご移動を、よろしくお願いいたしますっ」
「は~い♡やった♡楽しみだね、じろくんっ♡」
「おう。良かったな、千歳♡」
「……。」
腕を組んで、幸せそうに試着部屋へ向かうおふたりを見比べて、俺はほっと息をつく。兄さんの代わりとして椿木さんとふたりで担当した一場様ご夫妻の打ち合わせは、なんとか恙無く終えることができた。でもおふたりは兄さんと何度も会っていたとはいえ、まさか顔だけで兄弟だって当てられるなんて。容姿を褒められることはそれなりにあるけど、俺自身はあんな綺麗な兄さんと似ているなんて思ってないから……少し、嬉しかったな。
それにしても椿木さん、フォローしてくれるならわざわざからかってくる必要ないのに。本当、なに考えてるかわからない人だ。まぁ自分で振った話を回収して責任をとってくれたのは、ありがたかったけど……。
安心した気持ちで事務所へ戻ると、社長がにこやかに俺達を迎えてくれる。
「お疲れさまぁ、ふたり共。一場さん、大丈夫だった?」
「ああ社長~、バッチリ♡なんにも問題なかったよん。ね、景ちゃん?」
「はい。椿木さんは、相変わらずちゃらんぽらんでしたけど」
「ちょっとぉ、大げさな報告しないでよ~。おじちゃんも頑張ってたでしょ~?」
「うふふ、景くんは手厳しいわねぇ。でも保くんは本当に頼りになる人だから。あんまり邪険にしないであげてね?」
「はい……」
そう言って笑う社長に、俺は口を濁して返事をする。
改めて──俺が入ったこの会社は、ブライダルプロデュースを行う『メリーチェリーフ』。お客様に最高の結婚式をして頂くために最高のサービスを提供する場所だ。スタッフは決して多くはないけど、大手に引けを取らないくらいの評価をお客様から頂いている。
そして社長はこの桜葉ほのかさん。明るくて前向きで、俺達に元気を与えてくれる人だ。今でも旦那さんとは仲が良くて、ラブラブなんだって。もう高校生の息子さんが居るのに、いつも朗らかですごいなぁ。
今日も社長の活力に感心していると、慌ただしい足音が入口から響いてくる。高い身長に高く結んだ黒髪のポニーテール……兄さんだ!帰ってきたんだっ♡
「只今戻りました!あ……っ、椿木さん!ありがとうございます、俺の代わりに対応して貰って!」
「ああ、お帰り清ちゃん♡いいのいいの、こういう時は持ちつ持たれつでしょ」
「いえ、本当にすみません……でも新しいチャペルの資料や写真、いろいろ入手してきました!かなりロケーション良いですよっ」
「わぉ、すごい♡流石清ちゃん、ウチの稼ぎ頭~♡」
「本当♡清くんが表に出てくれると色々スムーズよねぇ♡取引先さんも清くんに来てください、って指定いただくことが多いし……♡今日もありがとうね♡またよろしく♡」
「もう、二人とも……俺を体の良い看板扱いしないでくださいよ。ただの平社員なんですから……あ、椿木さん。お礼に今度お酒、奢りますね」
「お、そぉ?約得~♡美人さんの手酌♡楽しみだな~♡」
へらへらと笑う椿木さんに、そこで一旦会話が途切れたのを確認してから、俺は素早く兄さんに駆け寄る。
「──兄さんっ!お疲れさまっ♡」
「ああ、景!景も代わってくれてありがとうな。ちゃんとお客様の対応できた?」
「うん。椿木さんにイジられたけど」
「イジってないってぇ。ちゃんとフォローしたでしょ~?」
「こら、景。そんなに椿木さんのことを目の敵にするなよ。俺が尊敬してる先輩なんだからさ」
「尊敬?……本当?」
「本当。ね、椿木さん?」
「ね~、清ちゃん♡」
「……。」
俺を挟んだ格好で目配せをして、意味深に笑い合うふたりに、俺は怪訝に眉を寄せる。まるで俺へなにかを「匂わせる」ように妖しい二人の言動は、俺が入社してから数え切れないほど見てきたものだ。俺が椿木さんにいい感情を持っていないのは、「これ」が影響している部分もある。ずっと疑ってるんだ。もしかしたら椿木さんと兄さんは、付き合ってる……もしくは身体の関係があるんじゃないか……って。
兄さんは性的なことを感じさせないひとだ。見た目から清廉潔白だし、ちょっと天然な性格もあって欲情するのに罪悪感を抱いてしまう雰囲気がある。でも、兄さんにだって性欲がないわけじゃないだろう。そういう性的指向じゃないことは知っているし、きっとこれまでも付き合っていた相手がいたはずだ。あれこれ尋ねるのも悪いかなと思って、きちんと聞いたわけじゃないけど……。
とにかく兄さんももう29歳で、そうした経験が一切ないっていうのは考えにくい。そしてその相手が、この椿木さんの可能性だって……ある。そう考えると、どうしてもモヤモヤが消えない。目の前に居る上司が、大好きな兄さんの恋人やセックスフレンドなんじゃないかって思うと……兄さんを取られる嫉妬のような、言葉にできない感情が渦巻いてしまう。
俺ももう23で、ブラコンを拗らせるような歳じゃないのは分かってるけど。でも、俺のことを誰よりも大事に思ってくれている、あんなに綺麗で精悍で人を惹き付けてやまない兄さんが、こんなにだらしなくてへらへらしたおじさんを選んでいるのかと思うと、どうしても解せないんだ。なんでこんなひとが良いんだろう……って。
「ん?どうした?俺の顔、なんかついてる?」
「あっ、いや。なんでもないよ、兄さん」
「そう?それなら良かった」
「っ。っ……♡」
消えない疑問に胸を濁らせていると、ぽんぽん、と兄さんから頭を叩かれる。優しい動きは俺を甘やかしてくれていると伝わってきて、嬉しくてたまらない。
俺、ずっと気づかないようにしてたけど、やっぱり、兄さんが恋愛の意味で好きなのかな?でも兄弟で?恋愛関係?血縁があるのに、そんなの、許されるのかな?まずいよな、そんなの……。
「!」
「いいな~、兄弟仲良しで。おじちゃん羨ましい~♡」
そんな俺達兄弟の間にいよいよ割って入るように、悶々とする俺の肩をまた椿木さんは引き寄せてくる。さっきセクハラって注意したばっかりなのに、この人は……ッ。いや、もしかしたら牽制?さっきも俺の心を簡単に見透かしてきた人だ。俺の兄さんへの想いを見抜いて、おじさんセコムしてきてるのかも……!?
「もう、なに言ってるんですか椿木さん。椿木さんなら相手してくれる人、たくさん居るじゃないですか?」
「!!」
「いやぁ、そんなこと無いって。意地悪言うなぁ、清ちゃんは♡」
「ふふっ……♡意地悪なのは、椿木さんのほうでしょう?♡」
「!!!!」
改めて目の前で繰り広げられる見せつけ全開の妖しすぎるやり取りに、俺は顔面蒼白で狼狽える。こ、これ……っ、やっぱり絶対、なにかある!やっぱりふたりには、俺には言えないナニかがあるんだ……!!!
