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気付かない振りして

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やだ、終わらないで。
気持ち良いよぉ。
離れたくなくて先輩に抱きついた。
俺も何度もイッたし先輩のも俺の中に熱く感じる。
終わりたくない。
そんな思いで
足で先輩の腰を挟んだ。

「まだ続けるきかよ」

「ん、先輩出来る?」

抱きついたまま先輩の耳元で囁く。
先輩の汗が流れるのが視界に入る。

「芯次第だな」

「俺まだ沢山したい、もっとちょーだぃ」

先輩の首筋を流れる汗を舌で舐め取った。
先輩の全部が欲しい、汗も唾液も精液も全部俺のもの。
もう誰も、他の人にはあげないで。
俺だけにして。
俺の気持ちが身体に伝わりキュッと先輩を締め付けた。

「くっ」
 
先輩の顔が歪んだ。
そうさせているのが自分なんだと思うと嬉しい。
先輩の顔を掌で包み唇に導く。
触れるだけのものから次第にお互いの唾液を交換するような激しいものに変わる。先輩が動き出してもキスはやめられない「んぁっんんあんん」と声が漏れれば唇が離れまいと腕を首に回す。
唇も先輩のも離したくない。
何度放たれたかわからない量を受け止める。
お腹一杯で苦しい。
ズルっと抜かれドロっと液体がお尻を伝う。
ダメ流れちゃうと思い手で押さえた。

「シャワー浴びるか」

「ん」

少し動くだけでお尻のものが存在を主張してくる。
お尻をキュッとしめ内股で歩く姿の俺を後ろから抱き締めてきた。

「どうしたの?」

「ふっ、後ろ姿いいなって思っただけだ」

廊下を裸で抱き合うなんて冷静になれば絶対にやらないことなのに、先輩とならなんでも出来ちゃう。
俺、結構ヤバくなってるのかも。
二人でお風呂場に向かいシャワーで全身を流す。
当然お尻のを綺麗にしてくれるのは先輩。

「んふんんふっんんんふぅん」

抵抗する気は全く無いが浴室は声が反響するので口許を押さえるきは全く無いが手で隠す仕草はしてみた。

「尻洗ってるだけで気持ち良さそうだよな、いつも」

「ぁっ」

バレてた。
恥ずかしい。
ちらっと先輩を見ればニヤついた顔が近くにあった。

「ん゛ー、そういうのは気付かない振りしてよ」

「んーなら気付かない振りでこのまま風呂場を出るか?」

ん゛ー、俺の事分かってる癖にそう言うことを。
して欲しいに決まってるのにぃ。
顔を背け近くにあった先輩の腕を軽く噛んだ。

「はは、まだ出来んのかよ?」

「出来る」

…かは分かんないけど、したい。
片足を抱えられ密着した体勢になる。

「最近身体、柔らかくなったな」

「そう、かな?」

「あぁ、この体勢好きだろ」

「ん、好きかも」

「俺も」

キスを繰り返し先輩のが奥まで来る。
さっきまで入っていたのですんなり受け入れられた。
不安定さを先輩が抱き止めてくれる。
俺は安心して先輩を感じられた。

「芯」

名前を呼ばれれば真剣な顔の先輩と目があった。

「芯の中すげぇ気持ちいぃ、もう他のヤツと出来ないなっ」

「…他の人ともうしないでね」

「…できねぇよ」

その言葉が嬉しすぎてイってしまった。






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