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一章 純愛…ルート

弄ばれているようなエッチ

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「ひゃっ」

予告なく足を掴まれ広げられ短い悲鳴を上げてしまった。
ライアン様が僕の足の間に移動し、閉じる事が出来なくライアン様の身体を挟んでいた。
逆らう気は無いが、足が閉じることが出来なくなったのが恥ずかしい。

「きゃぁぁああっあああ」

不意に内太ももを噛まれ、叫び声を上げてしまった。
初めての場所と強すぎる刺激に涙が溢れる。
これはもしかして嫌がらせ?それとも行為の延長?やっぱり僕は嫌われてるの?
エッチな事は分からないことが多すぎて僕にはハードルが高すぎる。

「はっはぁっんっふっんっんっふっんっ」

ライアン様は太ももや付け根を舐めたり噛んだりしてるだけで、まだ僕自身には触れてくれない。
それでも分かる、僕のモノからタラタラとはしたなく何かが流れてる。
日本人だった時の僕は一人でそういうことをあまりしなかった。
した後、凄く虚しくなるから…。
自分自身でする刺激にさえ慣れていないのに他人の手による刺激には更に敏感に反応してしまう。
つい最近知った刺激に僕はまだ追い付いていけない。
気持ちいいを通り越して痛苦と感じてしまう程だった。
身体の中を暖かい風が流れ洗浄魔法だと分かるが、今まで身体の中を刺激されるなんて経験がないので洗浄魔法にさえ感じちゃう。
この世界に来て初めての事ばかりを体験しっぱなしで、体力を奪われ抵抗する気もなく流されてしまう。

ライアン様が僕の身体から離れ休憩させてくれるんだと思うも、次の動作を待つことに不安を感じてしまう。
中途半端な今の状態で別れ話なんて無いよね?
余裕が出てくると急に不安になる。
お願い、噛んで良いから僕の身体に触れて。
ライアン様がベッドサイドの棚の小瓶に手を伸ばし、蓋を開け液体を掌でクチュクチュと音を立てている。

続けてくれるんだよね?止めたりしないよね?

終わらずに続くと思うと安心し、エッチに頭が向かった。
ライアン様がクチュクチュと音をさせると以前ならそんな音を聴いてもなにも思わなかったが、今はその音がなんだか卑猥に感じる。
目を閉じ視覚を塞げば聴覚が敏感になり、その音だけが耳に残る。
耳からエッチな気分になり音が止んだ事で変態な僕が落ち着くと、膝を曲げられ開かれ全てを晒けだす体勢にされてからお尻に液体を塗り込まれヌルッと指が入ってきた。

「あふぅん」

入ってくる瞬間はいくら口元を押さえても声が出てしまう。
既に声をあげてしまっているので今更かもしれないが、これでも必死に押さえているつもりだった。

クチュクチュクチュクチュ

あの液体とライアン様の指でイヤらしい音が再び始まり、耳が犯される。
自分の身体から生まれている音だと思うと恥ずかしくて今度は耳を塞ぎたくなった。

「足、閉じんな。」

恥ずかしさのあまり無意識に足を閉じ僕のアレがライアン様の視界に入らないように頑張っていた。
僕の行為は僕からライアン様が何をしているのか見えないが、ライアン様にはバッチリ見えていることに頭が回っていなかった。
それでもライアン様が居るため膝をこ擦り合わせているだけだった。

「んっ」

返事はしたものの足を開くことは出来ず、力を抜くのが精一杯だった。
ライアン様の手により片足を掴まれ閉じることを許されず、僕の下半身に沈んでいった。
待ち構えれば僕のモノは暖かく包まれ既に溢れているのを全てを舐め取られ強く吸われる。
あまりの強さに腰がビクンと勝手に動いてしまう。
今までの刺激で十分反応してしまっているのに、そこに強烈な刺激が加われば僕は呆気なくイッてしまった。

「やぁぁぁぁぁん」

呼吸も整わず僕が油断している間にライアン様が僕の中に入ってきて、自分でも驚くほど高い声が出た。
瞼を開ければライアン様と視線が合う。

「んっんっんっんっんっんっぁはっはっはっはっはっ」

ゆっくりライアン様が動き出した。

どうしよう。
これは授業の一環でこんなに感じてはいけないと思う僕と、今日が最後だから沢山して…あわよくばこの関係を続けたいと思っていた…。
この関係を終わらせたくない…最後なんてヤダ…。

「んっやっんっやっやっはっんっやぁっん゛ぁああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

気持ち良すぎてライアン様を放すまいとギュッと力が入ってしまった。

「…クッ」

ライアン様の苦しそうな声を聞いたが緩めることが出来ず、僕の中に熱いのを感じた。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

何もしてないのに僕の方が呼吸を荒くしていた。
ダメ、今回ももう意識が…。
ライアン様はまだ物足りないと思うのに、僕の体力が…。

「……いかないで…」

「………?もう、イッちまったよ。」

「…そばぁ…いてぇ…」

「………?」

「…独り…ヤダよ…」

「………泊まって良いのかよ?」

「…ぅん」

「あぁ、わかっ…」

ライアン様の返事を最後まで聞く前に僕の意識は沈んでいった。
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