ビシビシと伝わってくるふたりの意味深オーラに俺は焦る気持ちを隠せないまま、どうしたらいいんだろう、どうすればいいんだろう、とぐるぐる意味のないことを延々、考え続けていた。
「ああ、よろしく頼む。今日は彼じゃなくて似た子だな。もしかして兄弟か?」
「!」
「ええ、なんと兄弟揃って同じ会社に入社してくれたんですよ。いやいや、仲睦まじき哉♡一場様達と同じですねぇ♡」
「あはっ、嬉しい~♡でもいいなぁ、兄弟♡俺一人っ子だから羨ましい~♡」
「あ……そ、その。この後はタキシードの試着ですよね?打ち合わせが問題ないようでしたら、試着部屋へ移動をしていただけましたらと……」
「まぁまぁ、照れなくてもいいでしょ~。お客様が褒めてくれてるんだから、ね?」
「いや、でも、その。貴重なお客様の時間を、割くわけには行かないので……っ」
「そぉ?いやぁ、ウチの桔梗もこう言ってますので、そろそろ移動しますかぁ。今日試着するのはお揃いのタキシードなんですよね?」
「あっ、そうなんです!♡せっかくだし一緒の衣装にしようって♡ね、じろくん♡」
「おう。記念だしな♡」
「良いですねぇ~♡一生に残る大事な思い出になりますからねぇ♡」
「あ……っ。試着に関しては別の担当が承りますので。ひとまずご移動を、よろしくお願いいたしますっ」
「は~い♡やった♡楽しみだね、じろくんっ♡」
「おう。良かったな、千歳♡」
「……。」
腕を組んで、幸せそうに試着部屋へ向かうおふたりを見比べて、俺はほっと息をつく。兄さんの代わりとして椿木さんとふたりで担当した一場様ご夫妻の打ち合わせは、なんとか恙無く終えることができた。でもおふたりは兄さんと何度も会っていたとはいえ、まさか顔だけで兄弟だって当てられるなんて。容姿を褒められることはそれなりにあるけど、俺自身はあんな綺麗な兄さんと似ているなんて思ってないから……少し、嬉しかったな。
それにしても椿木さん、フォローしてくれるならわざわざからかってくる必要ないのに。本当、なに考えてるかわからない人だ。まぁ自分で振った話を回収して責任をとってくれたのは、ありがたかったけど……。
安心した気持ちで事務所へ戻ると、社長がにこやかに俺達を迎えてくれる。
「お疲れさまぁ、ふたり共。一場さん、大丈夫だった?」
「ああ社長~、バッチリ♡なんにも問題なかったよん。ね、景ちゃん?」
「はい。椿木さんは、相変わらずちゃらんぽらんでしたけど」
「ちょっとぉ、大げさな報告しないでよ~。おじちゃんも頑張ってたでしょ~?」
「うふふ、景くんは手厳しいわねぇ。でも保くんは本当に頼りになる人だから。あんまり邪険にしないであげてね?」
「はい……」
そう言って笑う社長に、俺は口を濁して返事をする。
改めて──俺が入ったこの会社は、ブライダルプロデュースを行う『メリーチェリーフ』。お客様に最高の結婚式をして頂くために最高のサービスを提供する場所だ。スタッフは決して多くはないけど、大手に引けを取らないくらいの評価をお客様から頂いている。
そして社長はこの桜葉ほのかさん。明るくて前向きで、俺達に元気を与えてくれる人だ。今でも旦那さんとは仲が良くて、ラブラブなんだって。もう高校生の息子さんが居るのに、いつも朗らかですごいなぁ。
今日も社長の活力に感心していると、慌ただしい足音が入口から響いてくる。高い身長に高く結んだ黒髪のポニーテール……兄さんだ!帰ってきたんだっ♡
「只今戻りました!あ……っ、椿木さん!ありがとうございます、俺の代わりに対応して貰って!」
「ああ、お帰り清ちゃん♡いいのいいの、こういう時は持ちつ持たれつでしょ」
「いえ、本当にすみません……でも新しいチャペルの資料や写真、いろいろ入手してきました!かなりロケーション良いですよっ」
「わぉ、すごい♡流石清ちゃん、ウチの稼ぎ頭~♡」
「本当♡清くんが表に出てくれると色々スムーズよねぇ♡取引先さんも清くんに来てください、って指定いただくことが多いし……♡今日もありがとうね♡またよろしく♡」
「もう、二人とも……俺を体の良い看板扱いしないでくださいよ。ただの平社員なんですから……あ、椿木さん。お礼に今度お酒、奢りますね」
