173 / 177
あぁ…
しおりを挟む
目覚めると裸のエストレヤを抱き抱えていた。
「…現実だったか…」
一気に目が覚め、夢だと思っていたものは全て現実だった。
この態勢はエストレヤ首、痛めんだよな…。
優しく寝かせ、エストレヤの中から引き抜いた。
まだ眠り続けているところをみると、やはり疲れはたまっているのだろう。
それでも目覚めるとしたくなる…。
魔法液が犯罪に使われた場合、大罪であると説明されたが今なら理解できる。
本当に、恐ろしい。
百パーセント妊娠薬じゃねぇか。
麻薬と同じ、薬と紙一重だな。
「一瓶で効かなければ二瓶で」と説明もあったが、エストレヤは効きやすい体質なのかもしれない。
エストレヤの体力を考えると、沢山は無理でも二人…三人…四人欲しいなぁ。
五人でも問題なし。
何日もこんな生活を続けていると魔法液の効果が切れるのを願っていたのが、
いつの間にか効果が薄れていくエストレヤに寂しさを感じ出す。
欲情する頻度も減り始め、人間は我が儘なもので初日の頃のように求めて欲しいと願い出す。
俺が眠っている間に俺を使って一人エッチするエストレヤに再び会いたくなった
。
妊娠してなかったら、また延長だよな…。
「んっん…んー」
「起きたか?」
「んー…アティ…うふふ」
「どうした?」
「んふふ、すごぉく幸せな夢見たのっ」
「どんな?」
「…ひみつ」
顔を染めなから答える姿に、先程の事が甦る。
エストレヤもあれを夢だと思っているのか?
それでも良い、エストレヤは「幸せな夢」といったから。
「俺もすげぇ良い夢見た。」
「アティも?」
「あぁ、気持ちよくて最高な夢。また見たいな。」
「ぅん、いつかまた見れるよ。」
「…エストレヤァ」
のし掛かるように抱き締めた。
「…エッチな気分は?」
「んー?今は落ち着いてるっ」
エストレヤは子供をあやすように俺の背中をポンポンと撫でた。
「………」
「どうしたの?」
「淋しい…」
「ん~」
「…エストレヤ…エッチな気分になって。」
駄々を捏ねるようにエストレヤに強請った。
「…ぅん…ァティ…」
「………」
「アティ…エッチな…気分になっちゃった…」
エストレヤの声が照れていた。
「…本当?」
「ぅん本当。」
エストレヤを見れば、恥ずかしそうに頷いた。
「なら、する?」
「ぅん…する」
エストレヤの手が俺の背から滑り落ちていくので、捕まえた。
キラリと左薬指が光輝いた。
王子がお姫様の手の甲に口付けを落とすように、エストレヤの結婚指輪にキスをした。
「エストレヤは俺の妻だ。」
「…ぅん」
「エストレヤ グラキエス公爵夫人」
「………はぃ」
「あの日の誓い、良いか?」
「…ぅん」
俺の手からするりと抜けそうだったので、逃がさず捕まえれば俺の意図を察し、俺の指を掴んだままエストレヤは自身の指輪に口付けた。
俺達は視線が絡むのが合図のように唇を重ね、エストレヤの身体中にキスしていく。
下腹部の淫紋は消え去り、少し淋しくもあった。
再び現れないかと未練がましく淫らに舐め続けたが、現れることはなく魔法液の無い俺達本来の姿でエッチを行った。
「…現実だったか…」
一気に目が覚め、夢だと思っていたものは全て現実だった。
この態勢はエストレヤ首、痛めんだよな…。
優しく寝かせ、エストレヤの中から引き抜いた。
まだ眠り続けているところをみると、やはり疲れはたまっているのだろう。
それでも目覚めるとしたくなる…。
魔法液が犯罪に使われた場合、大罪であると説明されたが今なら理解できる。
本当に、恐ろしい。
百パーセント妊娠薬じゃねぇか。
麻薬と同じ、薬と紙一重だな。
「一瓶で効かなければ二瓶で」と説明もあったが、エストレヤは効きやすい体質なのかもしれない。
エストレヤの体力を考えると、沢山は無理でも二人…三人…四人欲しいなぁ。
五人でも問題なし。
何日もこんな生活を続けていると魔法液の効果が切れるのを願っていたのが、
いつの間にか効果が薄れていくエストレヤに寂しさを感じ出す。
欲情する頻度も減り始め、人間は我が儘なもので初日の頃のように求めて欲しいと願い出す。
俺が眠っている間に俺を使って一人エッチするエストレヤに再び会いたくなった
。
妊娠してなかったら、また延長だよな…。
「んっん…んー」
「起きたか?」
「んー…アティ…うふふ」
「どうした?」
「んふふ、すごぉく幸せな夢見たのっ」
「どんな?」
「…ひみつ」
顔を染めなから答える姿に、先程の事が甦る。
エストレヤもあれを夢だと思っているのか?
それでも良い、エストレヤは「幸せな夢」といったから。
「俺もすげぇ良い夢見た。」
「アティも?」
「あぁ、気持ちよくて最高な夢。また見たいな。」
「ぅん、いつかまた見れるよ。」
「…エストレヤァ」
のし掛かるように抱き締めた。
「…エッチな気分は?」
「んー?今は落ち着いてるっ」
エストレヤは子供をあやすように俺の背中をポンポンと撫でた。
「………」
「どうしたの?」
「淋しい…」
「ん~」
「…エストレヤ…エッチな気分になって。」
駄々を捏ねるようにエストレヤに強請った。
「…ぅん…ァティ…」
「………」
「アティ…エッチな…気分になっちゃった…」
エストレヤの声が照れていた。
「…本当?」
「ぅん本当。」
エストレヤを見れば、恥ずかしそうに頷いた。
「なら、する?」
「ぅん…する」
エストレヤの手が俺の背から滑り落ちていくので、捕まえた。
キラリと左薬指が光輝いた。
王子がお姫様の手の甲に口付けを落とすように、エストレヤの結婚指輪にキスをした。
「エストレヤは俺の妻だ。」
「…ぅん」
「エストレヤ グラキエス公爵夫人」
「………はぃ」
「あの日の誓い、良いか?」
「…ぅん」
俺の手からするりと抜けそうだったので、逃がさず捕まえれば俺の意図を察し、俺の指を掴んだままエストレヤは自身の指輪に口付けた。
俺達は視線が絡むのが合図のように唇を重ね、エストレヤの身体中にキスしていく。
下腹部の淫紋は消え去り、少し淋しくもあった。
再び現れないかと未練がましく淫らに舐め続けたが、現れることはなく魔法液の無い俺達本来の姿でエッチを行った。
34
お気に入りに追加
1,868
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
実家から絶縁されたので好きに生きたいと思います
榎夜
ファンタジー
婚約者が妹に奪われた挙句、家から絶縁されました。
なので、これからは自分自身の為に生きてもいいですよね?
【ご報告】
書籍化のお話を頂きまして、31日で非公開とさせていただきますm(_ _)m
発売日等は現在調整中です。
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる