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二章 ハーレムルート

量より質、回数より技巧

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ベッドでの行為を終えればお風呂場に移動して身体を洗われた。

アレックスも僕がお風呂が好きで石鹸を愛用していることを知っているので、今の僕はあの石鹸で泡だらけにされ獣耳も尻尾も真っ白にされている。

「にゃむぅん気持ちいい…はぁん」

こう言うの至れり尽くせりってやつだよね。

僕は浴槽内でアレックスに凭れるだけで全体を綺麗にされている。好きな香りに包まれ、マッサージを受けるように洗われていく。
全身を洗い終えると僕を抱き締めるアレックスの手に手を重ねた。
身体を捻りアレックスの色っぽい首に唇を当て舌で舐めた。
僕のすることを嗜めることもなく受け入れてくれる余裕が好き。
次第に向き合い肌を触れ合わせ、お互いの鼓動が重なり、視線が合えば唇を重ねていた。

お風呂に浸かりながらエッチな事をするのは好きだが、すぐに逆上せてしまう体質がもどかしい。

アレックスも僕の体調を考慮してキス以上はしてくることはなかった。
けど、お風呂から上がり部屋に戻ってソファに座れば話は別だ。乱れたバスローブ姿でアレックスの膝の上に座り、合わせ目から手が潜り込んでくるのを恥じらいながら受け入れる。僅かに抵抗するけど「ぁっん…アレッ…クス…んっ」と喘ぐ僕はあざといってやつなのかな?口元を手で隠しながら、アレックスが与えてくれる刺激を期待していた。

バスローブの下という見えないところで触られると余計感じちゃう。
気持ちいいけど、僕の身体はもっと気持ちいいことを知っちゃってるから物足りなく縋るような目でアレックスを見つめた。
バスローブがずらされていき、肌が露出していき胸にかぶり付く姿は母乳を欲する赤ちゃんとは違い男の顔だ。

今朝リックに吸われた胸はまだ母乳を出せず、それでもアレックスの吸い付きは強くどうにか絞り出そうとしていた。

僕のものがバスローブの隙間から顔を出そうとしてるのが恥ずかしい…けど、アレックスのもバスローブ越しに分かる。
そっとバスローブの上からアレックスのを優しく撫でた。

「アレックス、これ僕に頂戴?」 

バスローブの合わせから手が潜り込んで僕のはアレックスの手に捕らえられたので、お返しに僕もアレックスのを扱く。唇が離れ僕のを扱くアレックスの手に視線を落とし、同じように真似ていった。片手で腰を引き寄せられ僕達のアレ同士が触れあった。アレックスの大きな手に二本が包まれ擦れ合っていく。初めての刺激に神経も視覚も惹き付けられ「ぁっぁっぁっ」と壊れた人形のように言葉ではない言葉を発していた。

「…ダメっこれ以上…でちゃ…んやっ…ぁあん」

僕はアレックスのバスローブに飛ばしてしまうも、アレックスはまだおっきいままだった。敏感になっているアレにアレックスので更に刺激を受ければ「んっやっあっんんっんはぁんっんっ」と焦りを含んだ喘ぎ声を出していた。
毎日エッチな事してるのに僕の知らない刺激がまだまだあり、僕の身体は翻弄されるばかりでお尻がひくひくしてるのが分かる。
最近では前よりも後ろの方が好きになってしまったと認めている。

早くお尻にアレックスが欲しい。

「アレックス…イッちゃ…だめ…」

「…どうしてそんな意地悪なことを?」

「…僕の中でイッて…おねがいっ」

「………。」

腰を更に引き寄せ持ち上げられ、バランスを崩しゆっくりベッドに沈んだ。
膝を抱えられひくひくして受け入れたくて堪らなくなっている箇所を舐められる。恥ずかしいしそんなところを舐めて欲しくないけど、それよりもアレックスが欲しかった。それを乗り越えればアレックスが貰えると思うと耐える事が出来る。
お尻を舐められる事が嫌いなんじゃない…舐められて気持ちいいと感じでいるとバレたらこれからもされちゃうって思うと必死に口元を手で覆い我慢した。好きな人に身体を触れられるのは幸せな気分になる…けど

好きな人だからこそ、そんなところを舐めて欲しくない。

「…ぁん…アレッ…クシュ…もぅ…」

「えぇ、もう…」

唇が離れ柔らかくなった箇所にアレックスのが触れた。

「ふっふっはっんんんぁんん」

一気に貫いて欲しいのにゆっくりと僕の中を攻略していく。
攻略の仕方なんて知り尽くしてるのに丁寧に端折ること無く僕の弱い部分を取り零すこと無く突き進む。
奥に来るまでたっぷりと焦らされて思考を奪われ、これが大人の抱き方なのか激しいのばかり受けてきた僕の身体は太刀打ちできない。
その後もアレックスにされるがまま、受けとることしか出来ない未熟な僕は意識を手放した。
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