2 / 414
一章 純愛…ルート
死ぬ前は走馬灯じゃないの?
しおりを挟む
なんだろう、感覚が戻った気がする。さっきまでと違って感触が分かる。目もボヤけてるけど見える。音も聞こえ始め、僕は死んでいなかったの?
ここはで、もしかして病院?生きてたのかな?
瞬きを何度か繰り返し視界がハッキリすると目の前には逞しい男の人の温かい生きてる体があった。
顔を確認すると、とっても格好いい人だった。こんな格好いい人初めてみた。外国の人?ハーフ?年上かな?
彼の髪色がブルーアッシュで不良を思わせ、赤いピアスも似合っていた。
あぁこんな人と生きてる時に出会っていたら一目惚れしていたに違いないだろうな…。こんな人と恋愛できたらどんなに幸せなんだろうと夢を見てしまう。
少しで良いからこっちを見てくれないかな?
それよりどうしてこの人は僕とこんなに近い距離にいるの?僕に覆い被さってるようにも見える…それに…裸…ですよね?嬉しいけど、どうして?
相手が何処まで裸なのか気になり確認すれば下半身が僕とくっついていて、そこで僕も裸だと言うことに気がついた。
えっ?これってもしや…僕は今この格好いい人とエッチしちゃってるの?
えっ?なんで?なんでエッチしちゃってるの?
どうしてこうなっちゃってるの?
えっわかんないわかんないわかんない。
どういうこと?
相手は動き続け、自分の状態を理解した途端に身体がキュッと反応し相手を締め付けたのは分かった。
「う゛っ」
相手の呻く声が聞こえ、やっぱり僕しちゃっているんだ…この格好いい人と。
こんなこと夢みたい…。
顔を歪めても格好いい人は格好良かった。
いやっよりセクシーに思え、僕はあり得ないこの状況を堪能してしまう。
「んっんっふっんっふぅっんんっんんん」
相手の男の人は僕を一切見ずに腰だけを動かし僕の中を絶えず打ち付けてくる。
始めての快感に耐えられるはずもなく人指し指を噛んで必死に耐えた。
相手に気付かれないよう顔を背け指を噛み続け、空いている片方の手はシーツを握りしめる。
「あっんあぁんんっんんあっあぁあぁあんっはっ」
初心者の我慢なんてそう長く続くはずもなく、声が漏れ出していた。
気持ち良すぎて涙も溢れてくる。
「んっあっあぁぁぁんふぅんはぁんはっぁんん゛ん゛ん゛…もっ…むりぃ」
僕は初めての快感にイってしまった。
その後の事は覚えていない。
薄れ行く意識の中で暖かいモノがお腹の中に広がった感覚はあった。
もしかして、この格好いい人のが僕の中で?と思ったが記憶が続かず、僕は再び深い所へ沈んでいった。
これは僕が死ぬ瞬間に見た最後の妄想だったのかもしれない…。
僕ってやっぱり格好いい人が好きだったんだ…それにあの人の身体も凄かった。しなやかな筋肉が綺麗で触ってみたかった。
あの人が僕の理想の人だったのかな?
僕の知らない僕はあんな腕に一度で良いから抱き締められたいと思っていたらしい…。
死ぬ瞬間に気付くなんて…。
夢の中なのに凄くリアルだったな…。
初めてのエッチがあんなに気持ち良いのもあれら全ては僕の夢であり妄想…願望だったのかもしれない。
死ぬ瞬間に走馬灯じゃなくて格好いい人とエッチな夢を見るなんて、やっぱり僕はイケナイ子なんだ…。
ここはで、もしかして病院?生きてたのかな?
瞬きを何度か繰り返し視界がハッキリすると目の前には逞しい男の人の温かい生きてる体があった。
顔を確認すると、とっても格好いい人だった。こんな格好いい人初めてみた。外国の人?ハーフ?年上かな?
彼の髪色がブルーアッシュで不良を思わせ、赤いピアスも似合っていた。
あぁこんな人と生きてる時に出会っていたら一目惚れしていたに違いないだろうな…。こんな人と恋愛できたらどんなに幸せなんだろうと夢を見てしまう。
少しで良いからこっちを見てくれないかな?
それよりどうしてこの人は僕とこんなに近い距離にいるの?僕に覆い被さってるようにも見える…それに…裸…ですよね?嬉しいけど、どうして?
相手が何処まで裸なのか気になり確認すれば下半身が僕とくっついていて、そこで僕も裸だと言うことに気がついた。
えっ?これってもしや…僕は今この格好いい人とエッチしちゃってるの?
えっ?なんで?なんでエッチしちゃってるの?
どうしてこうなっちゃってるの?
えっわかんないわかんないわかんない。
どういうこと?
相手は動き続け、自分の状態を理解した途端に身体がキュッと反応し相手を締め付けたのは分かった。
「う゛っ」
相手の呻く声が聞こえ、やっぱり僕しちゃっているんだ…この格好いい人と。
こんなこと夢みたい…。
顔を歪めても格好いい人は格好良かった。
いやっよりセクシーに思え、僕はあり得ないこの状況を堪能してしまう。
「んっんっふっんっふぅっんんっんんん」
相手の男の人は僕を一切見ずに腰だけを動かし僕の中を絶えず打ち付けてくる。
始めての快感に耐えられるはずもなく人指し指を噛んで必死に耐えた。
相手に気付かれないよう顔を背け指を噛み続け、空いている片方の手はシーツを握りしめる。
「あっんあぁんんっんんあっあぁあぁあんっはっ」
初心者の我慢なんてそう長く続くはずもなく、声が漏れ出していた。
気持ち良すぎて涙も溢れてくる。
「んっあっあぁぁぁんふぅんはぁんはっぁんん゛ん゛ん゛…もっ…むりぃ」
僕は初めての快感にイってしまった。
その後の事は覚えていない。
薄れ行く意識の中で暖かいモノがお腹の中に広がった感覚はあった。
もしかして、この格好いい人のが僕の中で?と思ったが記憶が続かず、僕は再び深い所へ沈んでいった。
これは僕が死ぬ瞬間に見た最後の妄想だったのかもしれない…。
僕ってやっぱり格好いい人が好きだったんだ…それにあの人の身体も凄かった。しなやかな筋肉が綺麗で触ってみたかった。
あの人が僕の理想の人だったのかな?
僕の知らない僕はあんな腕に一度で良いから抱き締められたいと思っていたらしい…。
死ぬ瞬間に気付くなんて…。
夢の中なのに凄くリアルだったな…。
初めてのエッチがあんなに気持ち良いのもあれら全ては僕の夢であり妄想…願望だったのかもしれない。
死ぬ瞬間に走馬灯じゃなくて格好いい人とエッチな夢を見るなんて、やっぱり僕はイケナイ子なんだ…。
48
お気に入りに追加
2,877
あなたにおすすめの小説


美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

俺の親友がモテ過ぎて困る
くるむ
BL
☆完結済みです☆
番外編として短い話を追加しました。
男子校なのに、当たり前のように毎日誰かに「好きだ」とか「付き合ってくれ」とか言われている俺の親友、結城陽翔(ゆうきはるひ)
中学の時も全く同じ状況で、女子からも男子からも追い掛け回されていたらしい。
一時は断るのも面倒くさくて、誰とも付き合っていなければそのままOKしていたらしいのだけど、それはそれでまた面倒くさくて仕方がなかったのだそうだ(ソリャソウダロ)
……と言う訳で、何を考えたのか陽翔の奴、俺に恋人のフリをしてくれと言う。
て、お前何考えてんの?
何しようとしてんの?
……てなわけで、俺は今日もこいつに振り回されています……。
美形策士×純情平凡♪

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

Promised Happiness
春夏
BL
【完結しました】
没入型ゲームの世界で知り合った理久(ティエラ)と海未(マール)。2人の想いの行方は…。
Rは13章から。※つけます。
このところ短期完結の話でしたが、この話はわりと長めになりました。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み

身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!
冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。
「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」
前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて……
演技チャラ男攻め×美人人間不信受け
※最終的にはハッピーエンドです
※何かしら地雷のある方にはお勧めしません
※ムーンライトノベルズにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる