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二章 ハーレムルート

学園

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エッチも好きだけどイチャイチャするのも好き。
ソファで落ちないようにぎゅっと二人でくっつくの。
足を絡ませ唇が触れるか触れないかの焦れったい距離での会話。
たまに唇が触れるとドキドキする。
キスしたくなって、視線がアレックスの唇から離れられなくなってくる。

「ルゥ、そろそろ学園に戻りますか?」

「…えっ?」

「最近は獣人化してませんよね。フェロモンも出ていないようなので復帰しても問題ないでしょう。」

「やったぁ、これで皆と居られるね。アレックスの授業も受けれるよねぇ…チュッ」

「学園に戻れば私のことは先生ですよ。」

折角アレックスと呼べるようになったのに、今度は先生呼びを強要された。
そんな器用に変えられないよ。 

「…先…生?」

「えぇ、学園では婚約者扱いできません。私は生徒に教える立場ですから貴方だけを特別扱いできません…彼らと違って…。」

「僕がいくら誘惑しても?」

「誘惑するんですか?」

「頑張るっ。」

「ふふっ、それは少し楽しみですがフィンコックはイケナイ生徒ですね。」

「先生はエッチな先生だね。」

「そうですか?」

「うん、先生はエッチだよ。」
 
「なら、エッチな先生らしく生徒にエッチな授業しましょうか?」

「…ぅん、教えてエッチな事…沢山。」

「良いですよ。」

授業はキスから始まった。
アレックスが僕に重なるような態勢となり、離れたくなくて先生の首に腕を回した。
瞼を閉じてキスに夢中になっていたが、好奇心に負けて薄く瞼を開けた。
アレックスが一切視線を逸らすことなく僕を見つめ続けていたので、僕もアレックスから視線を逸らさずキスを続けた。
それでもアレックスの唇が顎や首に移動してしまうのが少し寂しかった。

「んふぅんっん…キス…欲しいよ…。」

「ん?なんです?」

「キスして。」

「ルゥの身体中に沢山してあげますよ。」

「…唇に欲しぃ。」

口に出して願えばすぐに叶えられ、沢山してくれ唇が離れてもおでこを付け見つめ合っていた。

「ルゥ、唇はまた後で…ちゅっ」

アレックスは僕を抱き締めながら胸を食べていった。
口一杯に胸を含まれ舌で擽られる。
身体が宙に浮きながら身体を食べられていくの、怖いのにゾクゾクして気持ちいい。
アレックスの頭を愛おしく抱き締め快感に酔いしれ、座り直せば僕の胸から移動しモノを咥えられた。
アレックスの頭に触れあまりの気持ちよさに声を抑えるのを忘れ、足でアレックスの身体を挟み込んで喘いでいた。

「んやぁん」

もうすぐでイキそうという時に口を離されてしまい不満の声が漏れる。
目線で続きを強請るとアレックスは僕のから顔を離し起き上がった。
先生のが視界に入ると、アレックスのも反応していた。
腰を抱えられ上半身が密着して、お尻にアレックスの先端が触れる。

「はぁんっ」

期待と待ちわびたモノを貰える喜びに、自分からアレックスを迎えに行った。

「そんなに欲しかったんですか?」

「ぅん…欲しっ…もっと…ちょぅだぃ…アレックスゥ」

アレックスの首に腕を回して確りと抱きつけば、下から突き上げられ一気に貫かれた。
その後はもうわかんない。

アレックスのエッチが上手いのか僕が快楽に弱いのか、気持ちいいのをひたすら追いかけた。
アレックスの綺麗な腹筋に僕のを何度も放ってしまったが、気にすること無く抱きつき先生のを受け入れた。
獣人になって体力や性欲が増したけど、限界はありアレックスのを沢山貰い満足したのかぎゅっと締め付けながら意識を失った。
どのくらいだったのか分からないけど、意識が戻ったらアレックスの膝の上で抱き締められてた。

「アレックス先生?」

「…はぃ?」

「先生のエッチな授業、気持ち良かった。」

「ふふ、そうですか。」

アレックスは僕を抱き締めたまま顔を見せてくれなかった。

「…キス…したいな…。」

「…ふふっ」

身体を離し、漸く先生の顔を見ることができた。
ちゅっと僕の鼻にキスされた。

「ん゛ー先生ぃ゛…唇に欲しい。」

不満な声を漏らせば唇に触れた。
アレックスとキスすると甘い香りがするの不思議だな。
この香り大好き…唇を離したくなくなる。

「先生?分からないことがあるの。」

「ん?何です?」

「分からないことがあるから、もう一回教えて。」

「教える?」

「ぅん、エッチな授業もう一回して。」

「………わかりました。」

唇が深く重なった。
僕の舌が奪われていくのが気持ちいい。

「んや…だめぇ…もっと…アレックスのキス…終わりたくない。」

キスの終わりを予感すると次を強請った。

「………」

唇を再び重ね舌を絡めた。

気持ちいい…気持ち良すぎて腰の辺りがモゾモゾする。
凄くエッチしたい。
唇が離れる仕草をしたのを感じとり、アレックスにしがみつく手に力を込めるも無情にも離れてしまった。

「やっ…もっとすゆ…」

「…ルゥ」

「んー…にゃぁっ」

腰に衝撃が走った。
何この感覚…。
ビリビリと刺激が伝わる。

「にゃに…にゃにゃにゃ」

「ルゥよく見なさい。」

何を見ればいいのか分からないが、アレックスに言われるまま頷いた。
辺りを見渡すと黒い何かを先生が持っていた。

「んにゃ?」

黒いものを辿ると僕の腰に行き着いた。

…尻尾ぉお。

もしかしてと耳に手をやると毛むくじゃらの何かに触れた。

「んにゃぁん、にゃぁあん」

「…手の掛かる子ですね。」

「…ふぅぇん…ちぇんちぇっちっぽ、出ちゃった。」

「………」

「にゃぁああん、にゃああああ」

尻尾の付け根を撫でられると腰がゾワゾワしておかしくなりそう。
アレックスに倒れ混みしがみついていた。

「う゛っ」

身体が反応してアレックスのを締め付けたのが分かったが今はそれどころではない。

「ルゥそれ…やめなさい。」

にゃにを?わかんない。
分かんないけど、アレックスのを奥で感じようと身体が疼いているのは分かる。

「んにゃぁあん、わかんにゃいょ。」

後ろに手を付き重心をずらしてより深く繋がろうと必死に身体を動かした。

「にゃぁあん、アレックチュ奥にちょーらい。」

尻尾と耳が出るとより敏感になった気がする…。

「…貴方は…。」

ソファに倒されアレックスの膝で腰を持ち上げられ、より深く繋がり勢いを付けて更に奥に来てくれる。
その都度喘ぎ声が生まれる。

「んっゃっぁっんんあんっちょこっあんっいいっきっもち…いいっよっ…もっちょ…ちてぇえんっんっんあんっ」

恥ずかしいことをいっているのは頭の片隅で分かっていたけど、止められなくて手の甲で顔を隠していた。
エッチなことを言う僕のことを見られたくない。

「ルゥ」

呼ばれている声は聞こえていたが返事と言うりも、ずっと喘いでいたと思う。

「ルゥ、顔見せてください。」

だめ…こんな僕見て欲しくない…。
腕を捕まれ、きつく閉じていた瞼を開けるとアレックスの顔があった。
普段は綺麗で少し冷たさも感じるのに、今はとても色っぽい。
視線を逸らすことができず吸い込まれるように見つめあっていた。

「私を見たくないですか?」

「んにゃっちがうにょ…エッチにゃ僕…みにゃいで。」

今更かもしれないが、身体がいつも以上に敏感でおかしい。

「ふふ、エッチなルゥですか?私に見せてください、エッチな貴方を。」

「にゃーん…」

「ルゥ、腕は私の首に回してください。」

「にゃっ…んっ」

手をアレックスの首に回した。

「にゃっんんにゃぁんっんんにゃっんん」

態とじゃないけど、猫語の方かなにも考えずに出てくる。

「これ、気持ちいいですか?」

「…にゃぁん」

「貴方の言葉で聞きたいです。」

「…き…もちよすぎちぇ…おかしく…にゃっちゃう…。」

「ふふ、それは嬉しいですね。」

「…んやっ身体…おかしっ。」

「…ん゛ん゛…もしか…して…フェロモン…出して…?」

「わかんにゃっぁっぁっぁんっん」

その後の記憶は途絶えた。
多分だけど、気持ち良すぎてフェロモンを抑えきれず溢れてしまったんだと思う。
微かに覚えているのは、凄く気持ち良くて止めたくない。
「だめぇ、止めにゃいでぇ」「もっちょぉ」と叫んでいたような…。

思い出したくない記憶だった。

フェロモンを放出してしまった僕って、凄くエッチに積極的で普段言わないような言葉も沢山言っちゃうみたい。
それに…皆の…を沢山欲しくなる。
子供欲しいって身体が叫んでるみたいで僕の中に沢山注いで欲しいの。

「赤ちゃん欲しい」って言葉にしてないよね?

ちょっぴり不安。
アレックスの方もフェロモン出すと男らしい獣のように…って獣は僕か…。
んー雄?感が現れる。

本能って凄い。

いつもとは違い、荒々しくなって普段は僕に合わせてくれているのを知る。
そんな事を薄れ行く意識の中で考えていた。
気持ち良くてこのまま寝ちゃいたい…。
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