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5 思い出したので、筋トレ!(4)
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「さて、どうしたものか……」
深夜のメイトランド公爵邸。
メイトランド公爵と公爵夫人であるソフィア、そしてその嫡男ディーンは、神妙な面持ちでティールームに座っていた。
「このまま婚約なんてことになったら、詐欺だと訴えられてしまいます!」
「愛があれば大丈夫ではないですか?」
楽観的なソフィアに対して、男性陣は暗い顔をしている。
「俺は先日、クリスからリディの好きな花を尋ねられました。会うたびリディの話題ばかりで……」
「明日、国王陛下に呼び出された。恐らくリディアのことだろう」
議題は我が国の王子、クリストファー殿下と、メイトランド公爵の愛娘リディアのことだ。明らかに殿下はリディアのことを気に入っている。婚約話になるのは時間の問題である。というより、明日陛下から直々に打診されるのではと戦々恐々としているのだ。
悩ましく頭を抱える男性陣とは裏腹に、思惑通りに事が進みそうな夫人だけは優雅に笑っている。
「お花が届いた上にご本人までお見舞いに来てくださったんですものね」
「しかもその時、リディとクリスをまた寝室で二人きりにさせたと聞きました!」
「な、何だって?!」
「だってクリストファー殿下がリディと二人で話をしたいって仰るんですもの♪」
「くっ……」
メイトランド公爵は、認めたくない現実に目を逸らしたかったが、ようやく顔を上げ事態を結論づけた。
「つまりはクリストファー殿下は、恐れ多くもリディアに好意を寄せてくださっている、ということだな」
「猫をかぶってますからね」
「日頃の教育の賜物ですわ」
クリストファー殿下は出会って早々にリディアが倒れてしまったがために、リディアはか弱い深窓の令嬢だと信じている。ソフィアの厳しい淑女教育のお陰で、リディアは表向きには令嬢らしく振る舞う事ができるようになっているし、まだ社交デビューもしていないこともあって、本当は剣を振るうようなお転婆令嬢だとはバレていない。
「クリスはリディに夢を見てる。危険です!」
「剣や魔法の訓練をして野山を駆け巡るような娘だと知れたら、我が家は取り潰しになるだろうか……」
だが、今まで取り繕っていたものを急に表に出すのも危険だ。社交界で猿のようなお転婆令嬢だと知れたら、それこそ嫁の貰い手がいなくなる。我が国筆頭公爵家としての威厳も保たねばならない。
「気にしなくて良いではありませんか。剣や魔法で自分が守れる、作法も完璧な公爵令嬢ですわ。家柄もよし、技量もよし、安心安全で、未来の王妃として素晴らしいことだとど思いますけど?」
「「うーん」」
メイトランド公爵家の深夜会議は、堂々巡りのまま、奥方が煮え切らない男性陣にイラついて眠るまで続いたのだった。
*
翌日、メイトランド公爵は国王陛下の御前にいた。
「我らが太陽、陛下におかれましては──」
「堅苦しい挨拶はいらぬ。顔を上げよ」
「はい」
公爵と国王陛下も、かつては悪友だと言われた腐れ縁である。気安いやりとりをしていた頃もあったが、メイトランド公爵が聖騎士団の団長に就任してからは、部下の手前、公私ともに国王は仕えるべき主として敬う態度になった。
国王陛下はそれが面白くないのか、堅苦しすぎる挨拶は最後まで言わせてくれないのだった。
「単刀直入に言おう。そなたの娘を、我が息子が気に入ったようだ」
「有り難き幸せにございます」
「そこで──」
「その! 我が娘ですが! 女神の啓示を賜りまして!」
メイトランド公爵は婚約話が進む前に、自身の娘が女神の言葉を聞いたことを暴露した。
それは娘がこの国にとって有益な存在であることを示すばかりか、王子の婚約者にすることの決定打とも言えるのにもかかわらず。
つまりは、娘のお転婆ぶりも、女神の啓示を受けられるというメリットで相殺してもらおうという作戦だ。
こうして二人の間では互いの子どもたちをいずれ婚約させることで合意した。
だが、女神の啓示が正しいのか分からぬ今は、婚約話はまだ保留という形になったのだった。
***
剣術と魔法の授業、そして何故か難易度アップした淑女教育をしながら二年が経った。
私は十二歳、お兄様は十四歳になり、お兄様は来年魔法学園に入園することが決まっている。
私たちの魔力量は格段に上がってきた。お父様によると、聖騎士団でも上位騎士レベルの魔力量らしい。
悪役令嬢と攻略対象者なので、チートなのかもしれないし、聖騎士団の騎士団長であるお父様の子どもであることが要因かもしれない。
剣術は、お兄様には劣るが、低級魔物であれば倒せる程度には上達した。お父様の方針でまだ一度も実践したことはないが、剣に火魔法を展開させ、目標を焼き切ることが出来るようになったのだ。
お兄様は嫡男でなければ聖騎士団に入団させたいとお父様が漏らすほどの腕前になっているので、私はまだまだだ。
ちなみにお兄様はチャラ男にはならず、まだまだ好青年のまま。お母様も健在。このままストーリーが変わってくれたらいいのだけれど。
ともかく、私たち兄妹は、それぞれの属性の最大級魔法まで取得し、『聖魔法』が使えるようになった! のだが。今、私は盛大にいじけている。
「むむぅー」
「リディ、まだ不貞腐れてるのか?」
「お兄様! だってお父様ったら、魔物が出る森には連れて行ってくださらないのよ!」
「森には低級魔物以上のヤツらも出没してるらしいからな。危険だとお考えなんだろ」
「わかっていますわ! でももう聖魔法も使えるのに! 実践を積まなくちゃ……!」
お母様が魔物に襲われる前に、もっと実力をつけたいのに! 焦っても仕方ないが、魔法が格段に上達した今、それを試したいと毎日訴えている。だが、お父様は一向に頷かないのだ。
今日もイライラを募らせながら、夕食後にお兄様と魔石に魔力をこめている。
魔力量は十分多くなってきたが、魔王戦に向けていくら力をつけても損はないはずだということで、夜に魔力を枯渇させてから寝る習慣を続けているのだ。
魔力量が増えた私たちは、毎日大量の魔石を産出している。ちなみにこの魔石は魔力のない領民の皆さんの元へ届けられ、有効活用してもらっている。魔石を使って火を起こすとか、お風呂とか、暖房がわりに使えたりするようだ。お兄様の土魔法入りの魔石は、畑で大活躍しているらしく、ここ数年の農作物の収穫量が過去最高を記録し続けているのだとか。やっぱりお兄様の方がすごくて気に入らない!
「お父様の~! 頑固者ー!!」
「ははッ。父上がいないからって八つ当たりするなよ」
「私だって! 森に行って! 修行が! したーーい!」
怒りを込めつつ魔石に魔力を注ぐ。いつも通り魔石が私の火魔法の色、赤色に染まっていく。いつもはそこで次の石に交換するのだが、怒りながら魔力を使ったせいで上手く調節できずにどんどん魔力を込めてしまった。
「~ッ!!」
「リディ?!」
気づけば火魔法の最大魔法レベルの力を込めてしまったようで、聖魔法を展開していた。思わぬ事態に魔法を止められず、石から手が離せない! 全身の毛が逆立ち、魔石が光を放つ。すると、魔石は赤から光沢のある白い石に変化していく。
「何、これ……」
「おい、リディ? 大丈夫か?!」
だが、私はお兄様の声に応えられず、またしても意識を手放したのだった。
深夜のメイトランド公爵邸。
メイトランド公爵と公爵夫人であるソフィア、そしてその嫡男ディーンは、神妙な面持ちでティールームに座っていた。
「このまま婚約なんてことになったら、詐欺だと訴えられてしまいます!」
「愛があれば大丈夫ではないですか?」
楽観的なソフィアに対して、男性陣は暗い顔をしている。
「俺は先日、クリスからリディの好きな花を尋ねられました。会うたびリディの話題ばかりで……」
「明日、国王陛下に呼び出された。恐らくリディアのことだろう」
議題は我が国の王子、クリストファー殿下と、メイトランド公爵の愛娘リディアのことだ。明らかに殿下はリディアのことを気に入っている。婚約話になるのは時間の問題である。というより、明日陛下から直々に打診されるのではと戦々恐々としているのだ。
悩ましく頭を抱える男性陣とは裏腹に、思惑通りに事が進みそうな夫人だけは優雅に笑っている。
「お花が届いた上にご本人までお見舞いに来てくださったんですものね」
「しかもその時、リディとクリスをまた寝室で二人きりにさせたと聞きました!」
「な、何だって?!」
「だってクリストファー殿下がリディと二人で話をしたいって仰るんですもの♪」
「くっ……」
メイトランド公爵は、認めたくない現実に目を逸らしたかったが、ようやく顔を上げ事態を結論づけた。
「つまりはクリストファー殿下は、恐れ多くもリディアに好意を寄せてくださっている、ということだな」
「猫をかぶってますからね」
「日頃の教育の賜物ですわ」
クリストファー殿下は出会って早々にリディアが倒れてしまったがために、リディアはか弱い深窓の令嬢だと信じている。ソフィアの厳しい淑女教育のお陰で、リディアは表向きには令嬢らしく振る舞う事ができるようになっているし、まだ社交デビューもしていないこともあって、本当は剣を振るうようなお転婆令嬢だとはバレていない。
「クリスはリディに夢を見てる。危険です!」
「剣や魔法の訓練をして野山を駆け巡るような娘だと知れたら、我が家は取り潰しになるだろうか……」
だが、今まで取り繕っていたものを急に表に出すのも危険だ。社交界で猿のようなお転婆令嬢だと知れたら、それこそ嫁の貰い手がいなくなる。我が国筆頭公爵家としての威厳も保たねばならない。
「気にしなくて良いではありませんか。剣や魔法で自分が守れる、作法も完璧な公爵令嬢ですわ。家柄もよし、技量もよし、安心安全で、未来の王妃として素晴らしいことだとど思いますけど?」
「「うーん」」
メイトランド公爵家の深夜会議は、堂々巡りのまま、奥方が煮え切らない男性陣にイラついて眠るまで続いたのだった。
*
翌日、メイトランド公爵は国王陛下の御前にいた。
「我らが太陽、陛下におかれましては──」
「堅苦しい挨拶はいらぬ。顔を上げよ」
「はい」
公爵と国王陛下も、かつては悪友だと言われた腐れ縁である。気安いやりとりをしていた頃もあったが、メイトランド公爵が聖騎士団の団長に就任してからは、部下の手前、公私ともに国王は仕えるべき主として敬う態度になった。
国王陛下はそれが面白くないのか、堅苦しすぎる挨拶は最後まで言わせてくれないのだった。
「単刀直入に言おう。そなたの娘を、我が息子が気に入ったようだ」
「有り難き幸せにございます」
「そこで──」
「その! 我が娘ですが! 女神の啓示を賜りまして!」
メイトランド公爵は婚約話が進む前に、自身の娘が女神の言葉を聞いたことを暴露した。
それは娘がこの国にとって有益な存在であることを示すばかりか、王子の婚約者にすることの決定打とも言えるのにもかかわらず。
つまりは、娘のお転婆ぶりも、女神の啓示を受けられるというメリットで相殺してもらおうという作戦だ。
こうして二人の間では互いの子どもたちをいずれ婚約させることで合意した。
だが、女神の啓示が正しいのか分からぬ今は、婚約話はまだ保留という形になったのだった。
***
剣術と魔法の授業、そして何故か難易度アップした淑女教育をしながら二年が経った。
私は十二歳、お兄様は十四歳になり、お兄様は来年魔法学園に入園することが決まっている。
私たちの魔力量は格段に上がってきた。お父様によると、聖騎士団でも上位騎士レベルの魔力量らしい。
悪役令嬢と攻略対象者なので、チートなのかもしれないし、聖騎士団の騎士団長であるお父様の子どもであることが要因かもしれない。
剣術は、お兄様には劣るが、低級魔物であれば倒せる程度には上達した。お父様の方針でまだ一度も実践したことはないが、剣に火魔法を展開させ、目標を焼き切ることが出来るようになったのだ。
お兄様は嫡男でなければ聖騎士団に入団させたいとお父様が漏らすほどの腕前になっているので、私はまだまだだ。
ちなみにお兄様はチャラ男にはならず、まだまだ好青年のまま。お母様も健在。このままストーリーが変わってくれたらいいのだけれど。
ともかく、私たち兄妹は、それぞれの属性の最大級魔法まで取得し、『聖魔法』が使えるようになった! のだが。今、私は盛大にいじけている。
「むむぅー」
「リディ、まだ不貞腐れてるのか?」
「お兄様! だってお父様ったら、魔物が出る森には連れて行ってくださらないのよ!」
「森には低級魔物以上のヤツらも出没してるらしいからな。危険だとお考えなんだろ」
「わかっていますわ! でももう聖魔法も使えるのに! 実践を積まなくちゃ……!」
お母様が魔物に襲われる前に、もっと実力をつけたいのに! 焦っても仕方ないが、魔法が格段に上達した今、それを試したいと毎日訴えている。だが、お父様は一向に頷かないのだ。
今日もイライラを募らせながら、夕食後にお兄様と魔石に魔力をこめている。
魔力量は十分多くなってきたが、魔王戦に向けていくら力をつけても損はないはずだということで、夜に魔力を枯渇させてから寝る習慣を続けているのだ。
魔力量が増えた私たちは、毎日大量の魔石を産出している。ちなみにこの魔石は魔力のない領民の皆さんの元へ届けられ、有効活用してもらっている。魔石を使って火を起こすとか、お風呂とか、暖房がわりに使えたりするようだ。お兄様の土魔法入りの魔石は、畑で大活躍しているらしく、ここ数年の農作物の収穫量が過去最高を記録し続けているのだとか。やっぱりお兄様の方がすごくて気に入らない!
「お父様の~! 頑固者ー!!」
「ははッ。父上がいないからって八つ当たりするなよ」
「私だって! 森に行って! 修行が! したーーい!」
怒りを込めつつ魔石に魔力を注ぐ。いつも通り魔石が私の火魔法の色、赤色に染まっていく。いつもはそこで次の石に交換するのだが、怒りながら魔力を使ったせいで上手く調節できずにどんどん魔力を込めてしまった。
「~ッ!!」
「リディ?!」
気づけば火魔法の最大魔法レベルの力を込めてしまったようで、聖魔法を展開していた。思わぬ事態に魔法を止められず、石から手が離せない! 全身の毛が逆立ち、魔石が光を放つ。すると、魔石は赤から光沢のある白い石に変化していく。
「何、これ……」
「おい、リディ? 大丈夫か?!」
だが、私はお兄様の声に応えられず、またしても意識を手放したのだった。
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