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二章 ハーレムルート
エッチのあとは
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ライアン様から大きめの服は貰えたけど、ズボンとパンツが…。
「シャルはズボンとパンツ好きじゃないんだよな?なら、無理に履くこと無いぞ」
笑顔で言うライアン様は…まだ怒ってるの?
僕が先生のソファに潜り込んじゃった時の事…。
言い訳だけどあの時は、知らないところに一人でいるのが怖くて温もりが欲しかっただけなの…。
ズボンとパンツを履かせてもらえないので服を伸ばして、見えないようにするのに必死だった。
中途半端な格好のがより恥ずかしい気がする。
これなら、裸でお風呂の方が幸せで恥ずかしくないのに。
「シャル、勉強は進んでんのか?」
「ぇっ、びぇんきょっう?」
突然真面目な話しに変わった。
「あぁ」
「ちょっ…ちょっとだけ…。」
「なら、俺が教えてやるよ。」
机の方に誘導され、椅子に座わりライアン様の膝の間に座らされた。
だけど、座った事で服で僕のものは確り隠れた。
腰にライアン様の腕が回るもエッチな雰囲気はなく「真面目なお勉強」が始まった。
ライアン様の教え方は上手でとても分かりやすかった。
初めはこれもエッチの流れなのかな?と思ったが本当にお勉強の時間だった。真剣に問題を解いていると、ライアン様の腕が不穏に下がっていく。
太ももに力をいれて耐えるも、容易く僕のモノは見つかってしまった。
「にゃぁん」
「こら、真面目に勉強しろっ。」
ふぇっ、この状況で?
片方の手でライアン様の手を封じようにも、太刀打ち出来ず余計気持ち良くされてしまう。
「ふっにゃぁん」
背筋をくねらせながら、助けを求めるようにライアン様を振り返る。
涙目で訴えても、ライアン様には効かず…
「シャル…卒業…してぇよな…?」
「ふぇっ」
「…学園…卒業してぇよな?」
「…んにゃん」
「……だよ…なっ」
ライアン様からのイタズラは無くなり抱きしめられた。
どうしたんだろう?
もしかして僕が授業に参加できなくなり、学力が不安で卒業できないって心配されちゃった?
だけど、最近はギノフォード先生に教えてもらいながら真面目に勉強してるよ?
だから心配しないでっ。
「ライアンさみゃ、いっちょにしょちゅぎょうしようね?」
「…そうだな…。」
僕たちがイチャついている頃、一つの婚約が纏まりかけていた。
家族から手紙が届き、ギノフォード先生との婚約は僕の返事次第で決定すると合った。
返事を書く前に再度ライアン様と確かめあい、家族に知らせた。
僕はギノフォード先生を「二番目」の夫に選んだ。
その日のうちに僕とギノフォード先生の婚約は正式なものとなり、公表せずとも貴族達に伝わるだろうと聞かされた。
再び学園を賑わせることとなったが、僕はまだ学園に戻れる見通しが立っていなかったので知らないことだった。
第一王子の婚約者筆頭候補、公爵家次男であり百年ぶりの今現在たった一人の獣人シャルマン フィンコックは辺境伯爵のライアン サンチェスターと、侯爵家次男のアレッサンドロ ギノフォードと婚約した。
「シャル?」
「にゃあん」
「…ギノフォード先生とも婚約したんだ。俺に遠慮することはないからな?」
「………。」
遠…慮…?
「ギノフォード先生もシャルを愛してる。シャルにギノフォード先生との行為を強要するつもりはないが、俺に遠慮する必要もない。ギノフォード先生もシャルを本気で守ってくれる一人だ。好きになるのを止めることはない、俺とギノフォード先生は対等にシャルの婚約者だ。」
「………。」
対等?
「俺は平気だ。」
「…にゃん。」
ライアン様に優しく抱きしめられた。
僕はギノフォード先生を好きになった方が…いいんだよね?
「シャルはズボンとパンツ好きじゃないんだよな?なら、無理に履くこと無いぞ」
笑顔で言うライアン様は…まだ怒ってるの?
僕が先生のソファに潜り込んじゃった時の事…。
言い訳だけどあの時は、知らないところに一人でいるのが怖くて温もりが欲しかっただけなの…。
ズボンとパンツを履かせてもらえないので服を伸ばして、見えないようにするのに必死だった。
中途半端な格好のがより恥ずかしい気がする。
これなら、裸でお風呂の方が幸せで恥ずかしくないのに。
「シャル、勉強は進んでんのか?」
「ぇっ、びぇんきょっう?」
突然真面目な話しに変わった。
「あぁ」
「ちょっ…ちょっとだけ…。」
「なら、俺が教えてやるよ。」
机の方に誘導され、椅子に座わりライアン様の膝の間に座らされた。
だけど、座った事で服で僕のものは確り隠れた。
腰にライアン様の腕が回るもエッチな雰囲気はなく「真面目なお勉強」が始まった。
ライアン様の教え方は上手でとても分かりやすかった。
初めはこれもエッチの流れなのかな?と思ったが本当にお勉強の時間だった。真剣に問題を解いていると、ライアン様の腕が不穏に下がっていく。
太ももに力をいれて耐えるも、容易く僕のモノは見つかってしまった。
「にゃぁん」
「こら、真面目に勉強しろっ。」
ふぇっ、この状況で?
片方の手でライアン様の手を封じようにも、太刀打ち出来ず余計気持ち良くされてしまう。
「ふっにゃぁん」
背筋をくねらせながら、助けを求めるようにライアン様を振り返る。
涙目で訴えても、ライアン様には効かず…
「シャル…卒業…してぇよな…?」
「ふぇっ」
「…学園…卒業してぇよな?」
「…んにゃん」
「……だよ…なっ」
ライアン様からのイタズラは無くなり抱きしめられた。
どうしたんだろう?
もしかして僕が授業に参加できなくなり、学力が不安で卒業できないって心配されちゃった?
だけど、最近はギノフォード先生に教えてもらいながら真面目に勉強してるよ?
だから心配しないでっ。
「ライアンさみゃ、いっちょにしょちゅぎょうしようね?」
「…そうだな…。」
僕たちがイチャついている頃、一つの婚約が纏まりかけていた。
家族から手紙が届き、ギノフォード先生との婚約は僕の返事次第で決定すると合った。
返事を書く前に再度ライアン様と確かめあい、家族に知らせた。
僕はギノフォード先生を「二番目」の夫に選んだ。
その日のうちに僕とギノフォード先生の婚約は正式なものとなり、公表せずとも貴族達に伝わるだろうと聞かされた。
再び学園を賑わせることとなったが、僕はまだ学園に戻れる見通しが立っていなかったので知らないことだった。
第一王子の婚約者筆頭候補、公爵家次男であり百年ぶりの今現在たった一人の獣人シャルマン フィンコックは辺境伯爵のライアン サンチェスターと、侯爵家次男のアレッサンドロ ギノフォードと婚約した。
「シャル?」
「にゃあん」
「…ギノフォード先生とも婚約したんだ。俺に遠慮することはないからな?」
「………。」
遠…慮…?
「ギノフォード先生もシャルを愛してる。シャルにギノフォード先生との行為を強要するつもりはないが、俺に遠慮する必要もない。ギノフォード先生もシャルを本気で守ってくれる一人だ。好きになるのを止めることはない、俺とギノフォード先生は対等にシャルの婚約者だ。」
「………。」
対等?
「俺は平気だ。」
「…にゃん。」
ライアン様に優しく抱きしめられた。
僕はギノフォード先生を好きになった方が…いいんだよね?
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