上 下
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それぞれの 色

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「  おや  久 しぶり  だ

   うれしい ね    これは なか なか」

 
「  上  等  」


      「  いろ も  いい 」

 「「「気が効く  じゃない か」」」


   「「「あいつ と  ちが って」」」



初っ端から  ジャブかましてきやがった

        この 季節のものたち


俺は とりあえず いつも

何故か 薄着?のコイツらに  纏うものを。

 そう 思って 布にしたんだ。



 初めに 手に取ったのは アイツ

 最初の  冬    

    ふわりと 触れると

   丁度良い 長さ  白銀のヴェールに

               変化した 羽衣


次の 春は    ふわりと巻き上げた それ

  身体の周囲に ふわりと 舞う 羽衣

 
 丁度  淡い  桜色

      それが  プツリと 切れて


  夏の元へ   ふわりと  渡る


 手を 伸ばした     その 端から


  
            「 う、わ。」

 それは  太陽の  光

     それに似た    元気な 色

   黄色  橙  少し赤


 
  それぞれ 軽やかに染まった  羽衣


各々が それを   身に纏い

        「 ちょ、面積。」

たまに俺  ツッコミ
               アゲタイミ  ネージャン




 「  ふ む 」

    「  なか  なか  」


      「 こやつ に  しては 」


勝手なことを 言いつつも

とりあえず 3人は  丸くなっているベンチに

  腰掛けた


どうやらやっと  始まるようだ??


「  さ あ   此処へ 」

   
   大体 流暢に喋る時は      イヤナヨカン



 しかし 逆らうワケにも いかず

大人しく俺は   ヤツラの 真ん中に座ったのだった。




………………………………………………………





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