59 / 166
悪戯 もの たち
しおりを挟む「おやおや めずらしい
こんなとこ ろ まで なん
の の ようだい ?」
「おや 珍しいね どうした 」
「クスクス」
「ひそひそ」
「ググ」
「ほお おとこ か 」
「アハハ」 「しーっ」
「ほら みてごらんよ」
ウルセェな。
徐々に 何故だか 雑音が多くなってきた森。
あの 開けた場所を抜け
また 森の木々の中
ずんずん フラフラ 彷徨う
俺達♡
何故だか 声を掛けられたり
囁く 妖精 揶揄う なにか
たまに ブワリと
俺を撫でる 緑の風
漂う 緑の 纏わり付く なにか
しかし その風が おれを
おれ 俺を
俺を撫でると 甘い 甘い俺の彼女は
ちょ ちょっと 嫌そうな かお
うん?
えっ もももももももももももももも
もしや?
ちょ ちょちょ
かぜ? 風さーーーーーーーーーーーん
もいっかい なぜて?
俺に 応えたのか
フワリと スルリと 俺を取り巻く風
甘い 俺の 甘いのは
はっ ハッキリ と
不 快
な かお! 顔!!!!
ちよちょちょ?ちょっと??でもでもこれこれ何度もなさったらやったら甘い俺の甘いのがおこオコオコおこ?る??いやいやそれは甘いのイジメやん駄目駄目俺ちゃんそんなの意地悪しない自分やられたら 死 ね る
からして。
うむ。
そこで。
俺は。
オレッチは。
名案を 思い付いた。
うむ。
その あの あれ そのな?
あの あのあの そのあの白
白い 白い お おお オテテ
あの 甘い オテッテ
を
と とととと
トトとトトとトトとトっ ととたたととととと
とっ 取っ
とった 取っ 取った ど?
取ったの♡
キャッ♡
きっとこれで 風のやつは 悪戯してこないし
甘いのと 俺は はっぴー♡
甘いのと 俺は はっぴー♡
だ だだだだだだだだだだだだだだだだよね????
チロリと俺を見上げる 若草の瞳
やべ 死ねる♡
俺は マジ 「グフっ グフフっ」
って 口から漏れない様にするのが大変で
俺達を遠目に見ている 目 たちに
全く気がついていなかったんだ。
……………………………………………………
おい
誰か
だれか? 助 助けて??
あのさ
実はさ まあ 実はと言うか あの
その
つまり ええ。
言ってなかったけど あ?言ってた??
俺 オレッチは
その、そのね?オテッテ、をね??
勿の論で 繋いだ事なんか な い
ワケでして。 はい。
あのさ あのさ
今日 いま なう
初めて 知ったんだけど
あの、オテッテ、をさ? つつ繋ぐと、さ?
所謂 「手を引く」という 状態 に
なるわけで
ん?
そういや いつも椅子までは 手を引いているな
まあ それとは違い 今は外
そして 森
そして 問題はというと
俺が 道を知らない という歴然たる じじつ
それな。
ちょっとさ?カッコつけてさ?
手を取ったのは、いい。俺、最高。いい仕事、した。
しかし
しかしだね きみ。
おれ 俺これさぁ?
まさかの
「手を引かれて歩くオレッチ」
に なんじゃね????
そ そ そそ それは さ さすがに 流石の
オレも い や だ ぞ??
でな?
今はな?
ギリギリ、ギリギリ となり 歩いてるワケ。
で ど、どうすりゃいいの??
俺 これ 甘いのに みち きく べき??
まぁ べき論で言えば
「訊くべき」なんだろうけど ね
うん。
しかし意外と 甘いのは
フラフラ ふらりと 彷徨うように
歩いている。
まるで行く先は 決まっていないかの様に。
さっきから 彼女はなにを 探しているのだろうか。
俺が 手の 事を忘れ
そのフラフラに 漂う様に 一緒に 揺れて
森を 彷徨ううちに 何だか見覚えのある
場所に 出た。
あの、まるい 広い まるい 満月を
見た
俺の死場所に 相応しい 場所
ん?
えっ
ち 違 違う よね ? ??
チラリと 送る 俺の視線
ガッチリ 合わさる オレらの 瞳
しかし
しかしだね
俺の甘いのの 瞳には 少し 諦めに似た色
彼女を取り巻く 失望の雰囲気
俺は それを見て
ちょちょ ちょっと 甘いのマスターになっていた俺は、察したんだ。
多分、彼女は森へ 何かを探しに来ていて
ここにそれが 無かった
それが なかなかに 困った事だということ
そうして俺は ちゃんと 疑問を口にした
「なに を 探してるの?」
俺が。 きみのために探すよ。
そう、問い掛けたんだ。
いや、もう一言、次のところも言えれば
良かったんだけどね。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
【完結】可愛くない私に価値はない、でしたよね。なのに今さらなんですか?
りんりん
恋愛
公爵令嬢のオリビアは婚約者の王太子ヒョイから、突然婚約破棄を告げられる。
オリビアの妹マリーが身ごもったので、婚約者をいれかえるためにだ。
前代未聞の非常識な出来事なのに妹の肩をもつ両親にあきれて、オリビアは愛犬のシロと共に邸をでてゆく。
「勝手にしろ! 可愛くないオマエにはなんの価値もないからな」
「頼まれても引きとめるもんですか!」
両親の酷い言葉を背中に浴びながら。
行くあてもなく町をさまようオリビアは異国の王子と遭遇する。
王子に誘われ邸へいくと、そこには神秘的な美少女ルネがいてオリビアを歓迎してくれた。
話を聞けばルネは学園でマリーに虐められているという。
それを知ったオリビアは「ミスキャンパスコンテスト」で優勝候補のマリーでなく、ルネを優勝さそうと
奮闘する。
パパLOVE
卯月青澄
ライト文芸
高校1年生の西島香澄。
小学2年生の時に両親が突然離婚し、父は姿を消してしまった。
香澄は母を少しでも楽をさせてあげたくて部活はせずにバイトをして家計を助けていた。
香澄はパパが大好きでずっと会いたかった。
パパがいなくなってからずっとパパを探していた。
9年間ずっとパパを探していた。
そんな香澄の前に、突然現れる父親。
そして香澄の生活は一変する。
全ての謎が解けた時…きっとあなたは涙する。
☆わたしの作品に目を留めてくださり、誠にありがとうございます。
この作品は登場人物それぞれがみんな主役で全てが繋がることにより話が完成すると思っています。
最後まで読んで頂けたなら、この言葉の意味をわかってもらえるんじゃないかと感じております。
1ページ目から読んで頂く楽しみ方があるのはもちろんですが、私的には「三枝快斗」篇から読んでもらえると、また違った楽しみ方が出来ると思います。
よろしければ最後までお付き合い頂けたら幸いです。
亡き妻を求める皇帝は耳の聞こえない少女を妻にして偽りの愛を誓う
永江寧々
恋愛
二年前に婚約したばかりの幼馴染から突然、婚約破棄を受けたイベリス。
愛しすぎたが故の婚約破棄。なんとか笑顔でありがとうと告げ、別れを終えた二日後、イベリスは求婚される。相手は自国の貴族でも隣国の王子でもなく、隣の大陸に存在する大帝国テロスを統べる若き皇帝ファーディナンド・キルヒシュ。
婚約破棄の現場を見ており、幼馴染に見せた笑顔に一目惚れしたと突然家を訪ねてきた皇帝の求婚に戸惑いながらもイベリスは彼と結婚することにした。耳が聞こえない障害を理解した上での求婚だったからイベリスも両親も安心していた。
伯爵令嬢である自分が帝国に嫁ぐというのは不安もあったが、彼との明るい未来を想像していた。しかし、結婚してから事態は更に一変する。城の至る所に飾られたイベリスそっくりの女性の肖像画や写真に不気味さを感じ、服や装飾品など全て前皇妃の物を着用させられる。
自分という人間がまるで他人になるよう矯正されている感覚を覚える日々。優しさと甘さを注いでくれるはずだったファーディナンドへの不信感を抱えていたある日、イベリスは知ることになる。ファーディナンドが亡き妻の魂を降ろそうとしていること。瓜二つの自分がその器として求婚されたことを。
知られていないと思っている皇帝と、彼の計画を知りながらも妻でいることを決めた少女の行く末は──……
※中盤辺りまで胸糞展開ございますので、苦手な方はご注意ください。
2024年11月14日に完結しました。
猫縁日和
景綱
ライト文芸
猫を介していろんな人たちと繋がるほっこりストーリー。
(*改稿版)
はじまりは777の数字。
小城梨花。二十五歳独身、ちょっとめんどくさがり屋のダメな女子。
仕事を辞めて数か月。
このままだと、家賃も光熱費も食費もままならない状況に陥ってしまうと、気が焦り仕事を探そうと思い始めた。
梨花は、状況打破しようと動き始めようとする。
そんなとき、一匹のサバトラ猫が現れて後を追う。行き着く先は、老夫婦の経営する花屋だった。
猫のおかげというべきか、その花屋で働くことに。しかも、その老夫婦は梨花の住むアパートの大家でもあった。そんな偶然ってあるのだろうか。梨花は感謝しつつも、花屋で頑張ることにする。
お金のためなら、いや、好きな人のためなら、いやいや、そうじゃない。
信頼してくれる老婦人のためなら仕事も頑張れる。その花屋で出会った素敵な男性のことも気にかかり妄想もしてしまう。
恋の予感?
それは勝手な思い込み?
もしかして、運気上昇している?
不思議な縁ってあるものだ。
梨花は、そこでいろんな人と出会い成長していく。
一輪の廃墟好き 第一部
流川おるたな
ミステリー
僕の名前は荒木咲一輪(あらきざきいちりん)。
単に好きなのか因縁か、僕には廃墟探索という変わった趣味がある。
年齢25歳と社会的には完全な若造であるけれど、希少な探偵家業を生業としている歴とした個人事業者だ。
こんな風変わりな僕が廃墟を探索したり事件を追ったりするわけだが、何を隠そう犯人の特定率は今のところ百発百中100%なのである。
年齢からして担当した事件の数こそ少ないものの、特定率100%という素晴らしい実績を残せた秘密は僕の持つ特別な能力にあった...
揺れる波紋
しらかわからし
ライト文芸
この小説は、高坂翔太が主人公で彼はバブル崩壊直後の1991年にレストランを開業し、20年の努力の末、ついに成功を手に入れます。しかし、2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故によって、経済環境が一変し、レストランの業績が悪化。2014年、創業から23年の55歳で法人解散を決断します。
店内がかつての賑わいを失い、従業員を一人ずつ減らす中、翔太は自身の夢と情熱が色褪せていくのを感じます。経営者としての苦悩が続き、最終的には建物と土地を手放す決断を下すまで追い込まれます。
さらに、同居の妻の母親の認知症での介護が重なり、心身共に限界に達した時、近所の若い弁護士夫婦との出会いが、レストランの終焉を迎えるきっかけとなります。翔太は自分の決断が正しかったのか悩みながらも、恩人であるホテルの社長の言葉に救われ、心の重荷が少しずつ軽くなります。
本作は、主人公の長年の夢と努力が崩壊する中でも、新たな道を模索し、問題山積な中を少しずつ幸福への道を歩んでいきたいという願望を元にほぼ自分史の物語です。
桃と料理人 - 希望が丘駅前商店街 -
鏡野ゆう
ライト文芸
国会議員の重光幸太郎先生の地元にある希望が駅前商店街、通称【ゆうYOU ミラーじゅ希望ヶ丘】。
居酒屋とうてつの千堂嗣治が出会ったのは可愛い顔をしているくせに仕事中毒で女子力皆無の科捜研勤務の西脇桃香だった。
饕餮さんのところの【希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』】に出てくる嗣治さんとのお話です。饕餮さんには許可を頂いています。
【本編完結】【番外小話】【小ネタ】
このお話は下記のお話とコラボさせていただいています(^^♪
・『希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』とその周辺の人々 』 https://www.alphapolis.co.jp/novel/274274583/188152339
・『希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271
・『希望が丘駅前商店街~黒猫のスキャット~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/813152283
・『日々是好日、希望が丘駅前商店街-神神飯店エソ、オソオセヨ(にいらっしゃいませ)』https://www.alphapolis.co.jp/novel/177101198/505152232
・『希望が丘駅前商店街~看板娘は招き猫?喫茶トムトム元気に開店中~』
https://ncode.syosetu.com/n7423cb/
・『Blue Mallowへようこそ~希望が丘駅前商店街』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/582141697/878154104
・『希望が丘駅前商店街 ―姉さん。篠宮酒店は、今日も平常運転です。―』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/172101828/491152376
※小説家になろうでも公開中※
【ガチ恋プリンセス】これがVtuberのおしごと~後輩はガチで陰キャでコミュ障。。。『ましのん』コンビでトップVtuberを目指します!
夕姫
ライト文芸
Vtuber事務所『Fmすたーらいぶ』の1期生として活動する、清楚担当Vtuber『姫宮ましろ』。そんな彼女にはある秘密がある。それは中の人が男ということ……。
そんな『姫宮ましろ』の中の人こと、主人公の神崎颯太は『Fmすたーらいぶ』のマネージャーである姉の神崎桃を助けるためにVtuberとして活動していた。
同じ事務所のライバーとはほとんど絡まない、連絡も必要最低限。そんな生活を2年続けていたある日。事務所の不手際で半年前にデビューした3期生のVtuber『双葉かのん』こと鈴町彩芽に正体が知られて……
この物語は正体を隠しながら『姫宮ましろ』として活動する主人公とガチで陰キャでコミュ障な後輩ちゃんのVtuberお仕事ラブコメディ
※2人の恋愛模様は中学生並みにゆっくりです。温かく見守ってください
※配信パートは在籍ライバーが織り成す感動あり、涙あり、笑いありw箱推しリスナーの気分で読んでください
AIイラストで作ったFA(ファンアート)
⬇️
https://www.alphapolis.co.jp/novel/187178688/738771100
も不定期更新中。こちらも応援よろしくです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる