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4話《俺、エン‥エレ楽しみます♡♡♡》
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「ったく、人騒がせな来訪者様だな。気絶するなら俺にちゃんと許可取ってから気絶しろよ」
「ん゙ひぃ~ッ!そのアモーレな無茶振り、クッソサラマンダー様ぁ……っ!」
キャパオーバーの気絶からものの十分で目覚めた俺は(寝ているのはもったいないと本能で察した肉体が速攻で目覚めさせてくれたとしか思えない。ありがとう、マイボディ)、サラマンダー様に介抱されていた。残ったのがウンディーネじゃなかった辺り、さすがの豪運と言える。
しかもちゃんと声が声として聞こえやがる。顔だけじゃなく声もイケメン。たまんねぇッ!!!CVの名前、下の方にテロップで出してくれぇ……ッ!!!!!!!
「バァーカ、ちったァ落ち着け。元素の状態にゃ問題ねェけど、まだ本調子じゃねェんだぞ。血気盛んなのは結構だが、興奮して暴れんなボケ」
「どッひい゙い゙ぃぃ゙……ッ!!!!そしてマナ先生の毒舌inやさしさ……っ!!!!ありがとごじます!!!!!!」
「……おいマナ。やっぱこいつ、どっか頭打ったんじゃねぇか?」
「それが元素的にはどっこもおかしくねェんだわ。逆に怖ェよな」
マナ先生に向かって両手を揃えてほんにゃらかんにゃら拝み始める俺と、そんな俺を真顔で狂人扱いするサラマンダー様とマナ先生。
このマナ先生は治療や回復を専門にしてるお医者先生で、ゲーム内だと疲労回復や時間経過なんかのシステムを行える施設、「医療舎」を担当するNPCキャラだ。NPCだけあって残念ながら攻略対象じゃねぇけど、賢者たちと同じくお美しいイケメンのうえ八重歯キャラ、口は悪いけど実はハチャメチャ優しい性格で、もちろん俺も例に漏れず大好物のキャラである。マナ先生のお叱りイコールご褒美。Q.E.D、大名探偵、矢來麻りょうッ!!
「……ふむ。今回の来訪者様は俺の名前もマナのお名前もご存知か。それならこの世界のことも知ってるか?」
「へ?来訪者、って……。このゲーム……じゃなくってこの世界のこと、元から知ってるやついんの?」
「そりゃあな。来訪が『二度目』なんじゃないかってくらい詳しい奴もちらほら来るぜ」
「ま、こっちとしても色々知識があるのはやりやすいだろ?世界のことイチから説明すんのもメンドウだしな」
「へぇ~……」
二度目。あからさまな単語は、実際「二周目」のプレイヤーを加味してるってことなんだろーか。実際、二周目だと世界観の説明や既読シーンなんかをモロモロ省けるスキップシステムがあるから、そのことを言ってんのかな?そもそもこのゲームはメタ要素の比重がクッソ強いし、開発者もそういう想定でプログラムみたいなものを組んでるのかもしれない。それにしては喋ってる会話、一回もゲームで見たことないモンばっかなんだけどなぁ……???
「まぁ、とにかくお前には「異変」に関して俺達に協力して貰う立場になる。そこは判るか?」
「異変っ!」
おお、出ました異変ッ。
通常は世界に恵みを齎す存在として『祝福』とされる『来訪者』だが、トリップの時期と並行してエターニアには元素に乱れが起こる「異変」が起きたことで、主人公は『祝福』ではなく『災厄』なのではないか──と疑われる設定だ。
その疑念を晴らすため、主人公は賢者と協力して調査を行い、異変を謎を解くためにエターニアで暮らしていくことになる。つまりこの「異変」てヤツがエターニアでの行動の起点になってくわけだな。
「おっけおっけ。その調査だよな?俺、やっぱ『災厄』扱いで疑われてる?」
「ん?いや、異変はお前が来る少し前から起きててな。今回は過去に起きたものとは大分毛色が違うらしい」
「え?そなの?」
「ああ。そこに丁度リョウが現れたからな。『災厄』なんてとんでもない。お前は間違いなく『祝福』そのものだ」
「ほ、ほぉ~……?」
あ、あれ……なんか初っ端からちょっと設定違うな。実際異変の原因は個々のルートによって結構理由が変わってくるから、別にめちゃくちゃヘン、ってワケでもねぇんだけど。なんだ、初手からもうどっかのルート入ってるトリップってことか?