「お、そぉ?約得~♡美人さんの手酌♡楽しみだな~♡」
へらへらと笑う椿木さんに、そこで一旦会話が途切れたのを確認してから、俺は素早く兄さんに駆け寄る。
「──兄さんっ!お疲れさまっ♡」
「ああ、景!景も代わってくれてありがとうな。ちゃんとお客様の対応できた?」
「うん。椿木さんにイジられたけど」
「イジってないってぇ。ちゃんとフォローしたでしょ~?」
「こら、景。そんなに椿木さんのことを目の敵にするなよ。俺が尊敬してる先輩なんだからさ」
「尊敬?……本当?」
「本当。ね、椿木さん?」
「ね~、清ちゃん♡」
「……。」
俺を挟んだ格好で目配せをして、意味深に笑い合うふたりに、俺は怪訝に眉を寄せる。まるで俺へなにかを「匂わせる」ように妖しい二人の言動は、俺が入社してから数え切れないほど見てきたものだ。俺が椿木さんにいい感情を持っていないのは、「これ」が影響している部分もある。ずっと疑ってるんだ。もしかしたら椿木さんと兄さんは、付き合ってる……もしくは身体の関係があるんじゃないか……って。
兄さんは性的なことを感じさせないひとだ。見た目から清廉潔白だし、ちょっと天然な性格もあって欲情するのに罪悪感を抱いてしまう雰囲気がある。でも、兄さんにだって性欲がないわけじゃないだろう。そういう性的指向じゃないことは知っているし、きっとこれまでも付き合っていた相手がいたはずだ。あれこれ尋ねるのも悪いかなと思って、きちんと聞いたわけじゃないけど……。
とにかく兄さんももう29歳で、そうした経験が一切ないっていうのは考えにくい。そしてその相手が、この椿木さんの可能性だって……ある。そう考えると、どうしてもモヤモヤが消えない。目の前に居る上司が、大好きな兄さんの恋人やセックスフレンドなんじゃないかって思うと……兄さんを取られる嫉妬のような、言葉にできない感情が渦巻いてしまう。
俺ももう23で、ブラコンを拗らせるような歳じゃないのは分かってるけど。でも、俺のことを誰よりも大事に思ってくれている、あんなに綺麗で精悍で人を惹き付けてやまない兄さんが、こんなにだらしなくてへらへらしたおじさんを選んでいるのかと思うと、どうしても解せないんだ。なんでこんなひとが良いんだろう……って。
「ん?どうした?俺の顔、なんかついてる?」
「あっ、いや。なんでもないよ、兄さん」
「そう?それなら良かった」
「っ。っ……♡」
消えない疑問に胸を濁らせていると、ぽんぽん、と兄さんから頭を叩かれる。優しい動きは俺を甘やかしてくれていると伝わってきて、嬉しくてたまらない。
俺、ずっと気づかないようにしてたけど、やっぱり、兄さんが恋愛の意味で好きなのかな?でも兄弟で?恋愛関係?血縁があるのに、そんなの、許されるのかな?まずいよな、そんなの……。
「!」
「いいな~、兄弟仲良しで。おじちゃん羨ましい~♡」
そんな俺達兄弟の間にいよいよ割って入るように、悶々とする俺の肩をまた椿木さんは引き寄せてくる。さっきセクハラって注意したばっかりなのに、この人は……ッ。いや、もしかしたら牽制?さっきも俺の心を簡単に見透かしてきた人だ。俺の兄さんへの想いを見抜いて、おじさんセコムしてきてるのかも……!?
「もう、なに言ってるんですか椿木さん。椿木さんなら相手してくれる人、たくさん居るじゃないですか?」
「!!」
「いやぁ、そんなこと無いって。意地悪言うなぁ、清ちゃんは♡」
「ふふっ……♡意地悪なのは、椿木さんのほうでしょう?♡」
「!!!!」
改めて目の前で繰り広げられる見せつけ全開の妖しすぎるやり取りに、俺は顔面蒼白で狼狽える。こ、これ……っ、やっぱり絶対、なにかある!やっぱりふたりには、俺には言えないナニかがあるんだ……!!!
ビシビシと伝わってくるふたりの意味深オーラに俺は焦る気持ちを隠せないまま、どうしたらいいんだろう、どうすればいいんだろう、とぐるぐる意味のないことを延々、考え続けていた。
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