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四章 物語は終盤へ
忘れてなんて…ぁっ…その…ごめんなさい
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旦那さん達を見送ってからいつものように赤ちゃん達のご飯を済ませお昼寝させ三時にはティータイム…。
その後は赤ちゃん達が一斉に起きるので皆でお散歩をしていた。
今日はいい天気で気持ちがいい。
風邪を引くといけないので屋敷に戻りのんびり過ごしていると、お客様がいらしたようで使用人が慌てていた。
今日は誰かの訪問なんて約束はしていない。
突然の来客だった。
「奥様っ」
「はぃ」
なんだろう…突然の来客は心の準備が出来ておらず不吉な報せを連想してしまう…。
「お客様がおみえです。」
「…お客様…誰だろう?」
「レノック エルマー様とおっしゃる方です。」
「レノック…エルマー…様?…ぁっ」
脳がきゅぅっと反応した。
…本当に来ちゃった…どうしよう…。
レノック エルマー様って去年唯一僕に卒業おめでとうございますって言ってくれた彼…。
婚約して欲しいって言われて…僕ずっと先伸ばしにしていた石鹸の彼だよね?
既にエルマー様は応接室に案内されていた。
がちゃ
扉を開けるとソファには想像していた彼が座っていた。
僕が現れると立ち上がり、彼の大きさにやはり圧倒された。
「おっお待たせしてしまいました…。」
「いえっお久しぶりです、フィンコック様。」
「…お久しぶりです…」
久し振りに会った彼はあの時と同じ…いや更に大きく感じる。
ライ達よりも大きい彼。
威圧感があるので座るように促した。
「今日って…」
「卒業式でした。」
「おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「…ん?今日が卒業式なんですよね?パーティーは?」
卒業式の後ってパーティーの為に正装するんだよね?
辺境まで…というか王都からここまで…早くない?
馬で来たの?
それだと卒業パーティーに間に合わないんじゃ?
「欠席しました。少しでも早く会いたかったので。」
僕が先伸ばしにしてしまった為に彼は学園最後の思い出を…。
「………。」
「俺はあれからフィンコック様だけを考えて来ました。貴方以外欲しくないっ。お願いです、俺と結婚…いえ、愛人にしてください。」
愛人なんて作る気はない…。
それよりも…。
「…僕には既に五人も…」
「知っています。俺の母も二人いてそれぞれに子供がいます。」
旦那さんが居ますよって言う前に遮られた…。
この世界では愛人と言うものは普通でも僕にとってはやはり複雑な家庭環境だと思う。
五人も旦那がいる人間が「愛人」という言葉に怯むのも可笑しな事だけど、愛人ってのは…抵抗がある。
「…嫌じゃなかったの?」
「…母は苦しんでいました。」
「ならっ」
この世界の人も愛人や重婚が認められているとはいえ、傷つくよね…。
だったら尚更六番目なんて選んでほしくない。
「俺は愛した貴方と一緒になれるなら何番目でも構いません。」
「…エルマー様は貴族なんですよね…あのぅ…跡継ぎとか色々と…。」
「俺は二番目なので…。家は男爵家で主に商いをしています。継ぐのは兄なので、俺は家とは距離を置き自身の商会を持つつもりです。」
「そうなんですね。自分の商会を持つだなんて格好いい。」
「…やはりフィンコック様は変わってますね。」
「変わって…る?」
「男爵家と聞いても偏見がない所とか、実家とは距離を置き商会を持つと言うことは俺は平民になると言うことなのに格好いいなんて。」
そうなんだ?
爵位は…未だに日本の感覚が残っていてあまりピンとこないんだよね。
それに、その年で自分の会社を持つなんて簡単なことじゃないのに宣言できるのは純粋にすごいと思うから…。
「貴族や平民って事よりも、お互いに一緒にいたいかどうかだと思います。」
「…俺はフィンコック様と一緒に居たいんです。愛してます。側にいさせてはくれませんか?」
「………。」
「安心してください、俺は近くに家を買います。ここに住んでフィンコック様を困らせたくはありません。たまに一緒に過ごすだけで幸せです。」
それは幸せって言うのかな?
僕はずっと側にいたいって思う。
「……お母様の…ご家族はこの事を知っているんですか?」
「はい。父は平民で商人をしていて俺の母と結婚し母方の爵位である男爵を継ぎました。結婚し二年経っても子供が出来なかったので平民の愛人を招き入れ、すぐに兄が生まれたんです。母と父は仲は良いですが愛人とは良好とは言えませんでした。諦めきれずに居たところ四年後に俺が生まれました。本妻に子供がいない事で愛人を作り招き入れ、本妻に子供が出来たから愛人を捨てるというのは父には出来ず歪な家族になりました。男爵という地位は俺の母の爵位なので俺が継ぐのが正当ですが兄は諦めていないんです。俺は別に貴族でなくても構わないと思ってます、これ以上家族が破綻するよりかはこれまでの…家族で…。兄は既に父の仕事を手伝い人脈を広げ商人と男爵家を継ぐつもりで動いています。なので今から俺が男爵を継ぐとなれば様々なところで混乱が生じるので家を出ることにしました。なのでフィンコック様の愛人になれるなら俺は一緒に住めなくても構いません、喩え結婚できなくてもサンチェスター伯爵の領地にお世話になりたいと…フィンコック様のお側にいられるなら…充分です。」
「…嫌です…」
「…愛人は嫌と言うことですか?」
「愛人は嫌です。」
「…そう…ですか…。」
「僕は結婚したら皆で住みます。ずっと一緒にいたいので…側にいてくれなきゃ僕が嫌です。」
「結婚?俺と結婚していただけるんですか?」
「…六人目になっちゃうんですよ?お母様よりも辛い思いをすると思います。なら、貴方だけを見てくれる人を探した方が…。」
「フィンコック様を愛してます。嬉しそうにうちの石鹸を抱えていた貴方が良いです。」
「…僕以外にも喜んでいる人はいるかと。それに僕が在学中、石鹸が売り切れることは何度か有りました…それだけの生徒に必要とされているんです。エルマー様の知らないところで…。」
「はい、それら全てはフィンコック様のおかげです。」
「僕…」
以前も言ってくれたが僕はあの石鹸が好きとは言ったが宣伝をしたつもりはない。もしかしたらエルマー様は誰かと勘違いしているのかもしれない。
「食堂でフィンコック様が話す石鹸の話を聞いた人間から一気に広まり人気になりました。」
「それだけでは…。」
それはただの偶然…。
「いえ、フィンコック様です。売店の人に聞きました。フィンコック様より前に買った人はいないと。ありがとうございます。」
「いえ、僕ではなく石鹸が良かったからで当然の結果ですよ。エルマー様が素晴らしいものを作り上げたからです。」
「俺はフィンコック様に恩返しがしたいです、人生をかけて。」
「結婚という選択を取らなくても…」
「俺は結婚するならフィンコック様だけです。家庭環境から結婚をするつもりはありませんでしたから。初めて結婚したいと思える人に巡り会えました。」
「あの…僕が結婚しないって言ったら…。」
「俺は生涯独身です。これはフィンコック様を脅しているわけではなく、もともと決めていたんです。」
そんなこと言われると断りづらい…。
誰とも結婚しないなんて…。
それに僕は彼から一年も逃げちゃってるわけだし。
「あの…五人の旦那様に相談してもいいですか?」
「はい、勿論。」
「…今日はこの後どうなさるんですか?」
「近くの宿に泊まるつもりです。屋敷に帰るつもりはないので。」
こんなに大きな身体で怖いものなんて無さそうな人なのに、家に帰りたくないなんてそんなの辛い。
「あの…今日は客間に泊まってください。」
「…よろしいんですか?」
「はい」
彼には客間に泊まってもらい、僕は旦那様達に彼の事を話した。
その後は赤ちゃん達が一斉に起きるので皆でお散歩をしていた。
今日はいい天気で気持ちがいい。
風邪を引くといけないので屋敷に戻りのんびり過ごしていると、お客様がいらしたようで使用人が慌てていた。
今日は誰かの訪問なんて約束はしていない。
突然の来客だった。
「奥様っ」
「はぃ」
なんだろう…突然の来客は心の準備が出来ておらず不吉な報せを連想してしまう…。
「お客様がおみえです。」
「…お客様…誰だろう?」
「レノック エルマー様とおっしゃる方です。」
「レノック…エルマー…様?…ぁっ」
脳がきゅぅっと反応した。
…本当に来ちゃった…どうしよう…。
レノック エルマー様って去年唯一僕に卒業おめでとうございますって言ってくれた彼…。
婚約して欲しいって言われて…僕ずっと先伸ばしにしていた石鹸の彼だよね?
