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二章 ハーレムルート

寝起き

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パチッと目が覚めた。
以前の僕は寝るの大好きで早起きは苦手だったのに、猫になって早起きになった。

猫は早起きなの?

ずっと寝ているイメージだったのに意外だ。
まだリックは寝ていた。
裸で抱き締められながら眠る僕達なので…うふふ、イタズラし放題。
胸にチュッチュッて痕を残し、首に痕を残す事を悩んだ。

残したら怒られちゃうかな?

だけど、だめっだって思えば思うほどしたくなっちゃう…。

「ねぇ、首に痕付けていい?」

眠り続けるリックに小声で尋ねたが反応がなかったので僕のやりたい放題だった。
リックの首に沢山の痕を付けた。

起きないリックが悪いんだよ、僕ちゃんと聞いたもんっ。

だけどまだまだ起きる気配がないので、僕は次第にゆっくりと潜り込んでいく。
鍛えられた胸に口づけるのも楽しくて痕を残し、割れた腹筋に手を沿えて舌で舐めとる。

格好いい身体。

こんな身体になれたらって昔は憧れて羨んだけど、今はこんな身体に抱かれるのが幸せすぎる。
もうあの身体に憧れたりはしない、今の自分に満足してる…寧ろこの身体で良かった。

彼らを離したくない。

リックの下半身まで移動して僕のって印を残していく。
まるでどこかの童話に出てくる兄弟が道標を残すように、僕もリックの身体に辿った痕を残した。

朝だからかな?それとも僕のキスに感じてくれた?

リックのがリックより先に目覚めてくれた。
目覚めたリックのにおはようのキスをして、そこにも僕のものという印を付けた。
見られてするのは恥ずかしいけど、誰にも見られていないと思うと自分から出来る。
アイスを舐めるように舌で拭い、飴を舌で転がすようにリックのものを口に含んだ。
リックの足を跨いで舐めているとお尻が上がってしまう。
僕も気持ち良くなりたくてお尻に指を当て自分でなんとか解し始めた。
皆のようにうまく出来ずもどかしく、長さも太さも全く足りていない。

ねぇ?まだ起きない?

布団を押し上げて眠っているリックを犯した。
僕のお尻に準備の整ったリックを挿入していく。

起きないリックが悪いんだ。

「んぁっんんっんんふぅんん」

声を出さないつもりだったが、入れた瞬間はどうしても無理だった。
まだ…先だけでもっと深くリックが欲しい。
リックを跨がっている両膝に力が入り中々受け入れることが出来ない。
呼吸を整えリックの腹筋に片方の手を付き、奥へ奥へと誘い込む。

「んあぁんあぁんはぁはぁはぁっんん」

「全部入ったね。」

「………」

声はでなくても身体は驚きに反応していた。

「うっ…急に締め付けるのは…」

「…リックがぁ起きて…るから…ビックリして…。」

「朝から淫らな事してたから、もっと見たくなった。」

「リック…起きてくれないと思った…」

まさかずっと寝たふり?

「シャルマンから求めてくれる姿が勿体なくて寝た振りしてた。」

やっぱり…。

「それっていつから?」

「ん~胸にキスしてくれてる時かな?」

「そんなに前から?」

「そう?」

「もうっ、もっと早く教えてよ。」

恥ずかしい。
全部知られてた。

「ふふ、ごめん。それで…続きは?」

「…するっ…ん?リック動いてくれないの?」

「シャルマンにして欲しいな。」

「僕?」

「そっ」

「…ぅん」

ゆっくりと腰を上下に動かし始めた。
気持ちいいところが分からず探りながら動くも、次第に自分の気持ちいいところにリックを当てていた。

「ぁんんふゃんんにゃん」

自分の声が恥ずかしくて指を噛んで耐えながら、動いた。

「指…噛まないで。」

優しい声と共に噛んでいた指をリックの唇へエスコートされ、招かれたのは暖かい口の中だった。
僕が噛んでいた箇所を舌で舐められ癒される。
気持ち良さに連動したのかお尻のリックを締め付けちゃった。
リックから突き上げられ喘ぎ声をあげながら僕も気持ちいいところに当てていた。
下から見上げるリックの視線を感じながら身体をくねらせ動き続け、優しいのに何か含んでいるような笑みを見せるリック…癖になっちゃう。
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