透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
上 下
1,708 / 1,740
18の扉 光の領域

開放

しおりを挟む

 "持っていたけれど"

 "奥深く 仕舞っていたから"

 "忘れていたもの"

   それを 取り出して。


 眺めて みれば

 「確かにそれは元々私が持っていたもの」で
 「当たり前のこと」

 「自分以外はすべてくう 無 闇」
  「目を瞑って見える景色そのもので」

 「存在を保証し得るものは 自分の意識ないこと」

 その「普通」が わかる。


そして「忘れていたとはいえ」
 「私はそれを 生の折々にて使っており」
 「だからこそ 今ここにいて」
 「この役目をやっている」、それも わかるんだ。


 だって「自分以外ない」と 

 「この転換点に時代に
 「自分を保とうとせず」
 「どうしたって 大きくずれて」
  「現在 迷子になっている筈だから」である。



「 だ~から。  どうしたって、ズレてたんだよね。 世界とは、世間とは 。」

 その「ズレの大きさ」「箇所」「段階」

あらゆる様々な領域を通り抜ける「根気」と「忍耐力」、それもまた集大成の私が持つ「自分の強み」だ。


 だけど 「その頑張りをもう 発揮しなくともいいところ」

思えばそれが「始めに言っていた わたしのせかい」で。
 
それをここまで磨き上げ
 いろんないろを加え 練り、
 「現実化した形になったのが 私の区画」「絶対領域」で 
 「それが 生み出した光最初の発露と合わさり」
 「今 位置を上げるのだ」。


だから なんだか「不思議で微妙な心持ち」
 そんないろを サクサクと踏み締めながら。

 みんなの片付けが終わるまで
  まだまだ歩いていたんだ。
















   ゆっくり

 徐々に 

   ゆっくりと 。

  
  一歩 一歩を確かめながら 進む 。


  その 私の「歩み」は 
 確実に緩くなっているからして

 「きっとこたえはもう直ぐ出るのだけど」
 
 「それを視てしまったならば 次の扉が開く」。


だから それは充分わかっていたのだけど。

 「あと 少しの埃」が「スペース」にあり
私は思い切り跳べずにいる。


  そう 「なにか」「仄かな」

    「残りもの」 それを確認しないと。

 
 すっきり はっきりと「出発」できなくて
 それは自分の精度を下げるからで ある。




「    ふぅ む。  でも 「これ」が 私が 私たる由縁 。」

 「自分の中のわずかな引っ掛かり」
  それをくるくると回しながらも。

「だからこそ ここまで来た」
 それを適用して「どこまでも清めたい私」を今一度肯定する。


 そうして 観れば。


 ほんのりと 「ひかって観える」

  「浄め」「片付け」「整理」「清く保つ」
   自分に根付いた「その性質」

その「自分のなかみ」が観えて
 「ほんとうに自分の性質はやりたいことに起因しているのだな」と
 「己の組んできた構成粒子に納得する」。
 
 だから こそ

 "それを素直に極めていけば それだけでいい"

そのポイントが光りつつも
 まだ 奥に
 「少しの」 それがあって 。


 それを視ることで「今の私が完成し」
  「超える私になる」のも わかる。


だから「そこ」を。

  じっと 視て  いたのだけ ど。



「     ふむ ? 」

   うん

  多分  「これ」は。


   「なかみ」と「からだ」の「時差」、
    みたいな もの だな ? ?


 そう 
それは
 「せかいと世界の線引き」と
 「せかいからのことづけ」で あり

 「あっていい「護り」」
 「まだ 世界で必要な装備」で

 例えて言うなら
 「私のせかいでは「なにも身に付けずにいたい」」
  それが通るとしても
 「世界では服を着る」、そんな様な「こと」だ。

それに せかいが「清め」のカケラを今 寄越してきたのはきっと「私が一人でやり過ぎるから」で
 確かに「自分でやった方が綺麗になるけれど」
 「私が全世界を清めることは 物理的にはできない」。


 だから、せかいの言いたいのは
 「体を持つからこそ限界があるからこそのチカラ」で
 即ちそれは「自分の領分限界でもあるのだ」。
 
 それは「驕り」を除いた「潔さ」で あり
 「正しく自然と調和して在ること」

そう 「絶対的に」。

 「物理次元での必要」それはあって
  「私はルールを無視して存在するつもりはない」。

あくまで
 「侵さず」「侵されぬ」という前提ルールが自分の中にあって
 それはいつでも適用されているんだ。

 
そして「今 現時点での世界物理次元のルール」は「極少期」だからして
 「厳しく」「狭く」「固いもの」だけれど
「私は「私」を変態 変質させることにより」
「世界の理も徐々に変えてゆく」。


「    成る程 ?」

 「そう」、わかったけれど
「引っ張ってゆくの意味なかみ」は「これ」で
 「裏側のエネルギーも降ろす見本も見せるけれど」
 「表側の先導もするのだ」。


  そう 「やって」「みせる」、それはいつだって有効で大切な「手段」

 私が「見ればわかる」という根幹基本でもある。


「   ふむ 。」

 だからそれも加味して。

 「結局 広大な せかいの言いたいこと」

  そのカケラが美しく纏まる様に。


その「基本のいろ」、アレを見ようと思い
 帰路に着くことに したので ある。




 

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

『 ゆりかご 』  ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。

設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。 最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。 古い作品ですが、有難いことです。😇       - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - " 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始 の加筆修正有版になります。 2022.7.30 再掲載          ・・・・・・・・・・・  夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・  その後で私に残されたものは・・。            ・・・・・・・・・・ 💛イラストはAI生成画像自作  

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...