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二章 ハーレムルート
今日から
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エドが来る時間となり談話室に戻った。
ライと離れたくないし、僕の所為で落ち込んでいるワイアット様との関係をどうにか修繕したかった。
それなのに無情にも時は流れ、エドの到着を知る。
遅れることも早まることもなく、時間通りにエドが現れた。
「シャルマン様、また来てね。」
「…また来ても良いですか?」
お母様がぎこちなくも誘ってくれた。
「勿論、今度はお酒無しのクッキー用意しておくからっ。」
「ありがとうございます。」
よかった。
嫌われて…ないよね?
「…息子を頼むぞ。」
あっ、その言葉はお父様に認められたようで嬉しくてじんわりと目頭が熱くなった。
おまけに頭をポンポンなんてされるとときめいちゃうよ。
「はい。」
「…フィ…フィンコックさ…ま…」
「はいっ」
ワイアット様とはなんだか緊張してしまう…。
「…もし…よろしければ…また…お越しくださぃ…。」
「良いんでしょうか?」
「はぃ、フィンコック様がお嫌で無ければ…。」
「嫌じゃありません。また来ますね?」
「はぃ」
ワイアット様と完全に和解したわけではないが、第一歩としてはうまく出来たのではと思う。
…良かった。
ワイアット様に嫌われたくないもの。
ライの家族ってのもあるけど、ワイアット様はライにそっくりで僕の知らない子供の頃のライを見ているみたいで嬉しいの。
ライには言わなかったけど、夢の中で二人のライとエッチしたと話したが詳しく言うと相手は今のライと幼いライだった。
幼いライとエッチした夢を見た所為もあり、ワイアット様を見ると夢の中のライを思い出してしまう。
兄弟とエッチなんてしちゃいけないことだけど、夢の中だし…それにあれは二人ともライだから。
ライと離れる瞬間まで僕の頭はライとのエッチな事で一杯だった。
そしてこれから僕はエドの屋敷に向かう為にエドの手を取り馬車に乗り込む。
アドルフは今日からフィンコック邸に戻る事になっていたので、馬車は僕とエドの二人きりだった。
ライと離れたくないし、僕の所為で落ち込んでいるワイアット様との関係をどうにか修繕したかった。
それなのに無情にも時は流れ、エドの到着を知る。
遅れることも早まることもなく、時間通りにエドが現れた。
「シャルマン様、また来てね。」
「…また来ても良いですか?」
お母様がぎこちなくも誘ってくれた。
「勿論、今度はお酒無しのクッキー用意しておくからっ。」
「ありがとうございます。」
よかった。
嫌われて…ないよね?
「…息子を頼むぞ。」
あっ、その言葉はお父様に認められたようで嬉しくてじんわりと目頭が熱くなった。
おまけに頭をポンポンなんてされるとときめいちゃうよ。
「はい。」
「…フィ…フィンコックさ…ま…」
「はいっ」
ワイアット様とはなんだか緊張してしまう…。
「…もし…よろしければ…また…お越しくださぃ…。」
「良いんでしょうか?」
「はぃ、フィンコック様がお嫌で無ければ…。」
「嫌じゃありません。また来ますね?」
「はぃ」
ワイアット様と完全に和解したわけではないが、第一歩としてはうまく出来たのではと思う。
…良かった。
ワイアット様に嫌われたくないもの。
ライの家族ってのもあるけど、ワイアット様はライにそっくりで僕の知らない子供の頃のライを見ているみたいで嬉しいの。
ライには言わなかったけど、夢の中で二人のライとエッチしたと話したが詳しく言うと相手は今のライと幼いライだった。
幼いライとエッチした夢を見た所為もあり、ワイアット様を見ると夢の中のライを思い出してしまう。
兄弟とエッチなんてしちゃいけないことだけど、夢の中だし…それにあれは二人ともライだから。
ライと離れる瞬間まで僕の頭はライとのエッチな事で一杯だった。
そしてこれから僕はエドの屋敷に向かう為にエドの手を取り馬車に乗り込む。
アドルフは今日からフィンコック邸に戻る事になっていたので、馬車は僕とエドの二人きりだった。
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