サドオスと口説かれデート♡

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〈待ち合わせ♡〉

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『と、ととととととと、年下ぁぁぁぁ……っ!?』
『あれ、言ってなかったか?ま、とにかく今度からは「あんた」って呼ぶから♡よろしくな、夏記♡』
『ッ、ッ、っ……!!!!!』

 街中──待ち合わせ中。
 くだらないやり取りを思い出しながら、俺は深いため息をつく。スマホの画面にはスケベ用のSNS自垢が写ってるけどあんま頭に入らない。あのクソ強気なウエメセ言動、絶対年上だと思ってたのに、まさかの2コ下。生意気な年下に本気で振り回されてる事実が判明して、前にも増して自分が情けなく思えてくる。しかもその事実に興奮してるドマゾの自分が、更に情けないっていう……。

「お♡いたいた、マゾメス♡」
「ッ、ばっ」

 街中で聞いたら誰もがギョッとする単語に、反射的にスマホから顔を上げる。当たり前のように人を「マゾメス」呼ばわりしたバカオスは、誰でもなく俺が待ってた待ち合わせ相手。今の俺は確かに女装してるけど──いや、そんなの関係なく、マゾメスは人前で呼ぶ名前じゃないッ!♡

「そッ、その名前で呼ぶな、バカっ!♡」
「あ?別にいいだろ?どうせ今日だってドスケベ期待してまんこ弄くり回してきたんだろうが♡」
「ッ!♡そ、そんなワケっ♡」
「あるだろ♡嬉しそうにトロ顔しやがってよ♡今日も素直に女装で来てっし♡」
「ッだ、だって、それは、お前が、言うから……っ!♡」

 こいつはサドオス。痴漢電車っていうスケベイベントで知り合って、そこからずっと繋がってるドスケベ男。
 俺、夏記(なつき)は痴漢性癖が強すぎるせいでこれまでカレシやセフレは一切作って来なかったドマゾ。でも……こいつの責め方やチンポ、それに強気な態度がクッソ好みすぎて、何度かこうやって誘われては断りきれずに会っている。
 今日だって「買ってやったから着てこい♡」ってマイクロミニのニットワンピ送り付けてきて、ホントはヤだったけど、絶対女装で来い♡ってコイツが命令するから、だから、仕方なく、着てきちゃってぇ……ッ♡♡♡

「ふーん?俺が着てこい、っつったらノコノコ命令聞くのかよ?じゃあ俺がカレシになれって言ったらなるんだな♡」
「は、はぁ!?♡だからカレシはならないって言ってんじゃんッ♡」
「でも俺の命令、ザコメスのあんたは大好きだろ?♡そういうトコが可愛いんだよなぁ♡今のカッコもクッソ似合ってて可愛すぎっし♡流石俺が選んだ服だよな♡」
「な……ッ!♡か、可愛く、ないし……っ!?♡」

 毎度コイツからは「カレシになれ♡」って迫られては口説かれてるけど、俺はセフレもカレシも作る気がないからその度に断ってる。でもコイツはこの通りまったくメゲないし退こうともしない。そ、その強気でグイグイ来る態度がマゾ的にはまたクるんだけど、でも、こんなのカレシにしたら絶対ヤバいのわかってるし……ッ♡♡♡
 相変わらず俺様なペースにモジモジしていると、サドオスはすぐに距離を詰めて俺の身体を弄ってくる。

「っ、ひ!?♡」
「あんたはクッソ可愛いっての♡他のオスがチラチラあんたのこと見てチンポ膨らませてんの気づいてねぇのかよ♡」
「ひ……ッ♡ぉ゙♡、や、やめてッ♡そ、そんなこと、ないからッ♡」
「あるだろ♡マゾメス臭振り撒いて、無差別にオス誘いやがって♡イラつかせんのは俺のチンポだけにしろよ♡わかってんのか?オイ♡この身体♡もう俺がカレシ予約してんだからな♡自覚しろよ♡夏記♡」
「ぉ♡お゙♡ほ♡ほぉん゙ッ♡♡♡」

 ニットの上から乳首をなぞられて、それだけで腰が浮く。そうするつもりなんてカケラもないのに、コイツのサドっぷりに一瞬でカラダが屈服して、マゾのオス媚び全力で発揮しちゃゔ……ッ♡ぉ゙ッ♡ダメ♡ザコ扱いされてんのに優しくされて口説かれんの♡クッソクる♡独占欲丸出しにされてトドメに名前呼ばれんの♡クッソクる゙ぅ♡♡♡ん゙ぉ♡やっぱコイツの責め方ヤバい♡メス願望男子の弱いトコキュンキュン刺してくる゙♡ダメ♡媚びヘコする゙♡股間ヘコヘコして下品アピールする゙♡コイツのチンポもっとイラつかせたくて♡カラダ♡勝手に♡クソダサヘコつきモーションするぅ゙ッ♡♡♡

「は……ッ♡乳首だけで本気媚びしやがって♡今日も口説き堕としてやっからな♡覚悟しとけよ♡」
「ぉ、お゙♡ダメ♡だめぇ♡口説くの♡ほんと♡ダメぇ゙♡♡♡」
「あんたに拒否権ねぇから♡セクハラアクメで山程アヘ顔見せろよ♡ザコマゾ♡」
「ほ♡ほぉ゙ッ♡んおぉ゙……ッ!♡♡♡」

 ギュッ♡とケツを掴まれて、セクハラ宣言。もう完全にサドオスへ媚びたカラダはそれだけで大悦びして、命令されたアヘ顔、速攻で晒しちゃゔ……ッ♡♡♡
 ぉ゙♡ダメ♡また初手からコイツのペースぅ゙♡ヤダ♡マジヤダぁ゙♡こっから俺♡どんだけクソみたいなマゾイキ♡させられんのぉ゙ぉ……ッ♡♡♡
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