既にエルマー様は応接室に案内されていた。
がちゃ
扉を開けるとソファには想像していた彼が座っていた。
僕が現れると立ち上がり、彼の大きさにやはり圧倒された。
「おっお待たせしてしまいました…。」
「いえっお久しぶりです、フィンコック様。」
「…お久しぶりです…」
久し振りに会った彼はあの時と同じ…いや更に大きく感じる。
ライ達よりも大きい彼。
威圧感があるので座るように促した。
「今日って…」
「卒業式でした。」
「おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「…ん?今日が卒業式なんですよね?パーティーは?」
卒業式の後ってパーティーの為に正装するんだよね?
辺境まで…というか王都からここまで…早くない?
馬で来たの?
それだと卒業パーティーに間に合わないんじゃ?
「欠席しました。少しでも早く会いたかったので。」
僕が先伸ばしにしてしまった為に彼は学園最後の思い出を…。
「………。」
「俺はあれからフィンコック様だけを考えて来ました。貴方以外欲しくないっ。お願いです、俺と結婚…いえ、愛人にしてください。」
愛人なんて作る気はない…。
それよりも…。
「…僕には既に五人も…」
「知っています。俺の母も二人いてそれぞれに子供がいます。」
旦那さんが居ますよって言う前に遮られた…。
この世界では愛人と言うものは普通でも僕にとってはやはり複雑な家庭環境だと思う。
五人も旦那がいる人間が「愛人」という言葉に怯むのも可笑しな事だけど、愛人ってのは…抵抗がある。
「…嫌じゃなかったの?」
「…母は苦しんでいました。」
「ならっ」
この世界の人も愛人や重婚が認められているとはいえ、傷つくよね…。
だったら尚更六番目なんて選んでほしくない。
「俺は愛した貴方と一緒になれるなら何番目でも構いません。」
「…エルマー様は貴族なんですよね…あのぅ…跡継ぎとか色々と…。」
「俺は二番目なので…。家は男爵家で主に商いをしています。継ぐのは兄なので、俺は家とは距離を置き自身の商会を持つつもりです。」
「そうなんですね。自分の商会を持つだなんて格好いい。」
「…やはりフィンコック様は変わってますね。」
「変わって…る?」
「男爵家と聞いても偏見がない所とか、実家とは距離を置き商会を持つと言うことは俺は平民になると言うことなのに格好いいなんて。」
そうなんだ?
爵位は…未だに日本の感覚が残っていてあまりピンとこないんだよね。
それに、その年で自分の会社を持つなんて簡単なことじゃないのに宣言できるのは純粋にすごいと思うから…。
「貴族や平民って事よりも、お互いに一緒にいたいかどうかだと思います。」
「…俺はフィンコック様と一緒に居たいんです。愛してます。側にいさせてはくれませんか?」
「………。」
「安心してください、俺は近くに家を買います。ここに住んでフィンコック様を困らせたくはありません。たまに一緒に過ごすだけで幸せです。」
それは幸せって言うのかな?
僕はずっと側にいたいって思う。
「……お母様の…ご家族はこの事を知っているんですか?」
「はい。父は平民で商人をしていて俺の母と結婚し母方の爵位である男爵を継ぎました。結婚し二年経っても子供が出来なかったので平民の愛人を招き入れ、すぐに兄が生まれたんです。母と父は仲は良いですが愛人とは良好とは言えませんでした。諦めきれずに居たところ四年後に俺が生まれました。本妻に子供がいない事で愛人を作り招き入れ、本妻に子供が出来たから愛人を捨てるというのは父には出来ず歪な家族になりました。男爵という地位は俺の母の爵位なので俺が継ぐのが正当ですが兄は諦めていないんです。俺は別に貴族でなくても構わないと思ってます、これ以上家族が破綻するよりかはこれまでの…家族で…。兄は既に父の仕事を手伝い人脈を広げ商人と男爵家を継ぐつもりで動いています。なので今から俺が男爵を継ぐとなれば様々なところで混乱が生じるので家を出ることにしました。なのでフィンコック様の愛人になれるなら俺は一緒に住めなくても構いません、喩え結婚できなくてもサンチェスター伯爵の領地にお世話になりたいと…フィンコック様のお側にいられるなら…充分です。」
「…嫌です…」
「…愛人は嫌と言うことですか?」
「愛人は嫌です。」
「…そう…ですか…。」
「僕は結婚したら皆で住みます。ずっと一緒にいたいので…側にいてくれなきゃ僕が嫌です。」
「結婚?俺と結婚していただけるんですか?」
「…六人目になっちゃうんですよ?お母様よりも辛い思いをすると思います。なら、貴方だけを見てくれる人を探した方が…。」
「フィンコック様を愛してます。嬉しそうにうちの石鹸を抱えていた貴方が良いです。」
「…僕以外にも喜んでいる人はいるかと。それに僕が在学中、石鹸が売り切れることは何度か有りました…それだけの生徒に必要とされているんです。エルマー様の知らないところで…。」
「はい、それら全てはフィンコック様のおかげです。」
「僕…」
以前も言ってくれたが僕はあの石鹸が好きとは言ったが宣伝をしたつもりはない。もしかしたらエルマー様は誰かと勘違いしているのかもしれない。
「食堂でフィンコック様が話す石鹸の話を聞いた人間から一気に広まり人気になりました。」
「それだけでは…。」
それはただの偶然…。
「いえ、フィンコック様です。売店の人に聞きました。フィンコック様より前に買った人はいないと。ありがとうございます。」
「いえ、僕ではなく石鹸が良かったからで当然の結果ですよ。エルマー様が素晴らしいものを作り上げたからです。」
「俺はフィンコック様に恩返しがしたいです、人生をかけて。」
「結婚という選択を取らなくても…」
「俺は結婚するならフィンコック様だけです。家庭環境から結婚をするつもりはありませんでしたから。初めて結婚したいと思える人に巡り会えました。」
「あの…僕が結婚しないって言ったら…。」
「俺は生涯独身です。これはフィンコック様を脅しているわけではなく、もともと決めていたんです。」
そんなこと言われると断りづらい…。
誰とも結婚しないなんて…。
それに僕は彼から一年も逃げちゃってるわけだし。
「あの…五人の旦那様に相談してもいいですか?」
「はい、勿論。」
「…今日はこの後どうなさるんですか?」
「近くの宿に泊まるつもりです。屋敷に帰るつもりはないので。」
こんなに大きな身体で怖いものなんて無さそうな人なのに、家に帰りたくないなんてそんなの辛い。
「あの…今日は客間に泊まってください。」
「…よろしいんですか?」
「はい」
彼には客間に泊まってもらい、僕は旦那様達に彼の事を話した。
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