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最高の 朝

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なあ

君よ。


 最高の朝    とは。

   
        なんぞ や?



 なんだと       思う ?





 「ウヒ」

          「ウフヒョ」



 大丈夫。

俺  狂ってない   ある意味 いつも通り








目が覚めて

隣に君が  寝ていることの尊さ を

俺は ひとり  噛み締めていた



 窓から差し込む光は

 俺の帰還を 赦しているようで

 ホッと  息を吐く


君の髪は  栗色で  俺の一等  好きな色

元気のいい 眉は

色が違っても  元気がいいし

長い  ふさふさ した 睫毛は

その  美しい若草の瞳を 縁取るために

 今は休んでいるのだろう

              
                うむ。クルシュウナイ





俺は  いつも 寝ている君を眺めるのだけど

今日は  特別


        もっっっ凄く


         眺める


                   よね


そりゃあもう

穴  開きそうなくらい




相変わらずの 通った鼻筋 

生え際の  可愛 可愛 な  産毛

桜色は 閉じられて

時々    瞼が ピクピク 動く


 「ん?」



いけね   起き  ちゃう


静かに。  そっと な

よくよく見ると  もしや?

      こ  ここ こここここここのののこ


ニワトリ じゃねぇ


こ  この  閉じられた瞼の縁に  ある もの


も  ももももももももも も もし や?


ま   ままままままままままま ま ま まさか?!


 これ  噂に  聞く

 そう  聞いたこと  あるヨ

   
 な   なな  涙 の 跡ってやつ?????


白く 跡が残る   それ

もしかして   それ  なの?


 いや待て  昨日  夜 は

 そんな  窓  そんな   ??

 ん?





   結局?   窓は  何を言いたかったんだ?






 俺は  ただ   ただ

 あの   揺らぎに   微睡んで


    あの 渇望していた  甘さ


    それを  啜っていた     だけ



だけど

あの  窓が 珍しく含みを持ってた 

気が               するヨネ??



 「なんだろうな。」


思い付かない。


しかし


俺の その   声で。


 君の瞼が   いよいよ 震え

 ゆっくりと   ゆっくり と  開いた


                 エ チョットマッテ

                   オレ


                目が開くだけ

                     で

                  シニソウ








君は

俺を   その若草で捉え 離さない

ちょ  オレ          息が         止めてた


君の  その  真っ直ぐな

ガラス玉のような   若草の

その 瞳


   吸い込まれるような

   オパール グリーン

   グラス   シーフォーム

     様々な   グリーン

   その  瞳の  中には

   繊細で  多様な  虹彩

   濡れて光る  その 珠は

   まさに 宝石




        深く  広く  


その

何かを含んだ  美しい瞳は

やはり  窓との  繋がりを 思わせる



俺は

君と  窓


どちらも  大切

あの  中の 「僕」は

どうやら  窓と 君を   

「区別」していたみたいだけど


どうして  だろうか


   こんな  深くて 広い

     甘くて 苦い

   全てを知っているようで

      何も  知らないような無垢な瞳




   そんなもの  ここにしか 無いのに な





そう

性質は 違えど

二人の  いや  二つと  一つの

宿している  「いろ」は  同じで。



それが やっと今    解った 俺

だから

どちらも

  大切   愛 しい

  愛か   愛  なのか

  うーむ  愛  と は


   
  「  は よう 」





おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

これこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれこここここここここここここここここここかこここここここここここここここかこ



        コレジャネ?



  愛


  こ   これ   だよね?



あっ  

いけね


   「 おはよう ♡」


俺は  

精一杯の   り   せ    い    を

動員して

言った



                   ちょっと

                声 キモカッタケド




そうして   俺たち


  おれたち        オレタチ



                     は。




ニッコリ と

 笑い合ったんだ。





                 ヒキツッテネーカナ


                   うむ。

   

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