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それから俺達♡は

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誰だおめえ

タイトルに「俺達♡」付けんなって
今 言ったやつ 出てこいよ

いやいや しかし きみ 考えてみて

俺 俺はさ、「俺達」なんて

そう「俺達」なんてのは

使うの

はじ めて   なわけ。

ちょっと、一回くらい許して?

もう、やんないから。







多分。


まぁ、うん。


そいでさ。

そう、こっから本題ね

それからの 俺達は

俺達♡ は

え?

しつこい?


まぁそう言うなよ。 言わせてよ。

やっと、やっと帰ってきたんだし。

え?早く言えって? はい まぁそうね


えっと それから俺達は順調に愛を育んで

はぐくんで

いたのよ


いや、まじで。

今度は ウソだけど って言わないよ?

まじで。


…………………………



「おはよう。」
「      」


俺は 甘いのが口を開けている事に気が付いている。

最初は 魔女の言葉は起きてる時 
聞こえないのかと 思った俺

しかし

しかし多分

彼女も彼女なりに 俺と 俺と

お れ と

話したいのかもしれないと 思ってからは

静かに見守る事にした。
多分、顔は煩いと思うけど。


甘いのが隙間から出てくるのが

スムーズになって 少し 


まだ 始めから席に着いているのは

無理みたいだけど

でもしかしだな。

また またまた 俺はきっと

甘いのマスターに 就任 出来たのではないか

うむ。

縮こまっている事はなくなった 甘いのは

多分、何かを確かめる様に
毎日隙間で俺を待っていて
俺はその隙間に彼女を見つけると嬉しくて

そう

毎日 また 手を伸ばすんだ

俺の手を 取る人がいる




おめぇ

人生で予想してたか???????????


おれの

手を

取る

しかも 甘い ぁぁ甘甘いの

ヤベ。




はい。

そいで 甘いのは 最近は七割くらいの確率で

若草なの♡

可愛 可愛いくない?

たまに気分転換?で 黒髪 金茶

そしてさ

聞いてよ

なんと

気分転換?で


結構 部屋が変わんの。

いつもは ログハウスだったダイニング

昨日は フランスの片田舎風

一昨日は あの オサレな 北欧風

俺が一番驚いたのは 畳の日


甘いの 俺の反応良かったからか

確率的には いつものログハウスか

フランス

俺って オサレや



そうして甘いのの 気分転換に付き合いつつ

俺はまた 懲りずに

甘いのの仕事を手伝い始めたんだ。

あの、魔女のくすり のやつな。

気になるよな? うん。

一体 誰に 届けるのだろうか。

甘いのの、くすりを。



…………………………………




「これ、混ぜんの?」
「  そう」


「これは~、刻む!」
「   そう 」


なんだか間がある 甘いのと俺の

甘い会話♡

しかし

しかしの

しかしだな

俺に 甘いのが 仕事を 仕事を任せてくれる迄は

長い 長い 試練が 紆余曲折が

あったのだよ きみ


まず

まずさぁ あんま、喋んないじゃん?

俺の甘いの。

そもそも、聞いても一言の返事が返ってくるまでが めっちゃ めっちゃ めっちゃ

めーーーーーーーーーー


あ、ヤギじゃないよ


めーーーーーーーーーーっちゃ


長いワケ。


俺は おれはな おんな  の

おんななのか分かんないけど


おんな の  生態は よく知らんのだけど

でもよ、でもさ、うちの母さんとか 母さんとか

母さんとかはめっちゃ喋るしうるせーんだけど
みんなの母さんはどうなの
どう??

いや、まぁそれは 投書しといて


えっと?


うん、とりあえず うちの甘いのは

喋んないワケよ。

しかし

しかしな

辛抱強い俺は 我慢強い俺は←家出したけど

ちゃんと待ったの

いっこ いっこ

質問して 質問変えて ちゃんと

ちゃんとね?

だって俺 なんも持ってないけど

実はな。沢山持ってるものも あるのだよ


それはな



じ か ん


なワケ。


良くね?  思う存分 甘いの 待つ 時間♡

実は ご褒美じゃないかと

本気で思っていたワケ 俺


眺めているだけで 可愛 可愛可愛

俺の 俺の 甘甘甘いの

なんなんだろな

あれは

やはり

地球外生命体


かも しれん


そういや


あの 刺青が 動いた時のことは

思い出せないからな。




しかし 俺は もう 地雷は踏まないおとこ


甘いのが その気になったら

教えてくれんだろう。

そう、思ってからはすっかり 忘れていたのだよ

きみ。
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