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二章 ハーレムルート
ライ…
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気まずい雰囲気の中、僕達はクッキーを食べ続けていた。
公爵家とは違う味に手が止まらなくなり、クッキー食べて紅茶を飲んでを繰り返していたら「ひっく…ひっく…」としゃっくりが出てきてしまった。
急いで紅茶を飲み干したがしゃっくりは止まることがない。
「大丈夫ですか?僕の紅茶もどうぞ。」
「ありがっぅ…ごじゃまっす。」
紅茶をいただいてもしゃっくりは収まらず、なんだろう…。
身体ポカポカする。
「あ…あの…兄さん呼んできましょうか?」
「だっじょぶ…っく…ふにゃぁ」
ワイアット様は僕の事を心配して立ち上がり…いつの間にかライが現れ隣に座ってくれた。
何時ものようにライの身体に凭れると、なんだか手がぎこちなく感じる。
身体は支えてくれるけど、引き寄せるようにはしてくれない。
僕からライの胸に埋もれると、ビクッと身体が跳ねた。
どうして今日は抱き締めてくれないの?
「にゃぁあん」
唇求めて近付くと両腕を捕まれ止められる。
どうして?
耳や腰の当たりがムズムズし始め身体中が熱くてこの熱を放出したくて堪らない。
楽になりたくて、我慢していた熱を放出すると身体は次第に楽になり漸くライに強く抱き締められた。
抱き締めてくれるライに腕を回すと、いつもより腕が回ることに違和感を感じたが漸くライがその気になってくれたので止めたくなかった。
唇を重ねてもいつもとは違う。
なんだかいつもと違うライの反応に楽しくなってしまう。
僕から舌を絡めると主導権が僕に移るのが分かった。
いつもはすぐに気持ちよくなっちゃってライに翻弄されてしまうが今は違う。
僕がライを気持ちよくしていた。
唇が離れると、強引に押し倒された。
いつもみたいな流れではなく、不器用でボタンが弾けとぶ。
乱暴というイメージはなく、こんなに僕の事を求めてくれるライが更に愛おしかった。
身体を持ち上げるように抱き締められ、胸に噛みつかれた。
普段のライとは違うライに会えた。
強引でがむしゃらで荒々しくぎこちない仕草になんだかときめく。
僕が全てを受け止めたい、そんな風に思える。
「ライ…大好きっ」
ズボンとパンツが剥ぎ取られ、足を開かれ指で解されるけどいつもと違う動きに翻弄されてしまう。
僕の身体はすぐにライを受け入れられる身体になっていた。
それでも皆丁寧に時間をかけて解してくれるが、今日のライは切羽詰まっているようだった。
膝を抱えられライのが入り口に当たると期待している自分が分かる。
「早く…頂戴……ぁんんあん」
いつもと違う抱き方に翻弄されながらも快感を追いかけた。
一気に貫かれた時には刺激が全身を駆け巡り、身体が仰け反った。
胸をつき出す体勢になれば当然胸に吸い付かれ、身体の奥を突かれながら噛むように胸を食べられる。
僕の知ってるライのリズムではなく合わせるのに夢中になっていた。
声も頭の中で響いていく。
自分の声じゃないみたいで、ライの声も少し高く感じる。
ライはなんだかじゃれるように僕の首に痕を残す…。
そんな時ライの姿が見えた。
公爵家とは違う味に手が止まらなくなり、クッキー食べて紅茶を飲んでを繰り返していたら「ひっく…ひっく…」としゃっくりが出てきてしまった。
急いで紅茶を飲み干したがしゃっくりは止まることがない。
「大丈夫ですか?僕の紅茶もどうぞ。」
「ありがっぅ…ごじゃまっす。」
紅茶をいただいてもしゃっくりは収まらず、なんだろう…。
身体ポカポカする。
「あ…あの…兄さん呼んできましょうか?」
「だっじょぶ…っく…ふにゃぁ」
ワイアット様は僕の事を心配して立ち上がり…いつの間にかライが現れ隣に座ってくれた。
何時ものようにライの身体に凭れると、なんだか手がぎこちなく感じる。
身体は支えてくれるけど、引き寄せるようにはしてくれない。
僕からライの胸に埋もれると、ビクッと身体が跳ねた。
どうして今日は抱き締めてくれないの?
「にゃぁあん」
唇求めて近付くと両腕を捕まれ止められる。
どうして?
耳や腰の当たりがムズムズし始め身体中が熱くてこの熱を放出したくて堪らない。
楽になりたくて、我慢していた熱を放出すると身体は次第に楽になり漸くライに強く抱き締められた。
抱き締めてくれるライに腕を回すと、いつもより腕が回ることに違和感を感じたが漸くライがその気になってくれたので止めたくなかった。
唇を重ねてもいつもとは違う。
なんだかいつもと違うライの反応に楽しくなってしまう。
僕から舌を絡めると主導権が僕に移るのが分かった。
いつもはすぐに気持ちよくなっちゃってライに翻弄されてしまうが今は違う。
僕がライを気持ちよくしていた。
唇が離れると、強引に押し倒された。
いつもみたいな流れではなく、不器用でボタンが弾けとぶ。
乱暴というイメージはなく、こんなに僕の事を求めてくれるライが更に愛おしかった。
身体を持ち上げるように抱き締められ、胸に噛みつかれた。
普段のライとは違うライに会えた。
強引でがむしゃらで荒々しくぎこちない仕草になんだかときめく。
僕が全てを受け止めたい、そんな風に思える。
「ライ…大好きっ」
ズボンとパンツが剥ぎ取られ、足を開かれ指で解されるけどいつもと違う動きに翻弄されてしまう。
僕の身体はすぐにライを受け入れられる身体になっていた。
それでも皆丁寧に時間をかけて解してくれるが、今日のライは切羽詰まっているようだった。
膝を抱えられライのが入り口に当たると期待している自分が分かる。
「早く…頂戴……ぁんんあん」
いつもと違う抱き方に翻弄されながらも快感を追いかけた。
一気に貫かれた時には刺激が全身を駆け巡り、身体が仰け反った。
胸をつき出す体勢になれば当然胸に吸い付かれ、身体の奥を突かれながら噛むように胸を食べられる。
僕の知ってるライのリズムではなく合わせるのに夢中になっていた。
声も頭の中で響いていく。
自分の声じゃないみたいで、ライの声も少し高く感じる。
ライはなんだかじゃれるように僕の首に痕を残す…。
そんな時ライの姿が見えた。
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