「まァ、とにかくオマエには賢者と協力して『祝福』の力を使わせて貰う。それは既に決定事項だ」
「う、うん。それは、別に、オッケーす!」
確認をとるマナ先生に、俺はガクガクと頷く。
まぁ、設定はともかく……このバリバリエターニアでしかない説明がフツーにされるってことは……つまり……ガチンコで俺は、このエターニアに「トリップ」してきたってことか?ゲームん中の世界へ?
いや……いやいやいや。それこそフィクションじゃすっかり定番になった異世界転生。されどこのゲームは現実世界とゲーム世界がリンクしたガッチガチのメタフィクションモノ。トリップだってこの世界の常識で、大した目新しさもない。そんな世界にトリップしたトコでそこまで異世界感は味わえないし、なにより話の展開上、あくまでエターニアはフィクションっつう架空の世界だからこそ、エン‥エレの物語も意味を持つワケだ。そこがエン‥エレの醍醐味なワケで。ガチでトリップしたらそのギミック台無しなワケで。それを自分で体験しても、ファン的には複雑なワケで。いくら推しに会えたトコで、正直微妙なワケで。
「……ん?お前、そのネックレス……俺と同じデザインだな?」
「えっ!?はっ!?あ……ッ、そ、そぉですっ!俺ッ!メッチャサラマンダー様のこと大好きでッ!友達に、作ってもらってましたッ!」
あっ、そうだ……ネックレス!着けたまま寝ちまったんだな、俺。
ていうことははじめのことも、向こうに置いてきちまったワケだ。そうだ。今更ながら……現実世界は……向こうは、どうなってんだろう。いきなり俺がどっか行っちまったことになってんだよな?大丈夫かな?はじめ……心配、してるよな?これ、絶対、早く帰ったほうが、いいよな……?
「へぇ、随分器用なご友人だな。俺が着けてるモンとそう大差ないぞ。ふぅん……」
「はッ!はわわわわ……ッ!♡♡♡」
──しかしッ!!!!
俺に近づいて、手に取ったネックレスをまじまじと見つめるサラマンダー様ッ!画面越しにしか見てこなかった、色気たっぷりオスマシマシのご尊顔が激近距離で展開されて、俺は言語と言う言語を失くすッ!!!
「……そうか。そこまで俺が好きなら……どうだ?このままここに残って、俺の伴侶になるってのは?」
「ハァ~ッ!!!!伴侶ォッ!!!!!」
「声がデケェ!」
「俺に憧れてたってんなら、これ以上ねぇ誘いだろ?とりあえずお前は俺のモンとして先約だな」
「ハァ~ッ!!!!先約ゥッ!!!!!」
「動きもデケェ!!」
「だが、可愛い顔してるぜ?俺の好みだ」
「俺のッ、好みィ~~~~~~~~~ッ!!!!!!!!!!」
「とにかくうるせェ!!!」
……だが、サラマンダー様からくいっと顎クイされて自信げにプロポーズされた俺は、それだけで一発T.K.O。スチルでも見られなかった表情の変化や唇から覗く白い歯、オマケにマナ先生のツッコミという都度神横槍も入る百鬼狂乱状態で、俺は全力でエターニアの中心から愛を叫ぶ。
おおおおおお……!!は、はじめ……!!!!サンキュー……!!サンキュー……!!!!!!!お前のお陰で、俺、サラマンダー様からプロポーズされちまったよォ……!!!!!!!!
ダメ。ダメだ。こりゃダメだ。さっきの嘘。いや嘘っちゅうか、こんなの体感したら無理。無理無理。白旗不可避ッ!!
はじめっ!!!!スマンっ!!!!!俺、しばらくッ、エターニアを堪能するわッ!や!もちろん帰るけど!帰りますけどッ!!!もーちょいこの世界、楽しむことにするわッ!!!!!!
ほおおぉぉぉッ!!!!!エターニアサイコーッ!!!!サラマンダー様サイコーっ!!!!エン‥エレッ、さいッこぉぉぉぉぉ~~~~~~~ッ!!!!!!!
「お、俺ッ!!!!りょうって言いますッ!!!!はゔ!!!!サラマンダー様ぁッ!!!!こッ!!!!!これからよろしくお願いしますぅっ!!!!!♡♡♡」
【TIPS】
・「異変」は過去度々エターニアを襲ってきた災害。主に元素の均衡が乱れることで起こり、自然災害が頻発する。
・プレイヤーである『来訪者』はエターニア界では通常『祝福』という扱いで、保持する能力も『祝福』と称される。四大元素すべてと親和性がある稀有な能力で、重宝されている。
・マナの身長は175cm。好きなものは従順で前向きな患者。齢29歳。
「ん゙ひぃ~ッ!そのアモーレな無茶振り、クッソサラマンダー様ぁ……っ!」
キャパオーバーの気絶からものの十分で目覚めた俺は(寝ているのはもったいないと本能で察した肉体が速攻で目覚めさせてくれたとしか思えない。ありがとう、マイボディ)、サラマンダー様に介抱されていた。残ったのがウンディーネじゃなかった辺り、さすがの豪運と言える。
しかもちゃんと声が声として聞こえやがる。顔だけじゃなく声もイケメン。たまんねぇッ!!!CVの名前、下の方にテロップで出してくれぇ……ッ!!!!!!!
「バァーカ、ちったァ落ち着け。元素の状態にゃ問題ねェけど、まだ本調子じゃねェんだぞ。血気盛んなのは結構だが、興奮して暴れんなボケ」
「どッひい゙い゙ぃぃ゙……ッ!!!!そしてマナ先生の毒舌inやさしさ……っ!!!!ありがとごじます!!!!!!」
「……おいマナ。やっぱこいつ、どっか頭打ったんじゃねぇか?」
「それが元素的にはどっこもおかしくねェんだわ。逆に怖ェよな」
マナ先生に向かって両手を揃えてほんにゃらかんにゃら拝み始める俺と、そんな俺を真顔で狂人扱いするサラマンダー様とマナ先生。
このマナ先生は治療や回復を専門にしてるお医者先生で、ゲーム内だと疲労回復や時間経過なんかのシステムを行える施設、「医療舎」を担当するNPCキャラだ。NPCだけあって残念ながら攻略対象じゃねぇけど、賢者たちと同じくお美しいイケメンのうえ八重歯キャラ、口は悪いけど実はハチャメチャ優しい性格で、もちろん俺も例に漏れず大好物のキャラである。マナ先生のお叱りイコールご褒美。Q.E.D、大名探偵、矢來麻りょうッ!!
「……ふむ。今回の来訪者様は俺の名前もマナのお名前もご存知か。それならこの世界のことも知ってるか?」
「へ?来訪者、って……。このゲーム……じゃなくってこの世界のこと、元から知ってるやついんの?」
「そりゃあな。来訪が『二度目』なんじゃないかってくらい詳しい奴もちらほら来るぜ」
「ま、こっちとしても色々知識があるのはやりやすいだろ?世界のことイチから説明すんのもメンドウだしな」
「へぇ~……」
二度目。あからさまな単語は、実際「二周目」のプレイヤーを加味してるってことなんだろーか。実際、二周目だと世界観の説明や既読シーンなんかをモロモロ省けるスキップシステムがあるから、そのことを言ってんのかな?そもそもこのゲームはメタ要素の比重がクッソ強いし、開発者もそういう想定でプログラムみたいなものを組んでるのかもしれない。それにしては喋ってる会話、一回もゲームで見たことないモンばっかなんだけどなぁ……???
「まぁ、とにかくお前には「異変」に関して俺達に協力して貰う立場になる。そこは判るか?」
「異変っ!」
おお、出ました異変ッ。
通常は世界に恵みを齎す存在として『祝福』とされる『来訪者』だが、トリップの時期と並行してエターニアには元素に乱れが起こる「異変」が起きたことで、主人公は『祝福』ではなく『災厄』なのではないか──と疑われる設定だ。
その疑念を晴らすため、主人公は賢者と協力して調査を行い、異変を謎を解くためにエターニアで暮らしていくことになる。つまりこの「異変」てヤツがエターニアでの行動の起点になってくわけだな。
「おっけおっけ。その調査だよな?俺、やっぱ『災厄』扱いで疑われてる?」
「ん?いや、異変はお前が来る少し前から起きててな。今回は過去に起きたものとは大分毛色が違うらしい」
「え?そなの?」
「ああ。そこに丁度リョウが現れたからな。『災厄』なんてとんでもない。お前は間違いなく『祝福』そのものだ」
「ほ、ほぉ~……?」
あ、あれ……なんか初っ端からちょっと設定違うな。実際異変の原因は個々のルートによって結構理由が変わってくるから、別にめちゃくちゃヘン、ってワケでもねぇんだけど。なんだ、初手からもうどっかのルート入ってるトリップってことか?
「まァ、とにかくオマエには賢者と協力して『祝福』の力を使わせて貰う。それは既に決定事項だ」
「う、うん。それは、別に、オッケーす!」
確認をとるマナ先生に、俺はガクガクと頷く。
まぁ、設定はともかく……このバリバリエターニアでしかない説明がフツーにされるってことは……つまり……ガチンコで俺は、このエターニアに「トリップ」してきたってことか?ゲームん中の世界へ?
いや……いやいやいや。それこそフィクションじゃすっかり定番になった異世界転生。されどこのゲームは現実世界とゲーム世界がリンクしたガッチガチのメタフィクションモノ。トリップだってこの世界の常識で、大した目新しさもない。そんな世界にトリップしたトコでそこまで異世界感は味わえないし、なにより話の展開上、あくまでエターニアはフィクションっつう架空の世界だからこそ、エン‥エレの物語も意味を持つワケだ。そこがエン‥エレの醍醐味なワケで。ガチでトリップしたらそのギミック台無しなワケで。それを自分で体験しても、ファン的には複雑なワケで。いくら推しに会えたトコで、正直微妙なワケで。
「……ん?お前、そのネックレス……俺と同じデザインだな?」
「えっ!?はっ!?あ……ッ、そ、そぉですっ!俺ッ!メッチャサラマンダー様のこと大好きでッ!友達に、作ってもらってましたッ!」
あっ、そうだ……ネックレス!着けたまま寝ちまったんだな、俺。
ていうことははじめのことも、向こうに置いてきちまったワケだ。そうだ。今更ながら……現実世界は……向こうは、どうなってんだろう。いきなり俺がどっか行っちまったことになってんだよな?大丈夫かな?はじめ……心配、してるよな?これ、絶対、早く帰ったほうが、いいよな……?
「へぇ、随分器用なご友人だな。俺が着けてるモンとそう大差ないぞ。ふぅん……」
「はッ!はわわわわ……ッ!♡♡♡」
──しかしッ!!!!
俺に近づいて、手に取ったネックレスをまじまじと見つめるサラマンダー様ッ!画面越しにしか見てこなかった、色気たっぷりオスマシマシのご尊顔が激近距離で展開されて、俺は言語と言う言語を失くすッ!!!
「……そうか。そこまで俺が好きなら……どうだ?このままここに残って、俺の伴侶になるってのは?」
「ハァ~ッ!!!!伴侶ォッ!!!!!」
「声がデケェ!」
「俺に憧れてたってんなら、これ以上ねぇ誘いだろ?とりあえずお前は俺のモンとして先約だな」
「ハァ~ッ!!!!先約ゥッ!!!!!」
「動きもデケェ!!」
「だが、可愛い顔してるぜ?俺の好みだ」
「俺のッ、好みィ~~~~~~~~~ッ!!!!!!!!!!」
「とにかくうるせェ!!!」
……だが、サラマンダー様からくいっと顎クイされて自信げにプロポーズされた俺は、それだけで一発T.K.O。スチルでも見られなかった表情の変化や唇から覗く白い歯、オマケにマナ先生のツッコミという都度神横槍も入る百鬼狂乱状態で、俺は全力でエターニアの中心から愛を叫ぶ。
おおおおおお……!!は、はじめ……!!!!サンキュー……!!サンキュー……!!!!!!!お前のお陰で、俺、サラマンダー様からプロポーズされちまったよォ……!!!!!!!!
ダメ。ダメだ。こりゃダメだ。さっきの嘘。いや嘘っちゅうか、こんなの体感したら無理。無理無理。白旗不可避ッ!!
はじめっ!!!!スマンっ!!!!!俺、しばらくッ、エターニアを堪能するわッ!や!もちろん帰るけど!帰りますけどッ!!!もーちょいこの世界、楽しむことにするわッ!!!!!!
ほおおぉぉぉッ!!!!!エターニアサイコーッ!!!!サラマンダー様サイコーっ!!!!エン‥エレッ、さいッこぉぉぉぉぉ~~~~~~~ッ!!!!!!!
「お、俺ッ!!!!りょうって言いますッ!!!!はゔ!!!!サラマンダー様ぁッ!!!!こッ!!!!!これからよろしくお願いしますぅっ!!!!!♡♡♡」
【TIPS】
・「異変」は過去度々エターニアを襲ってきた災害。主に元素の均衡が乱れることで起こり、自然災害が頻発する。
・プレイヤーである『来訪者』はエターニア界では通常『祝福』という扱いで、保持する能力も『祝福』と称される。四大元素すべてと親和性がある稀有な能力で、重宝されている。
・マナの身長は175cm。好きなものは従順で前向きな患者。齢29歳。
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