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二章 ハーレムルート
誘い方が恐ろしい
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「フィンコックしゃま?」
お風呂上がりのポカポカな格好で談話室まで天使が迎えに来てくれた。
「アデルバード様ちゃんと暖まりましたか?」
「はいっ」
「なら、お部屋に行きましょうか?風邪を引いたら大変です。」
「フィンコックしゃまは僕のお部屋にお泊まりでしゅか?」
「…っん…僕は…別のお部屋かな?」
ビックリした。
アレックスの予言のような質問をされた。
「僕のお部屋に泊まって良いでしゅよ?」
予言だった。
「…ん~僕はまだ少し皆とお話ししなきゃいけないから…。」
「なら、フィンコックしゃま…」
「ん?」
屈んで耳を寄せると、物凄い誘惑があった。
「こっそり僕のベッドに来ても良いでしゅよ。」
この子…魔性だ。
危険すぎる。
天使じゃなかったの?
「…あっありがとっ」
としか言えなかった。
ちらっと後ろのアレックスを確認すると、笑顔で怒っていた。
願わくば、婚約者になりたい宣言だけはしないで貰いたい。
手を繋いだままアデルバード様の部屋についた。
子供部屋なのに子供らしいものが見受けられず、少し冷たい印象があった。
僕達ぐらいの年齢なら分かるが、アデルバード様はまだ五歳なのに…。
そういう教育なのかな?
ベッドまで移動してアデルバード様は自然と布団に潜っていった。
「フィンコックしゃまも。」
布団を少し捲って招いてくれる姿に拒否できない…。
僕はお風呂も洗浄魔法もまだなので入るのを躊躇っているが、もし清潔な状態ならばこの誘惑に勝てることはなかったと思う。
「お布団に入ったら眠っちゃって皆を待たせちゃうからここで。」
ごめんねアデルバード様。
捲られた布団を戻し、その上に手をついてアデルバード様の頭を撫でた。
「フィンコックしゃま、僕早く大きくなりましゅね。」
「んふふ、焦らなくて良いんですよ?」
「早く大きくなってフィンコックしゃまを守ってあげましゅ。」
「本物の勇者様ですね。」
「んふー僕はフィンコックしゃまの勇者だよ。」
「僕だけの?」
「はいっ」
可愛い。
「僕だけのなんて贅沢ですね。」
「嬉しい?」
「とっても嬉しいです。」
「んふふ」
「さぁ、もうそろそろ眠りましょ?」
「…フィンコックしゃまは淋しくないでしゅか?手…繋ぎましょうか?」
言いながら小さな手が差し出された。
誘い方がスマート。
そんなことをされてしまえば興奮して眠れないよ?
「お願いします。」
「はいっ」
僕の方に横向きになりながら僕の片手を小さな両手で包むように繋いでいた。
祈りにも似た体勢で目を閉じられると、その姿はマリア様にしかみえないよ。
アデルバード様が眠りにつき寝顔を見ていると僕も癒され瞼が落ちてしまう。
眠っちゃダメなのに…。
「ルゥ…ルゥ…」
誰かに呼ばれてるけど、起きたくない。
「全く、遅いと思い見に来てみれば。」
暖かい手が引き抜かれ、身体が宙に浮いた。
「んにゃぁん」
温もりに抱き付いて今度は失くさないように力を込め。
この香り大好き、鼻を擦り付けて幸せな夢に浸っていた。
柔らかい何かに下ろされるも、この香りは離したくない。
「やん…」
離れちゃダメと夢の中では必死に伝えていた。
だけど唇が塞がれ「離れちゃダメ」と言う言葉を伝えるよりキスに夢中になっていた。
「私の服を着ていても幼い子供には通用しませんね。」
誰かがなにかいっているけど、眠くて意味が理解出来なかった。
それでもキスはしていたかった。
「むにゅんにゃぁん…キス…止めちゃダメ…」
再び唇が重なり舌を絡めた。
次第に瞼が開き、思考がはっきりとしてくる。
僕にエッチなキスをしているのはアレックスだった。
唇から移動し首を舐められる。
「アレックス…んふぅんん」
気持ちいい声が出ちゃう。
お風呂上がりのポカポカな格好で談話室まで天使が迎えに来てくれた。
「アデルバード様ちゃんと暖まりましたか?」
「はいっ」
「なら、お部屋に行きましょうか?風邪を引いたら大変です。」
「フィンコックしゃまは僕のお部屋にお泊まりでしゅか?」
「…っん…僕は…別のお部屋かな?」
ビックリした。
アレックスの予言のような質問をされた。
「僕のお部屋に泊まって良いでしゅよ?」
予言だった。
「…ん~僕はまだ少し皆とお話ししなきゃいけないから…。」
「なら、フィンコックしゃま…」
「ん?」
屈んで耳を寄せると、物凄い誘惑があった。
「こっそり僕のベッドに来ても良いでしゅよ。」
この子…魔性だ。
危険すぎる。
天使じゃなかったの?
「…あっありがとっ」
としか言えなかった。
ちらっと後ろのアレックスを確認すると、笑顔で怒っていた。
願わくば、婚約者になりたい宣言だけはしないで貰いたい。
手を繋いだままアデルバード様の部屋についた。
子供部屋なのに子供らしいものが見受けられず、少し冷たい印象があった。
僕達ぐらいの年齢なら分かるが、アデルバード様はまだ五歳なのに…。
そういう教育なのかな?
ベッドまで移動してアデルバード様は自然と布団に潜っていった。
「フィンコックしゃまも。」
布団を少し捲って招いてくれる姿に拒否できない…。
僕はお風呂も洗浄魔法もまだなので入るのを躊躇っているが、もし清潔な状態ならばこの誘惑に勝てることはなかったと思う。
「お布団に入ったら眠っちゃって皆を待たせちゃうからここで。」
ごめんねアデルバード様。
捲られた布団を戻し、その上に手をついてアデルバード様の頭を撫でた。
「フィンコックしゃま、僕早く大きくなりましゅね。」
「んふふ、焦らなくて良いんですよ?」
「早く大きくなってフィンコックしゃまを守ってあげましゅ。」
「本物の勇者様ですね。」
「んふー僕はフィンコックしゃまの勇者だよ。」
「僕だけの?」
「はいっ」
可愛い。
「僕だけのなんて贅沢ですね。」
「嬉しい?」
「とっても嬉しいです。」
「んふふ」
「さぁ、もうそろそろ眠りましょ?」
「…フィンコックしゃまは淋しくないでしゅか?手…繋ぎましょうか?」
言いながら小さな手が差し出された。
誘い方がスマート。
そんなことをされてしまえば興奮して眠れないよ?
「お願いします。」
「はいっ」
僕の方に横向きになりながら僕の片手を小さな両手で包むように繋いでいた。
祈りにも似た体勢で目を閉じられると、その姿はマリア様にしかみえないよ。
アデルバード様が眠りにつき寝顔を見ていると僕も癒され瞼が落ちてしまう。
眠っちゃダメなのに…。
「ルゥ…ルゥ…」
誰かに呼ばれてるけど、起きたくない。
「全く、遅いと思い見に来てみれば。」
暖かい手が引き抜かれ、身体が宙に浮いた。
「んにゃぁん」
温もりに抱き付いて今度は失くさないように力を込め。
この香り大好き、鼻を擦り付けて幸せな夢に浸っていた。
柔らかい何かに下ろされるも、この香りは離したくない。
「やん…」
離れちゃダメと夢の中では必死に伝えていた。
だけど唇が塞がれ「離れちゃダメ」と言う言葉を伝えるよりキスに夢中になっていた。
「私の服を着ていても幼い子供には通用しませんね。」
誰かがなにかいっているけど、眠くて意味が理解出来なかった。
それでもキスはしていたかった。
「むにゅんにゃぁん…キス…止めちゃダメ…」
再び唇が重なり舌を絡めた。
次第に瞼が開き、思考がはっきりとしてくる。
僕にエッチなキスをしているのはアレックスだった。
唇から移動し首を舐められる。
「アレックス…んふぅんん」
気持ちいい声が出ちゃう。
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