可憐な少女よりガチムチおじさんが圧倒的に性被害に遭う恐ろしい世界に迷い込んだ

汐崎えみや

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その日は、朝から使用人がバタバタと忙しなく動いていた。

「おまえと、おまえと……おまえ」

着飾らせたペット達を吟味して、3人ピックアップしたアテォロは、ついて来るよう告げてペットルームを出た。何にかはわからないが選ばれた3人に入ってしまった瀬野は、無言で後を追う。廊下を歩きながら、ルタは今何をしているかな……と、娘のように思っている少女に思いを馳せた。

連れて来られて以来の、屋敷の外。玄関前に停められた長い車に乗せられ、瀬野はシートに身を預けて目を閉じた。






連れて行かれたのは、とあるホテルの会場だった。
様々な容姿の人外生物と、着飾った人間達が入り乱れる。人外生物達はそれぞれ交流しながら、連れている人間を見せ合うような素振りをした。
ペットを3人連れたアテォロも、次々と声をかけられる。
値踏みするような視線が、瀬野の頭の天辺からつま先までを不快に舐め回した。

「*****」
「***、**ーー****」
「****ー****、*ーー」

なにやら盛り上がっている飼い主のそばで、方々から刺さる視線を総スルーして、遠くを見据える。微動だにせず無言で立っている瀬野とは対照的に、共に連れて来られた他の2人は、きょろきょろ会場内を見回して、何やら言葉を交わしていた。

「セノ、ご指名だ」

会話を切り上げたアテォロが、行けと言う風に親指を立てて振る。指された先で、赤いボディの人外生物が待ち構えていた。






腕を取られて、会場内の半個室に連れ込まれる。何が起こっているのかわからないまま、身を固くして様子をうかがっていると、瀬野を連れ込んだ赤い人外生物が股間を露出した。

「*****」

座り込んだ瀬野の口へ、ぐいぐい下腹部を押し付けてくる。まだ何もしていないのに緩く頭をもたげた男性器が、唇に擦り付けられた。

咥えろーーそう、言われているのだ。

瀬野は床の上で固く拳を握った。視線だけで、会場内を見回す。あちこちの半個室で、同じような状況に陥っている人外生物と人間が散見された。フェラチオどころか、すでに挿入にまで至っている組もいる。1対1でなく、複数で絡み合うものもいた。

そういうパーティーってことかよ……!

眉間にしわを寄せ、心内で吐き捨てる。
心底嫌だ。軽蔑する。本当に、まじで、嫌すぎる。
しかし、瀬野には、従う以外の選択肢がなかった。

「*ー**、***」

せめてもの抵抗に、焦らすようにゆったりと口を開ける。開ききるのを待ち切れないとばかりに、途中で亀頭を含まされた。大きく口を開いて迎え入れると、褒めているのか頭を撫でられる。

「***ー*、****」

頭を固定され、オナホールでも使うように身勝手に腰を振られても、瀬野は生理的な涙を浮かべながら耐えた。

ルタが、こんな目に遭わずに済むのなら。
こんな地獄に、ルタが身を堕とさずに済むのなら。

何が、最悪の結果に繋がるかわからない。
脅しは、実行しなければ意味がない。
ルタには瀬野の人質として、極上の価値がある。
彼女を守るためなら、瀬野は、なんだって。なんだって。

「***ッ゛!」

勢いよく突き入れられ、喉の奥でぶちまけられた。どろりとした精液を、数回に分けて飲み下す。

「**~」

口を開けて余さず飲み込んだことを確認させると、人外生物は喜んでわちゃわちゃ瀬野を撫で回した。

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