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あぁ…
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目覚めると裸のエストレヤを抱き抱えていた。
「…現実だったか…」
一気に目が覚め、夢だと思っていたものは全て現実だった。
この態勢はエストレヤ首、痛めんだよな…。
優しく寝かせ、エストレヤの中から引き抜いた。
まだ眠り続けているところをみると、やはり疲れはたまっているのだろう。
それでも目覚めるとしたくなる…。
魔法液が犯罪に使われた場合、大罪であると説明されたが今なら理解できる。
本当に、恐ろしい。
百パーセント妊娠薬じゃねぇか。
麻薬と同じ、薬と紙一重だな。
「一瓶で効かなければ二瓶で」と説明もあったが、エストレヤは効きやすい体質なのかもしれない。
エストレヤの体力を考えると、沢山は無理でも二人…三人…四人欲しいなぁ。
五人でも問題なし。
何日もこんな生活を続けていると魔法液の効果が切れるのを願っていたのが、
いつの間にか効果が薄れていくエストレヤに寂しさを感じ出す。
欲情する頻度も減り始め、人間は我が儘なもので初日の頃のように求めて欲しいと願い出す。
俺が眠っている間に俺を使って一人エッチするエストレヤに再び会いたくなった
。
妊娠してなかったら、また延長だよな…。
「んっん…んー」
「起きたか?」
「んー…アティ…うふふ」
「どうした?」
「んふふ、すごぉく幸せな夢見たのっ」
「どんな?」
「…ひみつ」
顔を染めなから答える姿に、先程の事が甦る。
エストレヤもあれを夢だと思っているのか?
それでも良い、エストレヤは「幸せな夢」といったから。
「俺もすげぇ良い夢見た。」
「アティも?」
「あぁ、気持ちよくて最高な夢。また見たいな。」
「ぅん、いつかまた見れるよ。」
「…エストレヤァ」
のし掛かるように抱き締めた。
「…エッチな気分は?」
「んー?今は落ち着いてるっ」
エストレヤは子供をあやすように俺の背中をポンポンと撫でた。
「………」
「どうしたの?」
「淋しい…」
「ん~」
「…エストレヤ…エッチな気分になって。」
駄々を捏ねるようにエストレヤに強請った。
「…ぅん…ァティ…」
「………」
「アティ…エッチな…気分になっちゃった…」
エストレヤの声が照れていた。
「…本当?」
「ぅん本当。」
エストレヤを見れば、恥ずかしそうに頷いた。
「なら、する?」
「ぅん…する」
エストレヤの手が俺の背から滑り落ちていくので、捕まえた。
キラリと左薬指が光輝いた。
王子がお姫様の手の甲に口付けを落とすように、エストレヤの結婚指輪にキスをした。
「エストレヤは俺の妻だ。」
「…ぅん」
「エストレヤ グラキエス公爵夫人」
「………はぃ」
「あの日の誓い、良いか?」
「…ぅん」
俺の手からするりと抜けそうだったので、逃がさず捕まえれば俺の意図を察し、俺の指を掴んだままエストレヤは自身の指輪に口付けた。
俺達は視線が絡むのが合図のように唇を重ね、エストレヤの身体中にキスしていく。
下腹部の淫紋は消え去り、少し淋しくもあった。
再び現れないかと未練がましく淫らに舐め続けたが、現れることはなく魔法液の無い俺達本来の姿でエッチを行った。
「…現実だったか…」
一気に目が覚め、夢だと思っていたものは全て現実だった。
この態勢はエストレヤ首、痛めんだよな…。
優しく寝かせ、エストレヤの中から引き抜いた。
まだ眠り続けているところをみると、やはり疲れはたまっているのだろう。
それでも目覚めるとしたくなる…。
魔法液が犯罪に使われた場合、大罪であると説明されたが今なら理解できる。
本当に、恐ろしい。
百パーセント妊娠薬じゃねぇか。
麻薬と同じ、薬と紙一重だな。
「一瓶で効かなければ二瓶で」と説明もあったが、エストレヤは効きやすい体質なのかもしれない。
エストレヤの体力を考えると、沢山は無理でも二人…三人…四人欲しいなぁ。
五人でも問題なし。
何日もこんな生活を続けていると魔法液の効果が切れるのを願っていたのが、
いつの間にか効果が薄れていくエストレヤに寂しさを感じ出す。
欲情する頻度も減り始め、人間は我が儘なもので初日の頃のように求めて欲しいと願い出す。
俺が眠っている間に俺を使って一人エッチするエストレヤに再び会いたくなった
。
妊娠してなかったら、また延長だよな…。
「んっん…んー」
「起きたか?」
「んー…アティ…うふふ」
「どうした?」
「んふふ、すごぉく幸せな夢見たのっ」
「どんな?」
「…ひみつ」
顔を染めなから答える姿に、先程の事が甦る。
エストレヤもあれを夢だと思っているのか?
それでも良い、エストレヤは「幸せな夢」といったから。
「俺もすげぇ良い夢見た。」
「アティも?」
「あぁ、気持ちよくて最高な夢。また見たいな。」
「ぅん、いつかまた見れるよ。」
「…エストレヤァ」
のし掛かるように抱き締めた。
「…エッチな気分は?」
「んー?今は落ち着いてるっ」
エストレヤは子供をあやすように俺の背中をポンポンと撫でた。
「………」
「どうしたの?」
「淋しい…」
「ん~」
「…エストレヤ…エッチな気分になって。」
駄々を捏ねるようにエストレヤに強請った。
「…ぅん…ァティ…」
「………」
「アティ…エッチな…気分になっちゃった…」
エストレヤの声が照れていた。
「…本当?」
「ぅん本当。」
エストレヤを見れば、恥ずかしそうに頷いた。
「なら、する?」
「ぅん…する」
エストレヤの手が俺の背から滑り落ちていくので、捕まえた。
キラリと左薬指が光輝いた。
王子がお姫様の手の甲に口付けを落とすように、エストレヤの結婚指輪にキスをした。
「エストレヤは俺の妻だ。」
「…ぅん」
「エストレヤ グラキエス公爵夫人」
「………はぃ」
「あの日の誓い、良いか?」
「…ぅん」
俺の手からするりと抜けそうだったので、逃がさず捕まえれば俺の意図を察し、俺の指を掴んだままエストレヤは自身の指輪に口付けた。
俺達は視線が絡むのが合図のように唇を重ね、エストレヤの身体中にキスしていく。
下腹部の淫紋は消え去り、少し淋しくもあった。
再び現れないかと未練がましく淫らに舐め続けたが、現れることはなく魔法液の無い俺達本来の姿でエッチを行った。
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