婚約破棄されたら、隣国の公爵に求婚されました

婚約者である王太子アレクシスに裏切られ、偽りの“聖女”リリアーナの策略によって王国を追放された侯爵令嬢エリシア。
突然の婚約破棄に加え、ありもしない罪を着せられた彼女は、行き場を失い絶望の淵に立たされる――。

だが、そんな彼女を救ったのは隣国リヒトベルク公国のジークフリート公爵だった。
彼の庇護のもと、公国で新たな人生を歩み始めたエリシアは、次第に自らの才能を開花させ、公国の要職に就くまでに成長する。
やがて、エリシアを追放した王国では、“聖女”リリアーナの正体が偽物であることが暴かれ、国中が混乱に陥る――。
さらに、エリシアの両親が王宮による軟禁状態にあると知った彼女は、公国の外交官として王都へ向かうことを決意する。

「もう二度と、あなたたちの思い通りにはならないわ」

かつてはただ婚約者に尽くすだけの令嬢だった彼女が、今や国すら動かす存在となる。
果たして、エリシアが王宮で見届ける“ざまぁ”の結末とは?
そして、彼女を温かく見守る公爵ジークフリートとの関係は――?

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