16 / 86
生まれた 「私」
あの子がいうには
しおりを挟むあの子がいうには
あの 鼻と くち というもの
どちらも ふさぐと おわり
死ぬ と いうらしい
その 終わりのこと
ふぅん?
きを つけよう
今日 は どうしよ うか
ふふ
「なぁ 」
「なに」
「夜 でないと 駄目 なのか 」
「さあ」
「そうか 」
それなら いこう
なにか
おちつかない さわさわ ざわざわ
むねが 目が あの部屋に
いざ。
………………………………………
むねを おさえる
てを 当てる
なんだ このおと
なんだ 少し あつい
服をひき みる
なにもない
いや ふたつの やま は
あるが なんだろう
まあ いい
すわろう
そう すわろう
ためそう
楽しもう
あの子が 言うには
もうすぐ 目が ひらく だろう
そう いった
この 目が あいたなら
どんな
どんな
あら じわりとした
なぜ?
よく わからない ひと からだ
よし すわろう のぼろう
そして跨がる 顔の上
あら 少し目の上の 毛が
うごいたよ?
なぜ? 目は ひらかないのか?
とにかく 腰をおろしてみる
そっと
動いた と いうことは
あそこ も きっと
ふふ
布をもち上げ ゆっくり 下ろす
また うごいた
これは 知っている
知って いるのだ わたしが ここに
上に いるということ
瞬間じわり滲む くすり
まだ腰は下ろしていない 下ろしていないのに
この「おとこ」が 「知っている」と
「きがついただけ」で
? なぜ ?
垂れる くすり 動く唇
ひらく口、動く舌
さがしている さがしている
わたしの これ
なにか少し くるしい いきが
しかし 下さなくては 腰を 腰を
ここに
まちかまえている その 口の上に
そっと
下りる
「 ぁ ぁ」
だめ きゅうに きゅう には
「だ め 」
ことばとは うらはら
腰は 上がらぬ
もっと その 舌の うごき を
もっと いや こっち
もっと
この あたり
「あ!」
ここだ ここ
そう いい
き も ち が いい
あ 「 ぅ 」
なぜか ゆれる 腰
じっとしては いられない
「あ」
ゆれる こし おどる 舌
そう そこ なんだ そこ まずい
そこ は
「は ぁ あ ぁっ 」
ぐっと
おしつける
ぐっと
なにか
舌が なに
はいる なに?
「 あ! あ ぁ!」
やま 頂上まで のぼったのに
また もう
だめ のぼった また
もう
びりびり する からだ
だめ もう ふれないで
むり
ちからがぬけ かぶさる おとこに
においがする ちがう におい
ちょっと くさい けど
なんだか やすらいだ
ふしぎな くささ
はぁ つかれた
これが 「つかれる」か
むり もう
しかし
知るのだ
この後また
そわそわ
する わたしを な。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ぎんいろ
葉嶋ナノハ
ライト文芸
夕方を過ぎる頃、まひるは銀杏の樹の下で蒼太と共に一枚の葉を探す。手にすればあの人に会えるという、優しい伝説を信じて――。
まひると蒼太は幼なじみ。まひるの思いを小さな頃から知っていた蒼太は、願いを叶えるためにいつも傍にいた。※多視点で話が進んでいきます。2011年の作品。サイトからの転載です。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる