155 / 177
リーヴェス アフェーレ
しおりを挟む
ソファで休ませたいのに、アティランは暴れだす。
得たいの知れない薬を飲まされれば当然の反応だ。
貴族であればどうなるのか朦朧としていても分かったのだろう。
落ち着かせるために抱き締め、私だと分かるよう顔を近づけた。
それでもアティランは暴れ、何かを私に伝えようと必死だった。
だが、そんな状態では舌を噛んでしまうと思い咄嗟に私の舌を滑り込ませた。
アティランになら舌を噛みちぎられても構わなかった。
私が仕出かしたこと、私が責任を取らなければ。
無理矢理にでも私は舌を捩じ込ませた。
「う゛っぐっむ゛ん゛ん゛ぐっ」
こんな醜い形でアティランとキスすることになるとは思わなかった。
幸せなんて一切感じず苦い思い出となるだろう。
次第にアティランは落ち着き始めるも、アティランの中心が反応を見せてきた。
アティランの身体から力が抜け床に倒れてしまった。
それだけでなく、口を開け私を魅了しだした。
私の事が理解出来たのか、それとも媚薬で誰にでも欲情しているのかキスを求め始めた。
私は誘われるまま、アティランの唇に重なった。
舌を差し出すと抵抗なく私を受け入れ始めた。
私の事が分かっているようだった。
漸く私たちは正直になれるんだな。
窮屈そうにズボンを押し上げているアティランに触れた。
私の手に応えるよう素直に感じ、続きを求めているようだった。
微かに真面目なアティランが見え隠れするも、欲求には抗えないようで可愛かった。
アティランはこんなにも可愛かったんだな。
もっと早くにこうしたかった。
あれとは婚約解消となるだろう。
私がいけなかったばかりに一度婚約解消させ新たな婚約者とも再び婚約解消させてしまうなんて、申し訳ない。
きっと慰謝料など請求されるだろう。
それは、私が肩代わりする。
婚約解消の際も相手はきっとごねるだろうから私が悪者になろう。
アティランの為ならそんなこと何でもない。
アティランの為なら悪者になっても構わない。
熱を持ち始めたアティランが苦しそうで、ボタンを外していく。
私との行為に興奮してか、アティランは更に息を荒くしていた。
私も焦ってアティランを傷つけたくはない。
優しく落ち着かせるように心臓にキスをすれば、私からの快感を噛み締めるように瞼を閉じて感じていた。
「…エストレヤ」
「………」
アティランはきっと彼に申し訳ないと思っているのだろう。
私もその罪を共に償う。
今はその事を忘れ快楽に溺れていろ。
アティランの意識を私に集中させるべく、痛みにも似た刺激を送った。
頭から罪の意識が消えたのだろう、私に意識を向けたのが分かった。
その証拠に素直に快楽を受け入れ出し、気持ち良さそうな表情に変わる。
「はぁはぁんっんふぁんっんふぅっんんっん」
アティランの喘ぎ声は興奮する。
あの真面目で堅物なアティランが私の愛撫に感じでいる。
この可愛らしい胸も私に食べられたくて存在をアピールし「初めまして」とアティランの胸に挨拶をした。
アティランの身体は綺麗だ。
例えあれに汚されていたとしてもアティランは美しかった。
私の愛に応えようと必死に主張するアティランのモノが可愛く、無視することは出来なかった。
私が触れれば「もっとして」「ちゃんと触って」とせがまれた。
アティランは早く私が欲しいようだった。
もしかしたら、アティランは私に初めてを捧げるために、慣れない抱く側を演じていたのかもしれない…。
なんて健気なんだ。
私はそんなにもアティランに愛されていたんだな。
アティラン…私も愛してる。
得たいの知れない薬を飲まされれば当然の反応だ。
貴族であればどうなるのか朦朧としていても分かったのだろう。
落ち着かせるために抱き締め、私だと分かるよう顔を近づけた。
それでもアティランは暴れ、何かを私に伝えようと必死だった。
だが、そんな状態では舌を噛んでしまうと思い咄嗟に私の舌を滑り込ませた。
アティランになら舌を噛みちぎられても構わなかった。
私が仕出かしたこと、私が責任を取らなければ。
無理矢理にでも私は舌を捩じ込ませた。
「う゛っぐっむ゛ん゛ん゛ぐっ」
こんな醜い形でアティランとキスすることになるとは思わなかった。
幸せなんて一切感じず苦い思い出となるだろう。
次第にアティランは落ち着き始めるも、アティランの中心が反応を見せてきた。
アティランの身体から力が抜け床に倒れてしまった。
それだけでなく、口を開け私を魅了しだした。
私の事が理解出来たのか、それとも媚薬で誰にでも欲情しているのかキスを求め始めた。
私は誘われるまま、アティランの唇に重なった。
舌を差し出すと抵抗なく私を受け入れ始めた。
私の事が分かっているようだった。
漸く私たちは正直になれるんだな。
窮屈そうにズボンを押し上げているアティランに触れた。
私の手に応えるよう素直に感じ、続きを求めているようだった。
微かに真面目なアティランが見え隠れするも、欲求には抗えないようで可愛かった。
アティランはこんなにも可愛かったんだな。
もっと早くにこうしたかった。
あれとは婚約解消となるだろう。
私がいけなかったばかりに一度婚約解消させ新たな婚約者とも再び婚約解消させてしまうなんて、申し訳ない。
きっと慰謝料など請求されるだろう。
それは、私が肩代わりする。
婚約解消の際も相手はきっとごねるだろうから私が悪者になろう。
アティランの為ならそんなこと何でもない。
アティランの為なら悪者になっても構わない。
熱を持ち始めたアティランが苦しそうで、ボタンを外していく。
私との行為に興奮してか、アティランは更に息を荒くしていた。
私も焦ってアティランを傷つけたくはない。
優しく落ち着かせるように心臓にキスをすれば、私からの快感を噛み締めるように瞼を閉じて感じていた。
「…エストレヤ」
「………」
アティランはきっと彼に申し訳ないと思っているのだろう。
私もその罪を共に償う。
今はその事を忘れ快楽に溺れていろ。
アティランの意識を私に集中させるべく、痛みにも似た刺激を送った。
頭から罪の意識が消えたのだろう、私に意識を向けたのが分かった。
その証拠に素直に快楽を受け入れ出し、気持ち良さそうな表情に変わる。
「はぁはぁんっんふぁんっんふぅっんんっん」
アティランの喘ぎ声は興奮する。
あの真面目で堅物なアティランが私の愛撫に感じでいる。
この可愛らしい胸も私に食べられたくて存在をアピールし「初めまして」とアティランの胸に挨拶をした。
アティランの身体は綺麗だ。
例えあれに汚されていたとしてもアティランは美しかった。
私の愛に応えようと必死に主張するアティランのモノが可愛く、無視することは出来なかった。
私が触れれば「もっとして」「ちゃんと触って」とせがまれた。
アティランは早く私が欲しいようだった。
もしかしたら、アティランは私に初めてを捧げるために、慣れない抱く側を演じていたのかもしれない…。
なんて健気なんだ。
私はそんなにもアティランに愛されていたんだな。
アティラン…私も愛してる。
22
お気に入りに追加
1,868
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
実家から絶縁されたので好きに生きたいと思います
榎夜
ファンタジー
婚約者が妹に奪われた挙句、家から絶縁されました。
なので、これからは自分自身の為に生きてもいいですよね?
【ご報告】
書籍化のお話を頂きまして、31日で非公開とさせていただきますm(_ _)m
発売日等は現在調整中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる