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二章 ハーレムルート

先生と

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だけど僕達は婚約したんだ…。
それに…僕は誰か一人を選んではいけない。

僕はギノフォード先生とキスすることを黙って頷いた。
先生の顔がゆっくり近づいてくる…キ、キスされるんだと思うと先走った心臓がドキドキし始める。

ふわりといい香りと共に優しく抱きしめられると、先生からはいつも甘くて蕩けそうな香りがする。
香水なのかな?
いつの間にか僕も先生を抱きしめていた。
先生が離れていく事に淋しさを感じ、再び距離が縮まると自然と瞼が落ちた。

唇が触れたが全く嫌ではなかった。

触れるだけのキスから舌を絡ませていく。
先生とのキスの所為なのか近づいたからなのか、先生の香りを強く感じ脳が痺れていく。

「っぁんんふぅんんっんぁあむっんっやぁあ…」

キス止められない。

もっとしたい…。

怖いという感情は無く、緊張で先生の服を握りしめていた。
唇が離れると無意識に抗議の声をあげてしまう。

「嬉しすぎて勘違いしてしまいそうになります…確認しますが、私のキスはお嫌ですか?」

嫌かと聞かれると…そうじゃない。

「…やっじゃないです。」

「続けても良いですか?」

「はぃ…もっと…してみたい…です。」

正直に「もっと」と言ってしまっていた。
再びキスが始まり、次第に唇から別の場所へと移動していく。
首筋、鎖骨辺りをキスされる。
エッチの経験はあっても、先生とは初めてでドキドキする。

「服、脱がせますよ?」

「………はぃ」

僕も協力しながら上だけ脱いだ。
男同士で、まだ上半身だけなのに先生に見られて心臓が激しくなり、恥ずかしくて体を隠した。

「私が嫌ですか?…なら、ここで止めましょう。」

「ぁっちが…は、は、はずかしくて。」

「恥ずかしい?見られるのが?」

「…はぃ…。」

人に裸を見られるのって恥ずかしいものでしょ?

「それだけなら、肌に触れてもいいですか?」

「…は…ぃ。」

手をずらされ僕の胸を揉まれる。
突起を摘ままれ潰されていくのを顔を背けながらチラ見していた。

「ここに口付けてもいいですか?」

「…はっ…ぃ…」

先生の唇が触れていく。
優しくて暖かい。

「んっ…はっ…はぁっ…んっ……ぁんっ」

僕の胸を口に含まれ、舌で転がされ舐められ吸われ僕が逃げないよう先生に背中を支えらる。
先生の唇から僕の心臓の音が伝わりそうで恥ずかしい。
変な声を出さないよう、指を噛んでいるけどエッチな子って思われたらどうしよう…。

僕が緊張しながらいろんな事を考えていると、次第に先生が降りていく。

「下も脱がして良いですか?」

「……はぃっ」

先生が脱がしてくれるのを恥ずかしいと思いながら僕は眺めていた。
ズボンとパンツを引き抜く時には、片手で体重を支えながら少し腰を浮かして協力した。

僕のモノが現れると咄嗟に手で隠していた。

「私は嫌ですか?」

これは条件反射みたいなものです。

「…ぅんん…いやじゃないです…。」

首を振る。

「恥ずかしいですか?」

「…はぃ」

小さく何度も頷いた。
他人に裸を見られるのは恥ずかしいと思う。
喩えペアの授業で何度も経験していたとしても、初めての時は…緊張しちゃうと思う。

僕はライアン様しか知らないけど…。

「ふっ、フィンコックは本当に可愛い人ですね…キスしたくなりました…していいですか?」

「…はぃ」

先生嫌なら止めると言っていたので、次の行動を僕に許可を取りながら進めてくれる。

…けど、その方が恥ずかしかったりもする…。

「このままソファでも良いですか?」

「…はぃ」

なんだろう…先生といるとソファと縁がある。

「フィンコック、ゆっくりソファに。」

先生の指示通りソファに身を預けた。

「フィンコックの肌に触れ口付けていきますよ?」

「…んっ…はっ…ぃ」

首筋や鎖骨胸にキスされながら、徐々に下腹部に移動しようとしているのが分かる。

「手を外しても良いですか?」

「…ぁっ…はぃ」

僕のモノを隠していた手を外されていき、先生の目の前に晒していた。

「…せ、せんせっ。」

「どうしました?止めますか?」

「…ぁ…あんまり…みないでっ……はずかしい…です。」

「…ふふっ…すみません…見すぎてしまいましたね。」

「…んっ…せんせいも……ぃで…。」

「ん?何です?」

「…せんせいも、ぬいで。」

今日が初めてなのに僕だけ裸は寂しい。

「そうですね、フィンコックだけ裸にするのはズルいですよね。」

先生は躊躇うこと無くささっと全身の服を脱いだ。
魔法を担当している先生の体は、ライアン様程とは言わないけど鍛えられていて大人の体でエロさがあって抱きしめられたいって思ってしまった…。

「見ないで」って言っておきながら、僕は先生の体を凝視していた。
僕のエッチな視線に気付いていても、なにも触れず優しく微笑んでくれる。

「続き良いですか?」

僕の前で裸になっても緊張した素振りの無い先生を見て、僕の方が余計緊張してしまった。

「…はっはぃ」

先生の手によって足を広げられ閉じられないように先生の体が入りこみ、じっくり見られてしまう。

「せんせっ…い゛ん」

恥ずかしいよと続けようとしたら、際どい所をキスされた。
 
「すみません、「口付けしますね」と言えばよかったですね、驚いてしまいましたね?」

「………」

確かに確認はされなかった…。

「フィンコックのモノに触れてもいいですか?」

「…はぃ」

先生は一つ一つ許可を取るが許可してしまうと抗議が出来なくなってしまう。

僕を気遣うよう先生はもどかしいくらい優しくて触れてくれる…。
これって、僕の事を大事にしてくれてるんだよね?
なんだか焦らされたり言わされるっていうイジワルされてるみたいに感じちゃうのは僕の勘違いだよね?

「口でしても良いですか?」

「……は…ぃ…」

僕のをアイスのように舐めとられる。
先生が生徒の僕にって思うとイケナイ事のようで顔を背けてしまう。
こう言うのを背徳感って言うのかな?

「あぁんっん」

油断したら、恥ずかしい声が勝手に出てしまった。

「…続けても大丈夫ですか?」

僕がエッチな声をあげてしまったので、態々口を離され確認を取られた。

これって先生の優しさだよね?

「…はっはい…」

僕のモノが暖かい先生の口に再び包まれ、口の中で舌で撫でられきゅぅっと吸われる。
離されたと思えば根本の方を舐められ吸われ、僕のモノからは耐えきれないものが出始めていた。
先生はその液体を舌で掬って味わってから、再び僕のモノを口の中に含んだ。

僕に見せつけるように見えたのは気の所為だよね?僕の目を見ながらしたのも確認だったんだよね?

先生は僕の中の液体をもっと欲しがるように強く吸い出すので、その吸引に負け僕のは先生に吸い取られていた。

ごくん

飲み込む音が聞こえ、先生を確認した。

「嫌では無かったですか?気持ち良かったですか?」

「……きもっちいい…です。」

初めてなのに飲まれるなんて思わなかった。

「それは、よかった…では、私を受け入れる所を解していきますね?」

「………」

「フィンコック?」

「………」

返事は出来なかったけど、頷いた。
もう、恥ずかしいよ。 

「ふぇっ」

膝裏を捕まれ、先生を受け入れる場所を無防備に晒した。
何が起きているのか分からず、拒絶すること無く先生の次の行動を待っていた。

「…ぁあん……やぁあんっ」

洗浄魔法を掛けられたのは経験上わかったが、しっかり声が出ていた。
声我慢出来なかった…と気が緩むとお尻を舐められた。

「嫌ですか?」

「それは、いやです。」

お尻を舐められるのはどうしても慣れない。
出来るならしないでほしい。

「やはり、私とは無理なんですね…。」

「…ぇっ、あの…ちがくて。」

そんな意味で言ったんじゃないんです。

「無理しなくて良いですよ。私の事が嫌なのは仕方がありませんから…。」

「せんせいは、いやじゃないです……おしりが…。」

「繋がるのが嫌と言うことですか?」

「いやじゃないです…。」

そうじゃなくて…。

「私が触るの嫌ではないんですか?」

「いやじゃないです。」

「なら、続けて良いですか?」

「……は…ぃ?」

あれ?お尻を舐めるの止めて欲しかったのに…。

ふぅぇっまた、あの恥ずかしい格好になってお尻を舐められてる…。
お尻を舐めるの止めてって言いたかったのに、うまく伝わらなかった。

お尻舐めるのだめだよぉ。

もう、なにも言わず顔の前で両手を交差しながら必死に耐えた。
その姿を愉しげに見られていたなんて知らずに。

「フィンコック…指、入れて良いですか?」

「……はぃっ……ぁっ」

先生は僕の返事を待ってから、次の行動を起こす。
僕が返事をしない限り動かない。
僕への配慮。

「平気ですか?動かしますよ?」

「……はぃ」

恥ずかしい、違和感、緊張それら全てに耐えるためになにかに掴まりたい。
先生にしがみつきたいのに…遠い。
なんだか悲しなりソファを掴んだ。

不安に気づくと次第にその不安が膨れ上がってきた。

…ライアン様じゃない…。

ライアン様…。
怖い…怖い…怖い。

どうしよう…。

怖いかも…。

「怖いですか?」

「ふぇっ……っ…」

「無理しなくて良いんですよ?」

ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい。

指を引き抜かれ洗浄魔法を掛けられ先生の痕跡が消えた…。
ギノフォード先生の悲しげな瞳で見つめられる…。

僕…酷いことしたんだ。

「センセっ」

「どうしました?」

何を言えば良いんだろう…分かんない…けど…。

「少し時間を起きましょう。」

少し…ってどのくらい?
僕はライアン様を殺したりしない?

「ゆっくりいきましょう。」

「…はぃ」

優しく先生に抱きしめられた。
トクントクンと先生の鼓動に安心すると、あの香りを感じた。

甘くて蕩けそうな香り。

僕の方から先生に近付き身体を密着させた。
甘い香りが濃くなると腰の辺りがゾクゾクする…寒いのかな?

「寒いですか?」

「…んっちょっと…。」

きっと僕は寒いんだと思う…僕が寒いと言えば、ぎゅっと抱きしめ包み込んでくれた。

「フィンコック、私は貴方を愛してます。なので無理矢理するつもりはありませんから安心してください。」

愛してます…。

あの先生が僕を…不思議でならない。
初めて会った時は嫌われていると思っていた…いつからなんだろう?
試験の時は無理したけど頑張った僕を誉めてくれた…その後、倒れた僕を抱っこして運んでくれたんだ…それは先生だから当然の事かもしれないけど…。
魔法の訓練の時も同じことしちゃった…。
迷惑ばかり掛けていたのに…ずっと僕に優しかった。
僕が獣人になって不安だと言えば傍にいてくれ、僕の我が儘も許してくれた。

「…はぃ」

先生が無理矢理するとは思ってない。
ただ、僕はライアン様しか知らないから怖い。
だけど、それを伝えることが出来ない…だって、先生に信じてもらえるのか不安だった。
過去のフィンコックは回数は少なくてもちゃんとしてたのに、僕が今更ライアン様以外としたことがないって言っても嘘を吐いているとしか思われないよね…。
本当の事を話して信じてもらいたいのは、僕が楽になりたいだけなのかな?
ぐるぐる考えてしまう。
それでもギノフォード先生の腕の中は安心できた。

触れると安心する。

今なら出来る気がする…どうしてさっきはあんなにも怖かったんだろう?

先生はずっと優しくしてくれて、僕が酷いことしても怒ったりしなかった。
裸なのに今も何もなく抱きしめてくれてる。
一度僕が拒絶してしまったので、きっと先生からはもう…。

僕からしないと…。

僕はギノフォード先生の婚約者になるって決めたのに…。
先生は僕を愛してくれて守ってくれるって…なのに僕はエッチを拒んだ…。

ライアン様と関係を続ける為に利用しようとしている自分が嫌なのもあるが、先生に惹かれてしまうことがライアン様への裏切りのようでもあり拒んだ。

だけどそれはとっても酷いことだよね…。
先生は一番じゃなくても良いって言ってくれた。
侯爵家の次男で魔法の才能もあって魔法省からお呼びが来るぐらい凄い人、そんな人が僕の二番目を…なのに僕は…。

先生は僕の二番目を望んでくれて、僕もライアン様を失いたくない…。
僕は必ずライアン様以外の人ともしなきゃいけない…。

身体だけの関係?その方がライアン様は不安にならないだろうけど、それは僕が怖くて出来ない。
なら…好きって思ってくれてる人が良いと思うのは僕のワガママなのかな…。
ライアン様を裏切る行為?

だけど…ライアン様は…。
僕がこんな風に悩むと分かっていたから、あんなことを言ってくれたんだ。

「ギノフォード先生もシャルを愛してる。シャルにギノフォード先生との行為を強要するつもりはないが、俺に遠慮する必要もない。ギノフォード先生もシャルを本気で守ってくれる一人だ。好きになるのを止めることはない、俺とギノフォード先生は対等にシャルの婚約者だ。」

僕は酷い人間だ…。

先生を本当に利用しようとしていて、そんな自分が嫌だと思いながら今度は先生の優しさに気持ちが変わり初めてる。
緊張で心臓が壊れそうだったけど、僕から先生の顎にキスを贈るくらいには気持ちがある。

「んっ?」

驚いた先生と目が合うと、自然と距離が縮まり唇が重なった。
先程の続きのように再開された。
何度も確認されながら次へと進む。

僕はこれから先生とする…。

一番じゃないけど、先生の事を好きになる…多分もう好き…ライアン様の次に。
僕の一番は変わらない。
ライアン様が大好き。
誰よりも好き。

だから、僕はギノフォード先生とする…。

ライアン様と同じくらい好きにはなれなくても、利用するだけの関係は嫌。
これからは、ギノフォード先生を好きになる気持ちを隠さない事に決めた。
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