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生まれた 「私」
足りない もの
しおりを挟むウトウト と していた
目を 開けると
上下する 胸
わたしを 抱える 腕 と
静かな 息が 聞こえてくる
寝て いるのだろうか?
男の 腹の上は カピカピ とした あれ
わたしの 身体にも
なんだか ざらつく部分 が これ か
取れない ものか と
撫でていた その ざらざら
その わたしの動き を 感じたのか
口を開いた 男
どうやら 起きて いたらしい
「「 もう 一度、する か? 」」
疑問?
「 お前は したい のか。 」
「「 ああ。俺はいつでも。それに。 」」
「 なんだ? 」
「「 俺のペニスで上っていない。
俺はギュウギュウと締め付けられたいのだ。」」
ふぅん?
確か に?
欲望に 忠実な その 訴え
しかし 分からなくも ない
わたしは 共に 上るものを
探して いたのだから。
しかし。
さっきの 動き を また?
無理 じゃない か?
「でもお前。動けない だろう?」
すると 男は 少し
自慢げに 微笑むと
腕をついて 起き上がった。
「 は?凄いな? 」
「「 あれは いい。よく効くくすりだ。」」
「 それは なに より。」
何と 言っていいのか。
しかし 男 は
そのまま わたしを起き上がらせると
脚の上に 座らせた
「 ほう。 」
よく 見える。
その 鳶色の 瞳 が。
顔をするりと 撫ぜ
口に ゆびを入れる
それが 合図 で。
自然と近づく 顔と 顔
開いた口は 始めから あの 気持ちいい
舌を 求めて 伸びていく
「 ん ふ ぅ 」
ぐっと
差し入れられた 舌
絡み付く それに 捕まり
搾り取られる わたしの なにか
それは なんなのか
わたしの 一部 か それとも 。
ふわ ふわ と 頭 が
してくると もう ジワリと
溢れる くすり
きっと。
この 男の脚の上に 滲んだくすりに
気が 付いて いるだろうに。
執拗に 唇を攻める その 動き
背中を摩っていた 手は
徐々に 前 へ と 誘われる
「 ん ん んぅ 」
「「 ハァ 」」
両の手が 乳房を 優しく包み
ふわ ふわと 楽しむ 男
「 んん んぅ んっ! 」
触れ そうで 触れない 乳首
もどかしくなるのに そう 時間は かからない
「 んん こ こ 」
自ら 男の ゆびを くり くりと
弄るように 導き
「 あ! んんっ 」
びりびり くる 感覚
揺れる 腰 無意識に 擦り付ける
脚の 間
「んっ んっ んっ んっ! 」
くりくり くりくり と
弄られる 乳首
絡めとられたまま の 舌
じゅ
じゅるっ ずっっ
くすり と 同じように
わたしの 舌を 啜る 男
「 ん ん 」
あ あ
もう 下も 啜って 欲し い
腰は 激しく動いていて
わたしの 思いは
解って いる はず
「 んんー! んっ、 んっ! 」
ギシ ギシ ギシ ギシ ギシ
くりくり くりくり くりくり くりくり
パッと 片方の手が 離れ
スッと 擦られている クリトリスと
脚の間に 入 っ た
「 んああ! んんっ! 」
くりくり 今度は クリトリス
ぐっと 腰を 浮かされ
唇は 乳首 へ
舌と ゆび で 愛撫される 乳首
くりくり 弄られる クリトリス
そ の
下 の ゆび が。
ず ぶ り と
わたしの中に 入り
他の指が クリトリス に 触れるように
出し 入れ される ゆび
「 ああ! んっ、あっ ああ!」
「 だ、 ねぇ? んんっ 」
「 ペニ ス は? はうっん! 」
クチュ クチュ クチュ クチュ
挟まれるように 刺激 される
ヴァギナ と クリトリス が
もう やま に
足を かけて いて。
待って
保たない
ここで やま 越えて
また ペニス?
無理 待って
「 んん! ふぅっ! 」
力を 振り絞り
ゆびを 抜き 男の頭を 抱えた
「 はぁ はぁ はぁ 」
少し 息を 整えて。
わたしは 見つけて いた
その わたしの 腰の下で
隆々と 立ち上がって いる
ペニス を。
そっと 頭を離し
鳶色の瞳を 確認する
「 いい か? 」 「「 いいよ。」」
声に 出してはいない
しかし。
わたしたち は。
その 意思の疎通 は できるようになっていた
そのまま 腰を 下ろそうと。
ゆっくり 下がったわたし
しかし
「「 待て。 」」
コロリと ベッドに 転がされ
男が 初 め て。
わたしの うえ に 覆い被さって きた
不思議な 感覚
謎の 包まれる 感覚と
少しの 不安
しかし 男 は。
そのまま わたしの 上を
順に なぞり
食べ 始めて いった。
そう
上から 順に な。
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