163 / 188
第四章「騎士団編」
第百六十二話「騎士団の土地」
しおりを挟む
ワイバーンに乗ってアルテミス王国を出発した俺達は、地図を見ながら拠点地となる場所を探した。方角はアレラ山脈とは反対側。土地には目印にアルテミス王国の紋章が書かれた旗が立っているらしい。ワイバーンに乗って上空から探すと、出発してすぐに俺達の土地が見つかった。ワイバーンの飛行速度なら王国から数十分と言うところか。俺達は王国の旗が立つ大地に降り立った。
土地は豊かな森林地帯だった。旗が立っている場所は平らな大地で、背の短い草が生えている。農業がしやすそうだな。この土地は上空から確認したが、小さな川も流れていて、緑が豊かだ。ここが俺達の町になるのか。今は建物も何もないただの土地だが、すぐに立派な町になるだろう。
「いい所ね。自然も豊かだし」
「ここは良い町になると思うよ。俺達の町が出来るのか……」
「楽しみだね! サシャ。明日からの授業もここでしよう!」
「そうしようか」
シルフは素敵な提案をしてくれた。それが良いだろう。もっとこの土地の事を知りたいし、この場所の方が魔法授業をしている場所よりも遥かに近い。自然も綺麗で魔物の気配も少ない。明日からは毎日ここに通おう……。
それから俺達は先ほど収穫したシュルスクを植える事にした。シュルスクの果実を剥いて中から種を取り出さなければならない。
「シルフ、シャーロット、手伝っておくれ」
俺はマジックバッグから適当な容器を取り出して、シュルスクの果実と種を分けて入れた。俺達が作業を始めると、ワイバーンは飛び上がって何処かへ行ってしまった。きっと魔物を狩りに行ったに違いない。ここでワイバーンが動いてくれれば、近くに潜む魔物などはすぐに逃げ出すだろう。
この土地を安全な場所にするためにもワイバーンには頑張ってもらおう。俺は作業をするためにアースウォールで椅子とテーブルを作った。時間もある事だ。ゆっくり二人と話をしながら作業をしよう。
「シルフ、エミリアの事どう思う?」
「良い子だと思うよ。だけど少し心が弱いかな……」
「確かにね、俺達がしっかり育ててあげなければならないよ。陛下からも頼まれているしね」
シルフは小さな手でシュルスクの果実を割っている。
「サシャはエミリアの事が好きなの……?」
シャーロットは銀色の綺麗な髪をかきあげて俺に聞いた。
「別に好きっていう事はないけど、妹みたいで可愛いよね。一緒に居て落ち着く子だよ、エミリアは」
「そうね……彼女からは優しい魔力を感じる」
シャーロットは魔力で作り出した小さな鎌を使って器用にシュルスクを切り裂いている。彼女の鎌の扱いは完璧だ。大きさも強度も自由自在に変えられる彼女のデスサイズは本当に便利な魔法だな。
「シャーロット、その鎌って俺にも作ってもらえるかな」
「勿論良いわ。サシャだからね……他の人なら絶対触らせないわ」
俺は一度シャーロットの鎌を持ってみたかった。大鎌は危ないから小さな鎌にしてもらった。
『デスサイズ』
シャーロットが魔法を唱えると、机の上には小さな鎌が現れた。これでシュルスクを剥いてみよう。俺は小さな鎌を持ってシュルスクに当てると、力を入れていないにも拘らず、赤い小さな果実が裂けた。切れ味は抜群だな。
俺達はしばらく会話を楽しみながらシュルスクを剥いた。果実は保存ができる容器に仕舞い、種は土の中に植える事にした。俺はなるべく早く丈夫に育ちますようにと、シュルスクの種に魔力を注いでから土の中に植えた。
さて、今日の用事は全て終わった。後はエイブラハムと酒を飲んで城に帰るだけだ。仲間は復興の手伝いをしているのに俺達だけで酒を飲むのは少し申し訳ない気がするが、これは人脈探しのためだ。
それに、エイブラハムとは更に親交を深めて本拠地での出店を頼みたい。これも俺達騎士団のため……。俺は上空で獲物を探しているワイバーンを呼ぶと、すぐにアルテミシアに戻った。今日二回目のエイブラハムの店に着いた。俺達が店の扉を開けると、中からエイブラハムが物凄い勢いで駆けつけてきた。
「サシャ! 遅いぞ! さぁ行こう!」
そんなに酒が楽しみなのか、エイブラハム……。俺はエイブラハムの巨大な手でがっちりと肩を掴まれて酒場まで連れて行かれた。酒場はエイブラハムの店から歩いてすぐの場所にあった。酒場の扉を開けると、中には冒険者の様な身なりをした者や、市民などで溢れ返っていた。まだ早い時間なのにこんなに沢山の人が居るとは。俺達が店の中に入ると、俺の姿を見つけた冒険者達は駆け寄ってきた。
「ボリンガー様だ! 勇者様が来たぞ!」
「勇者様! いつも復興を手伝ってくれてありがとう!」
大げさだな。俺はただ酒を飲みに来ただけなのに。だが、既に俺の顔が知られているという事は、新しい人脈を探すには好都合だ。
店の中を見渡してみると、ざっと四十人ほどの客が居た。皆早い時間から酒を飲んだり談笑している様だ。店の奥には大きなカウンターがあり、カウンターの席には見慣れた後ろ姿があった。クラウディア? 俺がクラウディアを見つけると、彼女はふり返って俺を見た。
一人で酒か……。なんとなく寂しそうな顔をしているように見える。何か悩み事でもあるのだろうか。普段ならこの時間はゲルストナー達と復興の手伝いをしているはず。
「おお、クラウディアか!」
エイブラハムは巨体を揺らしてクラウディアの元に向かった。二人は知り合いなのだろうか? 俺はクラウディアとはほとんど話した事もないから気安く話しかけるのはよそう。一人でじっくり酒を飲みたい日だってあるだろう。俺は適当に空いている席を見つけて、シャーロットを隣に座らせた。シルフはいつも通り俺の膝の上に座っている。
「クラウディア、どうしたのかしら?」
「さぁね……何かあったのかな?」
シャーロットはクラウディアを心配そうに見つめている。俺はクラウディアの事はほとんど知らないけど、魔王軍との戦いでは仲間を守りながら戦ってくれたらしい、仲間を守ってくれた恩がある女性だ。
エイブラハムはクラウディアの肩に手を乗せて何やら話しをしている様だ。しばらく待っているとクラウディアは席から立ちあがってエイブラハムと共に俺達が座るテーブルに来た……。
土地は豊かな森林地帯だった。旗が立っている場所は平らな大地で、背の短い草が生えている。農業がしやすそうだな。この土地は上空から確認したが、小さな川も流れていて、緑が豊かだ。ここが俺達の町になるのか。今は建物も何もないただの土地だが、すぐに立派な町になるだろう。
「いい所ね。自然も豊かだし」
「ここは良い町になると思うよ。俺達の町が出来るのか……」
「楽しみだね! サシャ。明日からの授業もここでしよう!」
「そうしようか」
シルフは素敵な提案をしてくれた。それが良いだろう。もっとこの土地の事を知りたいし、この場所の方が魔法授業をしている場所よりも遥かに近い。自然も綺麗で魔物の気配も少ない。明日からは毎日ここに通おう……。
それから俺達は先ほど収穫したシュルスクを植える事にした。シュルスクの果実を剥いて中から種を取り出さなければならない。
「シルフ、シャーロット、手伝っておくれ」
俺はマジックバッグから適当な容器を取り出して、シュルスクの果実と種を分けて入れた。俺達が作業を始めると、ワイバーンは飛び上がって何処かへ行ってしまった。きっと魔物を狩りに行ったに違いない。ここでワイバーンが動いてくれれば、近くに潜む魔物などはすぐに逃げ出すだろう。
この土地を安全な場所にするためにもワイバーンには頑張ってもらおう。俺は作業をするためにアースウォールで椅子とテーブルを作った。時間もある事だ。ゆっくり二人と話をしながら作業をしよう。
「シルフ、エミリアの事どう思う?」
「良い子だと思うよ。だけど少し心が弱いかな……」
「確かにね、俺達がしっかり育ててあげなければならないよ。陛下からも頼まれているしね」
シルフは小さな手でシュルスクの果実を割っている。
「サシャはエミリアの事が好きなの……?」
シャーロットは銀色の綺麗な髪をかきあげて俺に聞いた。
「別に好きっていう事はないけど、妹みたいで可愛いよね。一緒に居て落ち着く子だよ、エミリアは」
「そうね……彼女からは優しい魔力を感じる」
シャーロットは魔力で作り出した小さな鎌を使って器用にシュルスクを切り裂いている。彼女の鎌の扱いは完璧だ。大きさも強度も自由自在に変えられる彼女のデスサイズは本当に便利な魔法だな。
「シャーロット、その鎌って俺にも作ってもらえるかな」
「勿論良いわ。サシャだからね……他の人なら絶対触らせないわ」
俺は一度シャーロットの鎌を持ってみたかった。大鎌は危ないから小さな鎌にしてもらった。
『デスサイズ』
