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二章 ハーレムルート
ハプニング
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あれから三人には内緒でアレックスに飲んで貰うようになった。
毎回ではなくアドルフがあまり飲まず胸が張って苦しい時のみで、二人は禁止だけどリックには二人きりの時に少しだけ許してる。
罪悪感から二人にはもう禁止を解こうかなって思ってるんだけど…。
ん~だけど二人もエッチの時にちょっと飲んでる気がするんだよね。
エッチの時は夢中になり過ぎて分からないから…。
僕の考えすぎなのかな?
考えすぎといえば勉強。
必死にやってるつもりでも休んでいた期間が長すぎて中々追い付かない。
そして、最近恐ろしいことが…。
ペアの授業は婚約者が居るので婚約者と組むことになったんだけど、僕達だけはペア授業はなくペアで僕の遅れた分の勉強という特別なものが用意された。
他の皆がエッチしてる時、僕達は真面目に勉強だった。
先生方からにも沢山の課題を出されたが尋常ではない量に見える。
もしかしたら、今まで不真面目だったフィンコックへの仕返しなんじゃ?と疑ってしまうほどの量だった。
それに先生達皆、僕に課題を出す時とっても嬉しそうな顔してるんだもん。
絶対僕が苦しんでる姿を見て喜んでるんだ。
僕からしたら真面目にしてたのに…獣人になっちゃったのは僕の所為じゃないのに…。
むー、三人に教えて貰いながら一つ一つ覚えていく。
「ん゛~ん゛~…んにゃっ」
問題を解いていくと、どうしてもわからないところがあり無意識に唸ってしまっていた。
突然唇を摘ままれた。
摘まんだ手の持ち主を見付けると犯人は楽しそうに笑ってる。
「その口止めろよ、気になるだろっ。」
そう言ってエドに唇を奪われた。
勉強していたのにキスされると一瞬にしてそちらに意識を持っていかれてしまう。
軽いのじゃなくてもっと欲しくて、僕から追いかける。
「おいっ勉強に集中しろっ。」
反対側に座るライに抱き寄せられ、エドとの距離が生まれる。
「フレデリックと席変われ。」
真面目に教えてくれているライの横で不真面目な事をしてしまい、怒らせてしまった。
リックは僕の向かいに座っていたので席替えの標的になった…。
「ごめんなさぃ…。」
「悪かったよ。」
次の試験まで時間がなく、僕の為に皆教えてくれているのに…。
魔法学園では年に三回試験があり、それぞれの試験結果の総合で卒業、進級、留年、退学が決まる。
三年の僕達には卒業出来るかどうかの大事な試験だ。
だから、ライは真剣に怒っていたのだ。
僕は僕の事なのにもっと真面目に考えなきゃいけなかった。
貴族令息が学園を卒業できずに退学だなんて家門の恥、喩え僕が社交界に出席しなくてもお父様やお母様お兄様は違う。
僕の不出来の所為で皆にこれ以上の迷惑は掛けたくない。
もっと、真面目に勉強しないと…。
それからは心を入れ換え真剣に勉強に望んだ。
エッチも少なくはなったけど、身体も疼くことはなかった。
勉強で頭を使い、アドルフに母乳を与え、夜は彼らの誰かに抱かれる。
頭も身体も使いきり一日を終え眠ると翌朝とてもスッキリしていた。
試験まで僕はかなり充実した日々を送っていると思う。
最近変わったことがある…先生達がなんだか優しくなったと感じる。
おかしな程の課題を言い渡されるが、分かりやすくメモも一緒に貰うこともあった。
意地悪だと思っていた先生から不意に頭をポンポンとされ、ドキッとしてしまい耳と尻尾を出してしまうというハプニングがあった。
慌てる僕に先生がジャケットを被せてくれ抱きしめられるように人気の無い場所に誘導された。
「おいっ」
「にゃぁあん?」
「大丈夫か?」
「んにゃ?」
「耳っ」
「みみ?…にゃ゛っ」
耳を触るとフサフサしていた。
やってしまった…。
ライ達以外の前で獣化してしまうなんて…。
どどどどどどうしよう…。
「平気なのか?」
「あっはい…ごめんなさい。たまに出ちゃうんです…」
どうしよう…観られちゃった。
先生達は知ってるって言ってたけど…。
「そうなのか?」
「…はっはぃ」
「どうやったら戻るんだ?」
「…お…落ち…落ち着いた…ら?」
「…時間は?」
「…わ…わからないです。早い時もあれば…戻りにくい時も…」
「そうか…まぁ、時間が経てば戻るなら暫くはこのままか…」
「あっ僕一人で大丈夫ですから、先生は…」
「こんな状態の生徒を一人に出来るわけ無いだろ?フィンコックは気にするな。」
「…はっ…はぃ」
優しく抱きしめられながら背中をポンポンと撫でられる。
セドゥクティーポ先生はリックと同じくらいの身長で体格も細身ではあるが逞しい。
守られるように抱きしめられてると胸の鼓動が早くなる。
僕とは比べ物になら無いくらい格好良くて、生徒からも人気の先生。
子爵家の次男で婚約者はいないが恋人は途切れたことがないとか。
爵位・貴族・平民で人を判断せず、誰に対しても変わらない人。
意地悪だけど相談しやすくて親身になってくれる人らしい。
不意の優しさにときめくと聞いたことがあったが、まさか僕も体験するとは思わなかった。
耳と尻尾はなかなか引っ込まず、先生とジャケットに包まれていた。
気持ちを落ち着かせたいのに、突然の少女漫画のような状況に一人興奮していた。
ジャケットを捲られ見上げると、先生と目があった。
「まだ出たまんまだな。」
耳を触るとフサフサしている。
「ぅん」
「少し触っていいか?」
先生の真剣な顔にちょっとドキッとした。
いつも同じ笑顔で笑顔以外を観たことが無かったから、真剣な表情に男を感じてしまった。
僕ってだめだな…少し優しくしてくれた人をそういう対象で見てしまう。
エッチ好きの淫乱なのかもしれない。
「あっはい、ど…どうぞ。」
耳を撫でられ感触を確かめるように握られる。
「本物なんだな。」
「…んっ」
慎重に耳を触られる。
先生の触り方…ちょっとエッチかも。
腰がムズムズしちゃう。
「んふぅんん…んぅんん」
「擽ったいか?」
「ふぇっ?」
「声が…」
「ぁっ…いえっちがっ…そのっ大丈夫です…」
「ふぅん」
先生は再び僕の耳を確かめ始めた。
僕の耳と尻尾は元に戻る気配はなく、先生の巧みな手捌きに耐えるのに必死でいつの間にか抱き付いていた。
「はっんんふぅんんくっん」
「…本当は耳、苦手なんだろ?」
先生は耳を触るのを止め、耳元で囁いた。
「ふぇ…」
「俺に言われたからって、我慢しなくても良かったんだ。」
「…んっ…苦手…じゃなくて…」
「苦手じゃなくて?」
「気持ちよくなっちゃう…。」
「………」
「気持ちよくなると耳と尻尾…戻らにゃくにゃっちゃう。」
「そうだったのか…」
先生の手はジャケットの中から外へ移動し僕の背中をポンポンと撫でてくれた。
先生の胸に顔を埋め気持ちが落ち着いていく。
先生って良い香り…香水かな?
大人の香りでドキドキする。
そんなことを考えていると、視界が明るくなった。
「んにゃ?」
「…もう、大丈夫そうだな。」
「んへ?」
耳を触ると人間に戻っていた。
「戻ってる。」
「あぁ」
なんだろう…戻って良かったんだけど…だめだめ、これ以上考えちゃ。
僕の勉強は前途多難だ、誘惑がいろんな所に落ちている。
「先生、色々とありがとうございます。」
「いいやっ」
僕は課題を手に棟へ戻り、その日はベッドでリックに攻められた。
僕の身体から馴染みの無い香水の香りがしたとかで、お風呂場でたっぷり洗われた。
そんな所に香りは着いてないと言いたかったけど、リックってかなり嫉妬深いみたい。
僕の大好きな香りの石鹸で泡立てられながら、奥まで洗われた。
勿論リックので。
口も確認するって言われたけど、確認ではなくエッチなキスをひたすらされた。
だって、先生とキスなんてしてないもん。
泡風呂に浸かってもリックは許してくれず、逆上せるまで身体をエッチに洗われ続けた。
バスローブ姿になりソファに座ると、ひたすら身体の匂いを確認された。
息が擽ったくて身体を捩ってもリックは手の指の先から足まで確認していた。
擽ったい行為に僕のモノはゆっくり反応していった。
リックは僕のモノがどうなのか分かっているのに、一切触れてはくれない。
「リックゥ、リックの匂い着けて。」
もう我慢できなかった。
なんか変な誘い文句だったけど、リックは漸く僕のモノに触れて中にもくれた。
ベッドに移動しても僕はリックの香りを身に纏い続けた。
僕が起きている間はリックがお腹の中にあったけど、眠っている間に洗浄されていた。
朝起きた時僕が駄々を捏ねると思い意識がない時に綺麗にしてくれていたらしい。
毎回ではなくアドルフがあまり飲まず胸が張って苦しい時のみで、二人は禁止だけどリックには二人きりの時に少しだけ許してる。
罪悪感から二人にはもう禁止を解こうかなって思ってるんだけど…。
ん~だけど二人もエッチの時にちょっと飲んでる気がするんだよね。
エッチの時は夢中になり過ぎて分からないから…。
僕の考えすぎなのかな?
考えすぎといえば勉強。
必死にやってるつもりでも休んでいた期間が長すぎて中々追い付かない。
そして、最近恐ろしいことが…。
ペアの授業は婚約者が居るので婚約者と組むことになったんだけど、僕達だけはペア授業はなくペアで僕の遅れた分の勉強という特別なものが用意された。
他の皆がエッチしてる時、僕達は真面目に勉強だった。
先生方からにも沢山の課題を出されたが尋常ではない量に見える。
もしかしたら、今まで不真面目だったフィンコックへの仕返しなんじゃ?と疑ってしまうほどの量だった。
それに先生達皆、僕に課題を出す時とっても嬉しそうな顔してるんだもん。
絶対僕が苦しんでる姿を見て喜んでるんだ。
僕からしたら真面目にしてたのに…獣人になっちゃったのは僕の所為じゃないのに…。
むー、三人に教えて貰いながら一つ一つ覚えていく。
「ん゛~ん゛~…んにゃっ」
問題を解いていくと、どうしてもわからないところがあり無意識に唸ってしまっていた。
突然唇を摘ままれた。
摘まんだ手の持ち主を見付けると犯人は楽しそうに笑ってる。
「その口止めろよ、気になるだろっ。」
そう言ってエドに唇を奪われた。
勉強していたのにキスされると一瞬にしてそちらに意識を持っていかれてしまう。
軽いのじゃなくてもっと欲しくて、僕から追いかける。
「おいっ勉強に集中しろっ。」
反対側に座るライに抱き寄せられ、エドとの距離が生まれる。
「フレデリックと席変われ。」
真面目に教えてくれているライの横で不真面目な事をしてしまい、怒らせてしまった。
リックは僕の向かいに座っていたので席替えの標的になった…。
「ごめんなさぃ…。」
「悪かったよ。」
次の試験まで時間がなく、僕の為に皆教えてくれているのに…。
魔法学園では年に三回試験があり、それぞれの試験結果の総合で卒業、進級、留年、退学が決まる。
三年の僕達には卒業出来るかどうかの大事な試験だ。
だから、ライは真剣に怒っていたのだ。
僕は僕の事なのにもっと真面目に考えなきゃいけなかった。
貴族令息が学園を卒業できずに退学だなんて家門の恥、喩え僕が社交界に出席しなくてもお父様やお母様お兄様は違う。
僕の不出来の所為で皆にこれ以上の迷惑は掛けたくない。
もっと、真面目に勉強しないと…。
それからは心を入れ換え真剣に勉強に望んだ。
エッチも少なくはなったけど、身体も疼くことはなかった。
勉強で頭を使い、アドルフに母乳を与え、夜は彼らの誰かに抱かれる。
頭も身体も使いきり一日を終え眠ると翌朝とてもスッキリしていた。
試験まで僕はかなり充実した日々を送っていると思う。
最近変わったことがある…先生達がなんだか優しくなったと感じる。
おかしな程の課題を言い渡されるが、分かりやすくメモも一緒に貰うこともあった。
意地悪だと思っていた先生から不意に頭をポンポンとされ、ドキッとしてしまい耳と尻尾を出してしまうというハプニングがあった。
慌てる僕に先生がジャケットを被せてくれ抱きしめられるように人気の無い場所に誘導された。
「おいっ」
「にゃぁあん?」
「大丈夫か?」
「んにゃ?」
「耳っ」
「みみ?…にゃ゛っ」
耳を触るとフサフサしていた。
やってしまった…。
ライ達以外の前で獣化してしまうなんて…。
どどどどどどうしよう…。
「平気なのか?」
「あっはい…ごめんなさい。たまに出ちゃうんです…」
どうしよう…観られちゃった。
先生達は知ってるって言ってたけど…。
「そうなのか?」
「…はっはぃ」
「どうやったら戻るんだ?」
「…お…落ち…落ち着いた…ら?」
「…時間は?」
「…わ…わからないです。早い時もあれば…戻りにくい時も…」
「そうか…まぁ、時間が経てば戻るなら暫くはこのままか…」
「あっ僕一人で大丈夫ですから、先生は…」
「こんな状態の生徒を一人に出来るわけ無いだろ?フィンコックは気にするな。」
「…はっ…はぃ」
優しく抱きしめられながら背中をポンポンと撫でられる。
セドゥクティーポ先生はリックと同じくらいの身長で体格も細身ではあるが逞しい。
守られるように抱きしめられてると胸の鼓動が早くなる。
僕とは比べ物になら無いくらい格好良くて、生徒からも人気の先生。
子爵家の次男で婚約者はいないが恋人は途切れたことがないとか。
爵位・貴族・平民で人を判断せず、誰に対しても変わらない人。
意地悪だけど相談しやすくて親身になってくれる人らしい。
不意の優しさにときめくと聞いたことがあったが、まさか僕も体験するとは思わなかった。
耳と尻尾はなかなか引っ込まず、先生とジャケットに包まれていた。
気持ちを落ち着かせたいのに、突然の少女漫画のような状況に一人興奮していた。
ジャケットを捲られ見上げると、先生と目があった。
「まだ出たまんまだな。」
耳を触るとフサフサしている。
「ぅん」
「少し触っていいか?」
先生の真剣な顔にちょっとドキッとした。
いつも同じ笑顔で笑顔以外を観たことが無かったから、真剣な表情に男を感じてしまった。
僕ってだめだな…少し優しくしてくれた人をそういう対象で見てしまう。
エッチ好きの淫乱なのかもしれない。
「あっはい、ど…どうぞ。」
耳を撫でられ感触を確かめるように握られる。
「本物なんだな。」
「…んっ」
慎重に耳を触られる。
先生の触り方…ちょっとエッチかも。
腰がムズムズしちゃう。
「んふぅんん…んぅんん」
「擽ったいか?」
「ふぇっ?」
「声が…」
「ぁっ…いえっちがっ…そのっ大丈夫です…」
「ふぅん」
先生は再び僕の耳を確かめ始めた。
僕の耳と尻尾は元に戻る気配はなく、先生の巧みな手捌きに耐えるのに必死でいつの間にか抱き付いていた。
「はっんんふぅんんくっん」
「…本当は耳、苦手なんだろ?」
先生は耳を触るのを止め、耳元で囁いた。
「ふぇ…」
「俺に言われたからって、我慢しなくても良かったんだ。」
「…んっ…苦手…じゃなくて…」
「苦手じゃなくて?」
「気持ちよくなっちゃう…。」
「………」
「気持ちよくなると耳と尻尾…戻らにゃくにゃっちゃう。」
「そうだったのか…」
先生の手はジャケットの中から外へ移動し僕の背中をポンポンと撫でてくれた。
先生の胸に顔を埋め気持ちが落ち着いていく。
先生って良い香り…香水かな?
大人の香りでドキドキする。
そんなことを考えていると、視界が明るくなった。
「んにゃ?」
「…もう、大丈夫そうだな。」
「んへ?」
耳を触ると人間に戻っていた。
「戻ってる。」
「あぁ」
なんだろう…戻って良かったんだけど…だめだめ、これ以上考えちゃ。
僕の勉強は前途多難だ、誘惑がいろんな所に落ちている。
「先生、色々とありがとうございます。」
「いいやっ」
僕は課題を手に棟へ戻り、その日はベッドでリックに攻められた。
僕の身体から馴染みの無い香水の香りがしたとかで、お風呂場でたっぷり洗われた。
そんな所に香りは着いてないと言いたかったけど、リックってかなり嫉妬深いみたい。
僕の大好きな香りの石鹸で泡立てられながら、奥まで洗われた。
勿論リックので。
口も確認するって言われたけど、確認ではなくエッチなキスをひたすらされた。
だって、先生とキスなんてしてないもん。
泡風呂に浸かってもリックは許してくれず、逆上せるまで身体をエッチに洗われ続けた。
バスローブ姿になりソファに座ると、ひたすら身体の匂いを確認された。
息が擽ったくて身体を捩ってもリックは手の指の先から足まで確認していた。
擽ったい行為に僕のモノはゆっくり反応していった。
リックは僕のモノがどうなのか分かっているのに、一切触れてはくれない。
「リックゥ、リックの匂い着けて。」
もう我慢できなかった。
なんか変な誘い文句だったけど、リックは漸く僕のモノに触れて中にもくれた。
ベッドに移動しても僕はリックの香りを身に纏い続けた。
僕が起きている間はリックがお腹の中にあったけど、眠っている間に洗浄されていた。
朝起きた時僕が駄々を捏ねると思い意識がない時に綺麗にしてくれていたらしい。
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