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二章 ハーレムルート

エッチ禁止令の三日間

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エッチ禁止令一日目。

服はちょっとずらして尻尾を自由にさせ、だらしない格好にも慣れてきた。
早く試験終わらないかなぁと、暇があれば思っている。
勉強してご飯を食べてまた勉強。

皆が試験をしているんだから僕も真面目にならないと。

少し外の空気を感じて一人の時間を過ごしていく。
試験中だから、食事を運んでくれる先生はキスもしてくれなくなった。
ライアン様に気を使っての事らしい。

日が落ちて夕暮れ時になって、人々の輪郭をぼやかしてくれるのに…先生は僕に触れることは無かった。
それよりも…

怒られた。

僕が先生の服のポケットにパンツを隠したのがバレた。
何故入れたのかと聞かれ「ちょっとした出来心で」と正直に答えた。

何故か分からないが、この棟にいると普段と違う思考になる。
ずっとここから出られなくなるんじゃないかって不安が僕を支配する。

僕を忘れて欲しくなくてイタズラのつもりだったの…ずっと部屋でライアン様は試験のために来られないし、先生もすぐに居なくなるから…。

抱き寄せられズボンが落ちた。

エッチ禁止は中止?

エッチ禁止だから頑張って考えないようにしていたが、エッチな事されるのかな?と思うと身体が疼き出す。

ぱん

「ひゃん」

お尻がお尻が。

「悪い子にはお仕置きです。」

ぱんぱんぱん

お尻を直接叩かれた。

「ひゃんひゃぁんあぁん」

ふぇえん、ただイタズラしただけなのに…。

う゛う゛ぇん…ごめんなさいぃ…。

ヒリヒリするよ…なんだか最後知りたくないものにも気付いたような気がしたけど、気付かない振りをして痛いお尻を労った。

これはきっと欲求不満から来るもので僕の性癖じゃない…きっと。

「もうしないから許ちて。」

これからはちゃんとパンツ履きます。

先生からお尻を解放され、その後はちゃんとパンツを履いてからズボンを履いた。
座る時に痛くて「ふぇっ」と変な悲鳴をあげてしまい、先生にも確り聞かれた。

お尻…痛いよぉ。


エッチ禁止令二日目。

朝からなんだかどんよりしてる。
これは天気の所為ではない。

お尻ムズムズしてる気がする。
誰も僕に触れてくれないから…。

朝食でも先生は穏やかな笑みだけですぐに部屋を出ていってしまった。

部屋で一人だとどうしてもだらけてしまい、勉強にも身が入らない。
椅子に座っているとあの事を思い出してしまう。

ライアン様に勉強を教わりながら、気持ちいいことされたのを。
ライアン様の香りに胸板の感触を思い出し、大きな手で胸や僕のモノに触られたことも。

「はぁっんっんライアン様っんっんふっんんっ」

ライアン様の手を思い出しながら無意識のうちに自分のモノに手を伸ばし一人エッチしていた。
だけど、なかなかイケない。

「ライアン様…ライアン様っライアン様っライアン様ぁ」

何度呼んでも気持ちよくイケなかった。

「ふっふぇっんんっんすんすんっすんっ」

どうすれば良いの?
恐る恐る指を奥に宛がった。
うまく出来ず先生とした時のように足を開いた。
こんな格好恥ずかしくて、今は勉強に集中しなきゃいけないのに止められなかった。

「んっんっふっんっあっんふぅんっんっあっんっせんせっんん゛ん゛」

なんとかイッた…けど、なにか足りない。
二人の手じゃないから淋しい。
ドロドロになった僕の手。
徐に手を舌を出してペロッと舐めた。

「美味しくない…。」

先生はどうしてこんなものを?
はぁ…二人が欲しい…。
まだ、お昼だけど気分転換にお風呂に入った。
泡風呂で長湯してしまい、ちょっと逆上せてしまったが気分転換にはなった。

後一日、後一日を頑張れば…。


エッチ禁止令三日目。

今日が終われば今日さえ終わればエッチできる。
少し長めのお風呂に入り念入りに体を洗った。
柑橘系の香りを身に纏い、早くライアン様が来ないかとそわそわしていた。

「ふふふ~ん」

鼻唄を歌うほど僕は思いっきり浮かれていた…食事を運んでくれた先生の言葉を聞くまでは。

「今回の試験はかなりの難易度であり、疲労もかなりのものだったと。なので今日は彼は来ることはできないてしょう。」

「ふぇっ…ライアンさまこないの?…せんせいは?」

「私も試験の採点など有りますから…。」

「えっえっえっ…だって…」

ライアン様が来ると思って…。
沢山エッチしてもらおうって…エッチな事いっぱい考えちゃって…。

「…フィンコック、サンチェスターに明日来るよう伝えます。」

「ぅ゛ぅ゛っ…はぃ゛っ」

大人しく食事を始めた。
身体の奥がウズウズしているのがちょっと不安だった。
まだ、大丈夫だよね?
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