シャーロットが魔法を唱えると、机の上には小さな鎌が現れた。これでシュルスクを剥いてみよう。俺は小さな鎌を持ってシュルスクに当てると、力を入れていないにも拘らず、赤い小さな果実が裂けた。切れ味は抜群だな。
俺達はしばらく会話を楽しみながらシュルスクを剥いた。果実は保存ができる容器に仕舞い、種は土の中に植える事にした。俺はなるべく早く丈夫に育ちますようにと、シュルスクの種に魔力を注いでから土の中に植えた。
さて、今日の用事は全て終わった。後はエイブラハムと酒を飲んで城に帰るだけだ。仲間は復興の手伝いをしているのに俺達だけで酒を飲むのは少し申し訳ない気がするが、これは人脈探しのためだ。
それに、エイブラハムとは更に親交を深めて本拠地での出店を頼みたい。これも俺達騎士団のため……。俺は上空で獲物を探しているワイバーンを呼ぶと、すぐにアルテミシアに戻った。今日二回目のエイブラハムの店に着いた。俺達が店の扉を開けると、中からエイブラハムが物凄い勢いで駆けつけてきた。
「サシャ! 遅いぞ! さぁ行こう!」
そんなに酒が楽しみなのか、エイブラハム……。俺はエイブラハムの巨大な手でがっちりと肩を掴まれて酒場まで連れて行かれた。酒場はエイブラハムの店から歩いてすぐの場所にあった。酒場の扉を開けると、中には冒険者の様な身なりをした者や、市民などで溢れ返っていた。まだ早い時間なのにこんなに沢山の人が居るとは。俺達が店の中に入ると、俺の姿を見つけた冒険者達は駆け寄ってきた。
「ボリンガー様だ! 勇者様が来たぞ!」
「勇者様! いつも復興を手伝ってくれてありがとう!」
大げさだな。俺はただ酒を飲みに来ただけなのに。だが、既に俺の顔が知られているという事は、新しい人脈を探すには好都合だ。
店の中を見渡してみると、ざっと四十人ほどの客が居た。皆早い時間から酒を飲んだり談笑している様だ。店の奥には大きなカウンターがあり、カウンターの席には見慣れた後ろ姿があった。クラウディア? 俺がクラウディアを見つけると、彼女はふり返って俺を見た。
一人で酒か……。なんとなく寂しそうな顔をしているように見える。何か悩み事でもあるのだろうか。普段ならこの時間はゲルストナー達と復興の手伝いをしているはず。
「おお、クラウディアか!」
エイブラハムは巨体を揺らしてクラウディアの元に向かった。二人は知り合いなのだろうか? 俺はクラウディアとはほとんど話した事もないから気安く話しかけるのはよそう。一人でじっくり酒を飲みたい日だってあるだろう。俺は適当に空いている席を見つけて、シャーロットを隣に座らせた。シルフはいつも通り俺の膝の上に座っている。
「クラウディア、どうしたのかしら?」
「さぁね……何かあったのかな?」
シャーロットはクラウディアを心配そうに見つめている。俺はクラウディアの事はほとんど知らないけど、魔王軍との戦いでは仲間を守りながら戦ってくれたらしい、仲間を守ってくれた恩がある女性だ。
エイブラハムはクラウディアの肩に手を乗せて何やら話しをしている様だ。しばらく待っているとクラウディアは席から立ちあがってエイブラハムと共に俺達が座るテーブルに来た……。
1
お気に入りに追加
1,403
あなたにおすすめの小説

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る
咲阿ましろ
ファンタジー
とある出来事をきっかけに仲間から戦力外通告を突きつけられ、パーティを追放された冒険者カイル。
だが、以前に善行を施した神様から『万物創生』のスキルをもらい、人生が一変する。
それは、便利な家具から大規模な土木工事、果てはモンスター退治用のチート武器までなんでも作ることができるスキルだった。
世界から見捨てられた『呪われた村』にたどり着いたカイルは、スキルを使って、美味しい料理や便利な道具、インフラ整備からモンスター撃退などを次々とこなす。
快適な楽園となっていく村で、カイルのスローライフが幕を開ける──。
●表紙画像は、ツギクル様のイラストプレゼント企画で阿倍野ちゃこ先生が描いてくださったヒロインのノエルです。大きな画像は1章4「呪われた村1」の末尾に載せてあります。(c)Tugikuru Corp. ※転載等はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる