265 / 414
二章 ハーレムルート
難しい話だったはずなのに
しおりを挟む
昼食を終えると、アデルバード様と奥様は以前から誘われていたお茶会へと出発した。
アデルバード様は僕といたいと馬車に乗るまで訴えていた。
僕としてはすごく嬉しいし一緒にいたかったけど、出席すると既に先方には返事を出している為行かないわけにはいかなかった。
「またお歌、歌ってくだしゃいましゅか?」
「勿論、帰ってきたらご本読んでくれますか?」
「はいっ」
馬車が出発するまで見送り手を振り続けた。
談話室に戻ると、お義父様とお義兄様アレックスと僕になった。
ルパート様とアデルバード様が居なくなると急に緊迫感が産まれ、緊張してしまう。
ルパート様とアデルバード様は癒しだったの痛感した。
「フィンコック様は面白いことを知っているんですね。」
誰よりも先に口を開いたのはお義兄様だった。
「面白いこと…ですか?」
「あの歌?初めて聴いたよ。」
「あっあれですか…」
「あの絵本、私が子供の頃から有りますがあの曲は初めてですし聴きなれない曲調ですよね?公爵夫人や乳母の方に聴いたのですか?」
「へっ?えっと…子供の頃からで誰かは覚えてないです…」
「そうなんですね。」
…嘘は付いてない。
日本にいた時の子供の頃の記憶ですけど。
これ以上追及されるのが怖くてアレックスの服を掴んでいた。
「大丈夫ですよ。」
「ぅん」
「フィンコック様。」
「はい」
今度はお義父様からの追及?
「獣人になってからのフィンコック様は魔法はどうですか?」
「へっ?」
予想外の質問に答えが分からなかった。
「魔法はまだ試してませんか?」
「あっ試しま…した……何も…出来ませんでしたが…。」
僕、魔法使えないんだよね…。
頑張って練習したのに…魔法の世界に来たのに僕には魔法が…。
「ルゥ、魔法は私が見せますよ。」
「ぅん…。」
「フィンコック様は魔法に興味が?」
お義兄様の質問に僕は静かに頷いた。
「私と個人訓練していましたよね。」
「…ぅん。」
「ん?当時フィンコック様は魔力が低かったのでは?」
お義兄様の質問は意地悪で聞いているのではないとわかっている。
「はい、なので増やしたくてアレックスと一緒に訓練をしてました。」
「訓練をしてしまうと魔力が増え妊娠に影響が有ることはご存じ無かったのですか?」
「ん?妊娠に影響するのは分かつていたんですが、魔法を勉強したかったので…。」
「ルゥは魔法が好きなんですよね?」
「はいっ」
僕は魔法大好きですっ。
「…噂とはだいぶ違ったんですね。」
「んにゃ?」
お義兄様はうっすら眉間にシワを寄せ考え込んでいた。
「いえ、貴族の噂は誇張され事実と異なる場合も多いと言うのに、私は噂に踊らされていたわけですね。」
噂?僕の?あっ、良くないやつだよね?魔法に関してだと授業は不真面目だったり試験では楽なものを選びがちってやつだったっけ?アレックスにも言われたからきっと噂は本当だと思う。
「あっ、あのどんな噂かは分かりませんが事実だと思います。魔法に関してはある時から魔法の魅力に気付いたというか…もっと出来たらいいなって思っていて…だけど才能が無いのを認めたくなくて…逃げていたのだと…」
言っていて悲しくなる。
才能無かったんだ…もっと、転生者あるあるのチート無双したかった。
今の僕は魔力は空だもんな…。
炎ぉとか、雷ぃとか、あとは結界みたいなことしたかったなぁ。
聖女…僕は女の子じゃないから…聖人?みたいに色んな病気や怪我を直すってのも憧れた。やっぱり僕って特別じゃなかった…。
「…すまなかった。」
お義兄様が頭をポンポンしてくれた…それに謝罪まで。
お義兄様は何も悪くないのに。
「いえ、お義兄様は何もっ…あっ」
「………。」
僕許可もなくアレクサンダー様の事をお義兄様って呼んじゃった。お義兄様の方も僕に許可無く呼ばれ険しい表情をしている。
「あの…すみません。えっと…」
どうしよう…、アレクサンダー様って呼ぶのも許可を得てからだよね?だとするとギノフォード様?だと、ここにはお義父様とアレックスもいるから誰の事か分からないよね?そうなると…ギノフォード侯爵…令息?いやっもう令息って年齢ではないのか。え?この場合なんて呼ぶのが正解なの?
「お義兄様で問題ない。婚約が決まりいずれアレッサンドロと結婚もするんだから。」
「…はぃありがとうございます…お…お義兄…様?」
確認の為恐る恐る呼んでみた。
「あぁ。」
少しだけ、お義兄様との距離が縮んだ気がする。ふふ、嬉しい。
「ふむ、元々少なかった所に今は完全に無いと…」
お義父様に事実を告げられた。
そうなんだけど…切ない。
「…はぃ」
認めたくないが返事はしておいた。
「これに振れて貰えるか?」
差し出されたのは箱に入った透明なな宝石?ガラス?だった。
「はい」
何か分からないが、お義父様が危険なものを差し出すとは思っていなかったので疑うこと無く触れた。
「………。」
…何も起こらなかった。
「やはり。」
…何?続き教えてください。とっても気になってます。「やはり」何ですか?
「この魔法石は触れた者の魔力の属性を見極めるものだ。魔力さえ有れば何かしらの変化ぎ起こる。無いと言うことは…フィンコック様の体内には魔力がかけも流れていないことになる。」
「………。」
欠片も…悲しい表現。
「追跡魔法のブレスレットだけでは不安なので防御もしくは攻撃用の何かも身に付けるべきだな。」
あっ、僕だけが魔法使えないんですもんね…ここは魔法の世界なのに。
「それに、サンチェスター伯爵家にも様々な仕掛けが必要かもしれんな。」
お屋敷事態に?それって大掛かりなのでは?
「ルゥ、僕達の安心の為だから気にしなくていいんだよ?」
「…で…でも、色々と大変なんじゃ?」
「我が家は歴代魔法が得意な家系なんだ。それに新たな魔法を産み出すのも魔法省に勤めている人間なら当然の事。試練を与えられたと思って父さんも兄さんも楽しんでいるんだよ。」
「そう…なの?」
「獣人を護る魔法だなんて、生きていてそんな機会を与えられるなんて。フィンコック様には感謝していますよ。」
「ふっ、あぁ力を試されているようで胸が高鳴っていますよ。」
お義父様もお義兄様も目がキラキラしていて本当に楽しそうに見えた。
頼っても良いのかな?
「よっ…よっちくお願いしま…しゅ…」
僕はどうして大事な時に噛んじゃうのかな…。
もぅ自分が嫌になる。
「ふふっ。任せなさい。」
「ふふっ。こちらこそよっちくな」
お義父様は気付かないふりをしてくれたのに、お義兄様は…。
お義兄様とは違う意味で仲良く出来そうにない。
アデルバード様は僕といたいと馬車に乗るまで訴えていた。
僕としてはすごく嬉しいし一緒にいたかったけど、出席すると既に先方には返事を出している為行かないわけにはいかなかった。
「またお歌、歌ってくだしゃいましゅか?」
「勿論、帰ってきたらご本読んでくれますか?」
「はいっ」
馬車が出発するまで見送り手を振り続けた。
談話室に戻ると、お義父様とお義兄様アレックスと僕になった。
ルパート様とアデルバード様が居なくなると急に緊迫感が産まれ、緊張してしまう。
ルパート様とアデルバード様は癒しだったの痛感した。
「フィンコック様は面白いことを知っているんですね。」
誰よりも先に口を開いたのはお義兄様だった。
「面白いこと…ですか?」
「あの歌?初めて聴いたよ。」
「あっあれですか…」
「あの絵本、私が子供の頃から有りますがあの曲は初めてですし聴きなれない曲調ですよね?公爵夫人や乳母の方に聴いたのですか?」
「へっ?えっと…子供の頃からで誰かは覚えてないです…」
「そうなんですね。」
…嘘は付いてない。
日本にいた時の子供の頃の記憶ですけど。
これ以上追及されるのが怖くてアレックスの服を掴んでいた。
「大丈夫ですよ。」
「ぅん」
「フィンコック様。」
「はい」
今度はお義父様からの追及?
「獣人になってからのフィンコック様は魔法はどうですか?」
「へっ?」
予想外の質問に答えが分からなかった。
「魔法はまだ試してませんか?」
「あっ試しま…した……何も…出来ませんでしたが…。」
僕、魔法使えないんだよね…。
頑張って練習したのに…魔法の世界に来たのに僕には魔法が…。
「ルゥ、魔法は私が見せますよ。」
「ぅん…。」
「フィンコック様は魔法に興味が?」
お義兄様の質問に僕は静かに頷いた。
「私と個人訓練していましたよね。」
「…ぅん。」
「ん?当時フィンコック様は魔力が低かったのでは?」
お義兄様の質問は意地悪で聞いているのではないとわかっている。
「はい、なので増やしたくてアレックスと一緒に訓練をしてました。」
「訓練をしてしまうと魔力が増え妊娠に影響が有ることはご存じ無かったのですか?」
「ん?妊娠に影響するのは分かつていたんですが、魔法を勉強したかったので…。」
「ルゥは魔法が好きなんですよね?」
「はいっ」
僕は魔法大好きですっ。
「…噂とはだいぶ違ったんですね。」
「んにゃ?」
お義兄様はうっすら眉間にシワを寄せ考え込んでいた。
「いえ、貴族の噂は誇張され事実と異なる場合も多いと言うのに、私は噂に踊らされていたわけですね。」
噂?僕の?あっ、良くないやつだよね?魔法に関してだと授業は不真面目だったり試験では楽なものを選びがちってやつだったっけ?アレックスにも言われたからきっと噂は本当だと思う。
「あっ、あのどんな噂かは分かりませんが事実だと思います。魔法に関してはある時から魔法の魅力に気付いたというか…もっと出来たらいいなって思っていて…だけど才能が無いのを認めたくなくて…逃げていたのだと…」
言っていて悲しくなる。
才能無かったんだ…もっと、転生者あるあるのチート無双したかった。
今の僕は魔力は空だもんな…。
炎ぉとか、雷ぃとか、あとは結界みたいなことしたかったなぁ。
聖女…僕は女の子じゃないから…聖人?みたいに色んな病気や怪我を直すってのも憧れた。やっぱり僕って特別じゃなかった…。
「…すまなかった。」
お義兄様が頭をポンポンしてくれた…それに謝罪まで。
お義兄様は何も悪くないのに。
「いえ、お義兄様は何もっ…あっ」
「………。」
僕許可もなくアレクサンダー様の事をお義兄様って呼んじゃった。お義兄様の方も僕に許可無く呼ばれ険しい表情をしている。
「あの…すみません。えっと…」
どうしよう…、アレクサンダー様って呼ぶのも許可を得てからだよね?だとするとギノフォード様?だと、ここにはお義父様とアレックスもいるから誰の事か分からないよね?そうなると…ギノフォード侯爵…令息?いやっもう令息って年齢ではないのか。え?この場合なんて呼ぶのが正解なの?
「お義兄様で問題ない。婚約が決まりいずれアレッサンドロと結婚もするんだから。」
「…はぃありがとうございます…お…お義兄…様?」
確認の為恐る恐る呼んでみた。
「あぁ。」
少しだけ、お義兄様との距離が縮んだ気がする。ふふ、嬉しい。
「ふむ、元々少なかった所に今は完全に無いと…」
お義父様に事実を告げられた。
そうなんだけど…切ない。
「…はぃ」
認めたくないが返事はしておいた。
「これに振れて貰えるか?」
差し出されたのは箱に入った透明なな宝石?ガラス?だった。
「はい」
何か分からないが、お義父様が危険なものを差し出すとは思っていなかったので疑うこと無く触れた。
「………。」
…何も起こらなかった。
「やはり。」
…何?続き教えてください。とっても気になってます。「やはり」何ですか?
「この魔法石は触れた者の魔力の属性を見極めるものだ。魔力さえ有れば何かしらの変化ぎ起こる。無いと言うことは…フィンコック様の体内には魔力がかけも流れていないことになる。」
「………。」
欠片も…悲しい表現。
「追跡魔法のブレスレットだけでは不安なので防御もしくは攻撃用の何かも身に付けるべきだな。」
あっ、僕だけが魔法使えないんですもんね…ここは魔法の世界なのに。
「それに、サンチェスター伯爵家にも様々な仕掛けが必要かもしれんな。」
お屋敷事態に?それって大掛かりなのでは?
「ルゥ、僕達の安心の為だから気にしなくていいんだよ?」
「…で…でも、色々と大変なんじゃ?」
「我が家は歴代魔法が得意な家系なんだ。それに新たな魔法を産み出すのも魔法省に勤めている人間なら当然の事。試練を与えられたと思って父さんも兄さんも楽しんでいるんだよ。」
「そう…なの?」
「獣人を護る魔法だなんて、生きていてそんな機会を与えられるなんて。フィンコック様には感謝していますよ。」
「ふっ、あぁ力を試されているようで胸が高鳴っていますよ。」
お義父様もお義兄様も目がキラキラしていて本当に楽しそうに見えた。
頼っても良いのかな?
「よっ…よっちくお願いしま…しゅ…」
僕はどうして大事な時に噛んじゃうのかな…。
もぅ自分が嫌になる。
「ふふっ。任せなさい。」
「ふふっ。こちらこそよっちくな」
お義父様は気付かないふりをしてくれたのに、お義兄様は…。
お義兄様とは違う意味で仲良く出来そうにない。
22
お気に入りに追加
2,877
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。

嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

十二年付き合った彼氏を人気清純派アイドルに盗られて絶望してたら、幼馴染のポンコツ御曹司に溺愛されたので、奴らを見返してやりたいと思います
塔原 槇
BL
会社員、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)はある日、「やっぱり女の子が好きだわ」と言われ別れを切り出される。彼氏の売れないバンドマン、熊井雄介(くまい ゆうすけ)は人気上昇中の清純派アイドル、桃澤久留美(ももざわ くるみ)と付き合うのだと言う。ショックの中で俊太郎が出社すると、幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)が中途採用で入社してきて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる