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三章 設定を知る者
ゲーム知識を利用して
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学園に入学し属性検査で初めて光属性だと知る演技をして注目を浴びた。
ゲームが始まり気付いた事がある。
相手の主人公は僕のように転生者ではなく、ゲームのキャラそのままだった。
僕はあっちのキャラはまだプレイしてないから全く知らないけど、性格がキツイ高位貴族だというのは知っている。
主人公自体が貴族のトップ公爵家なのに攻略対象者は伯爵家で微妙だなぁって思ってた。
僕の攻略対象者は公爵家と侯爵家二人で、僕自身が男爵家なので身分違いの恋ではある。
そこに共通の攻略対象者である王子と教師が入ってきて、シークレットキャラについては全く予想がついていない。それらしき人も出てこなかったから王子の攻略は好感度が足りていなかったのかもしれない。
ゲームはやり始めたばかりだったので、まだ僕の攻略対象者の三人と王子しかクリアしていなかった。
そのクリアも好感度によってエンディングが違うようで攻略対象者の三人と比べて王子との関係はそこまで甘々ではなかったように感じた。
攻略対象者達は皆僕を夫人にして愛人なども作らなかったのに対して、王子は僕を王妃ではなく側妃で二番目だった。
もっと好感度をあげれば王妃に慣れたのかな?
それでも王子の子供を生んだのは僕でハッピーエンド?として終わった。
イマイチ納得できなくて今度は好感度MAXを目指すために必死になっていた時事故に遭った。
なので完璧とはいえない知識だった。
まぁ、バッドエンドにはならないとは思っている。
共通の攻略対象者である教師もどの教師のことか分からないし、シークレットキャラについては予想すらできていなかい。
もし知識が合ったらハーレムを目指していたかもしれないが、初回でハーレムは無理だろうと諦め、やはりここは王子一択。
目指せ王妃。
ゲーム知識を利用して、もう一人の主人公に邪魔されることなく着実に周囲の好感度をあげていった。
攻略対象者だけでなく、僕には光属性としての立場もあるので周囲にも気を配らなきゃいけない。
その誰にでも優しく分け隔てない姿が王子の好感度を上げると知っているから。
ゲームでは気付かないことも多かったけど、僕の攻略対象者達はもう一人の主人公とも関わりがあったらしい。
寧ろもう一人の主人公との関係は最悪で僕と一緒にいると癒されると言われ僕の引き立て役になってくれていた。
きっとゲームの設定のままの人格なんだ。
僕は何もしていないのに好感度が上がっていく。
僕の攻略対象者はやはり難易度は高くないらしい。
こちらの主人公の方は初心者向きで、楽に攻略出来るみたい。
共通である王子も王妃ではなく側室であれば、何回かで攻略できた。
だけど、それでも側室止まりなんだよね…僕は僕だけの王子になって欲しい。ゲームを完璧にクリアしてから転生したかったよ。
二年掛けて僕は攻略対象者を僕に夢中にさせ、周囲の評価も上げた。
王子の攻略は三年になってからが本格的に始まるので入学して二年は光属性の能力上げなんだよね。
ただ、ここで問題なのが魔力を上げすぎるとこの世界では子供が出来にくくなるということ。
妊娠はどちらかが魔力が低ければ問題ないが、王子の魔力は学年でも上位に入る。
今の僕はEクラスなので問題ないが魔力が増えDクラス…間違ってCクラスまで上げてしまうと子供の可能性はかなり低くなり側室も危うくなってしまう。現にゲームの王子の婚約者はDクラスで子供が出来なくて側室を必要とした為に僕の存在が許された。
万が一僕がCクラスになったら僕の攻略対象者ですら結婚出来なくなる可能性があった。
王子だけを見ているつもりでも、僕の攻略対象者の攻略の仕方は知っているのでつい…彼らをキープするような行動を取ってしまう。
この世界では重婚が許されているから王子が許してくれたら皆ともしたいなぁって狙っていたりする。
だって僕は貴重な光属性…子孫って大事だよね?
僕の攻略対象者である公爵家のドルドリッチ ミットシュルディガーは僕と逢う前は荒れて居たが僕とペアになってから犬のように僕に懐いているが、もう一人の主人公に対しては悪評を流す程不仲だ。
侯爵家のテアドール アベイユはペアが僕になって嬉しいって至る所で公言して僕に夢中なのが分かる。
もう一人の主人公ともペアは経験済みだが全く興味がなく彼の口から相手の名前を聞いたことがない。
そして三人目の攻略対象者は侯爵家のバーナード ニルアドミラリ、彼は感情を見せることをあまりしない。
僕の事が好きなんだろうけどゲームクリア時より好感度が低いみたいだと分かる。
彼の好感度を上げることに時間を使うより王子との好感度を上げることを選んだ。
今の好感度でも充分キープはいけると思うし。
ただ、問題なのが王子の好感度を上げる方法だよね。
ゲームでは何度やっても側室になっちゃう…もしかして王妃にはなれないのかな?
光属性が使えても男爵位が足枷になってるのかな?
ならどこかの高位貴族の養子になるとか?その程度で王妃になれるんなら王子が動いてくれそうだよね?
それとも次期王妃にと選ばれたあの家門が偉大過ぎるとか?
それだと望み薄いよね…。
でもこれは、ゲームが元なんだし何かしら有るはずなんだよ。
主人公と王子が結ばれる方法が。
やっぱり何かが足りなかったんだろうな…。
何処の選択を間違えたんだろう?
ゲームでも完璧な選択を選んでいたのに…このままだと変わらず側妃だよね…。
側妃も悪くないんだけど…。
愛されてるのは僕で子供も僕が産む。
光属性で皆から尊敬の眼差しを向けられる。
…けど、エスコートされたり王様の隣に座れるのは王妃なんだよね。
主人公はいつも一人で入場して王様と王妃の一段下に座らされる。
可愛い僕がどうしてそんな目に合わなきゃいけないの?
産まれた爵位が高いだけで子供も生まない愛されもしない分際で僕の邪魔をするなんて、もう一人の主人公より質が悪いよ。
はっ、まさか…その王妃が僕にとっての悪役令嬢…悪役令息?恋敵・ライバルで障害、主人公の乗り越えるべき問題ってこと?
なら、王子と結婚する前にあの婚約者と対峙して追い出さないといけないって事?
…そうだっ、どのゲームも魔物を倒し国を救ったり、不正や犯罪を暴いて主人公は地位を確固たるものにしていた。そして悪役に打ち勝った時、漸く周囲の賛同を得て晴れて公の場で王子との関係が認められる。
そうだったんだ、なにか解決しなきゃいけない問題が残っていたんだ。
そう考えると僕が側妃で終わったのが分かる。
王子の好感度を上げるイベントが妙に少なかったのも納得できる。
そうなってくると、まずその問題を見つけなきゃいかない。
何度もプレイしたけど、引っ掛かりもしなかった…。
もう一人の主人公に聞くってのも作戦のひとつかもしれないけど、あれ転生者じゃないしそれどころか王子があの人を避けているのは有名な話。
僕と仲がいいなんて噂が立ったりしたら僕までとばっちりが来そうだから、ここは関わらないのが一番だよね。
どうにか王子には僕だけを見てもらわないと…。
んふふ、それにしてもBLゲームって変な規則だったり校則があるよね。
ペア授業なんて面白すぎる。
僕は主人公だから多少爵位は低くても変な相手には当たらないから安心して気持ちいいことが出来る。
しかも定期的にペアは変わるし最近は高位貴族が僕とペアになりたいって先生達を困らせちゃってるんだよね。
ん?そうか…これが先生とのフラグ…もしかして攻略対象者との接点が生まれてるのかも…。
先生ってどっちかな?
二人目を付けてるんだよね~。
騎士訓練の先生は身体が大きくて体格差エッチと体力の限界まで僕を攻めてくれそう。
もう一人は魔術の先生、こっちは腹黒そうでエッチはきっとねちっこくて意地悪な感じなんだろうな…。
どっちかなんて選べない、どうにか二人と出来ないかな?
ゲームが始まり気付いた事がある。
相手の主人公は僕のように転生者ではなく、ゲームのキャラそのままだった。
僕はあっちのキャラはまだプレイしてないから全く知らないけど、性格がキツイ高位貴族だというのは知っている。
主人公自体が貴族のトップ公爵家なのに攻略対象者は伯爵家で微妙だなぁって思ってた。
僕の攻略対象者は公爵家と侯爵家二人で、僕自身が男爵家なので身分違いの恋ではある。
そこに共通の攻略対象者である王子と教師が入ってきて、シークレットキャラについては全く予想がついていない。それらしき人も出てこなかったから王子の攻略は好感度が足りていなかったのかもしれない。
ゲームはやり始めたばかりだったので、まだ僕の攻略対象者の三人と王子しかクリアしていなかった。
そのクリアも好感度によってエンディングが違うようで攻略対象者の三人と比べて王子との関係はそこまで甘々ではなかったように感じた。
攻略対象者達は皆僕を夫人にして愛人なども作らなかったのに対して、王子は僕を王妃ではなく側妃で二番目だった。
もっと好感度をあげれば王妃に慣れたのかな?
それでも王子の子供を生んだのは僕でハッピーエンド?として終わった。
イマイチ納得できなくて今度は好感度MAXを目指すために必死になっていた時事故に遭った。
なので完璧とはいえない知識だった。
まぁ、バッドエンドにはならないとは思っている。
共通の攻略対象者である教師もどの教師のことか分からないし、シークレットキャラについては予想すらできていなかい。
もし知識が合ったらハーレムを目指していたかもしれないが、初回でハーレムは無理だろうと諦め、やはりここは王子一択。
目指せ王妃。
ゲーム知識を利用して、もう一人の主人公に邪魔されることなく着実に周囲の好感度をあげていった。
攻略対象者だけでなく、僕には光属性としての立場もあるので周囲にも気を配らなきゃいけない。
その誰にでも優しく分け隔てない姿が王子の好感度を上げると知っているから。
ゲームでは気付かないことも多かったけど、僕の攻略対象者達はもう一人の主人公とも関わりがあったらしい。
寧ろもう一人の主人公との関係は最悪で僕と一緒にいると癒されると言われ僕の引き立て役になってくれていた。
きっとゲームの設定のままの人格なんだ。
僕は何もしていないのに好感度が上がっていく。
僕の攻略対象者はやはり難易度は高くないらしい。
こちらの主人公の方は初心者向きで、楽に攻略出来るみたい。
共通である王子も王妃ではなく側室であれば、何回かで攻略できた。
だけど、それでも側室止まりなんだよね…僕は僕だけの王子になって欲しい。ゲームを完璧にクリアしてから転生したかったよ。
二年掛けて僕は攻略対象者を僕に夢中にさせ、周囲の評価も上げた。
王子の攻略は三年になってからが本格的に始まるので入学して二年は光属性の能力上げなんだよね。
ただ、ここで問題なのが魔力を上げすぎるとこの世界では子供が出来にくくなるということ。
妊娠はどちらかが魔力が低ければ問題ないが、王子の魔力は学年でも上位に入る。
今の僕はEクラスなので問題ないが魔力が増えDクラス…間違ってCクラスまで上げてしまうと子供の可能性はかなり低くなり側室も危うくなってしまう。現にゲームの王子の婚約者はDクラスで子供が出来なくて側室を必要とした為に僕の存在が許された。
万が一僕がCクラスになったら僕の攻略対象者ですら結婚出来なくなる可能性があった。
王子だけを見ているつもりでも、僕の攻略対象者の攻略の仕方は知っているのでつい…彼らをキープするような行動を取ってしまう。
この世界では重婚が許されているから王子が許してくれたら皆ともしたいなぁって狙っていたりする。
だって僕は貴重な光属性…子孫って大事だよね?
僕の攻略対象者である公爵家のドルドリッチ ミットシュルディガーは僕と逢う前は荒れて居たが僕とペアになってから犬のように僕に懐いているが、もう一人の主人公に対しては悪評を流す程不仲だ。
侯爵家のテアドール アベイユはペアが僕になって嬉しいって至る所で公言して僕に夢中なのが分かる。
もう一人の主人公ともペアは経験済みだが全く興味がなく彼の口から相手の名前を聞いたことがない。
そして三人目の攻略対象者は侯爵家のバーナード ニルアドミラリ、彼は感情を見せることをあまりしない。
僕の事が好きなんだろうけどゲームクリア時より好感度が低いみたいだと分かる。
彼の好感度を上げることに時間を使うより王子との好感度を上げることを選んだ。
今の好感度でも充分キープはいけると思うし。
ただ、問題なのが王子の好感度を上げる方法だよね。
ゲームでは何度やっても側室になっちゃう…もしかして王妃にはなれないのかな?
光属性が使えても男爵位が足枷になってるのかな?
ならどこかの高位貴族の養子になるとか?その程度で王妃になれるんなら王子が動いてくれそうだよね?
それとも次期王妃にと選ばれたあの家門が偉大過ぎるとか?
それだと望み薄いよね…。
でもこれは、ゲームが元なんだし何かしら有るはずなんだよ。
主人公と王子が結ばれる方法が。
やっぱり何かが足りなかったんだろうな…。
何処の選択を間違えたんだろう?
ゲームでも完璧な選択を選んでいたのに…このままだと変わらず側妃だよね…。
側妃も悪くないんだけど…。
愛されてるのは僕で子供も僕が産む。
光属性で皆から尊敬の眼差しを向けられる。
…けど、エスコートされたり王様の隣に座れるのは王妃なんだよね。
主人公はいつも一人で入場して王様と王妃の一段下に座らされる。
可愛い僕がどうしてそんな目に合わなきゃいけないの?
産まれた爵位が高いだけで子供も生まない愛されもしない分際で僕の邪魔をするなんて、もう一人の主人公より質が悪いよ。
はっ、まさか…その王妃が僕にとっての悪役令嬢…悪役令息?恋敵・ライバルで障害、主人公の乗り越えるべき問題ってこと?
なら、王子と結婚する前にあの婚約者と対峙して追い出さないといけないって事?
…そうだっ、どのゲームも魔物を倒し国を救ったり、不正や犯罪を暴いて主人公は地位を確固たるものにしていた。そして悪役に打ち勝った時、漸く周囲の賛同を得て晴れて公の場で王子との関係が認められる。
そうだったんだ、なにか解決しなきゃいけない問題が残っていたんだ。
そう考えると僕が側妃で終わったのが分かる。
王子の好感度を上げるイベントが妙に少なかったのも納得できる。
そうなってくると、まずその問題を見つけなきゃいかない。
何度もプレイしたけど、引っ掛かりもしなかった…。
もう一人の主人公に聞くってのも作戦のひとつかもしれないけど、あれ転生者じゃないしそれどころか王子があの人を避けているのは有名な話。
僕と仲がいいなんて噂が立ったりしたら僕までとばっちりが来そうだから、ここは関わらないのが一番だよね。
どうにか王子には僕だけを見てもらわないと…。
んふふ、それにしてもBLゲームって変な規則だったり校則があるよね。
ペア授業なんて面白すぎる。
僕は主人公だから多少爵位は低くても変な相手には当たらないから安心して気持ちいいことが出来る。
しかも定期的にペアは変わるし最近は高位貴族が僕とペアになりたいって先生達を困らせちゃってるんだよね。
ん?そうか…これが先生とのフラグ…もしかして攻略対象者との接点が生まれてるのかも…。
先生ってどっちかな?
二人目を付けてるんだよね~。
騎士訓練の先生は身体が大きくて体格差エッチと体力の限界まで僕を攻めてくれそう。
もう一人は魔術の先生、こっちは腹黒そうでエッチはきっとねちっこくて意地悪な感じなんだろうな…。
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