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18の扉 光の領域
鍵
しおりを挟む「 う~ ~ ん。 やっぱり。 「そこ」 かな。」
引き続き 黒い廊下をテクテク
歩きながら。
ひとり ごとを 言っているけれど
しかし
「辺りの景色」は 変化していて
「ここの人々が歩いているのに出会うし」
「しかしこちらは見えない「仕様」になっているからして」
「その会話だけが 現実にも聞こえてきている」。
てか。
なんなんだろう な
この
微妙な
「絶妙にそれじゃない感」
「ダメ出し」は 勿論しないけど
う~ん
あ
そうか
「いい」のも、「ちょっとずれてる」から。
それも気になるし
でも 。
「そもそも」「本人がいいと思っていること」
そこに私は手を出さないし
出せない
そうじゃなくて。
「上から視れば そりゃ当たり前なんだから」
「なにがあっても耐える」って
"そういう 「こと」だ" 。
「 はぁ~。 成る程。 確かに。」
「それ」は 意外と私にとっての盲点だった様である。
「 てか。 ある意味、なんか そっちの方が辛い。」
そう
「落ちたくて落ちてる」、それは「好きでやってるからして 放っておける」のだが
「上りたくて努力しているところ」へ水を差してはすべてが台無しになる。
そうなんだ
「それは 方向が違う様に観える同じこと」だから。
「こっちの方がいい」、その方向が見えていたとしても
それは「今 必要じゃない情報」で
「余計なお世話なのだ」。
だから そもそも「波を変えた私」は。
「お呼びでない」ので ある。
「 成る程 」
それは
目の前で「失敗されても」
「取り過ぎで体調を壊しても」
「やり方が逆効果でも」、
「必要だから通る道であり」
「必要だから起こる」のだ。
その 「目の前で起こっていること」がなんであれ、
私はお呼びでないし
そもそも自分で場を違えたのだから
視る方向が違っている。
なる ほど 。
そして
「ぐるり廻って」。
大きく 息を吐くと共に
その「ある意味現実を無視すること」
それについてのカケラが キラキラと回るのを
そのまんま眺める。
「起こること」
「観える景色」
「大小様々な光景」
「その紆余曲折」
「数々の 鮮やかな 色」
「そのドラマが展開する様子」。
「 なる ほど。」
うん
わかった
確かに。
そうなんだ
それは確かに「どこまで行ってもドラマ」で。
その「ドラマに対しての違和感」を
「小さな私」は抱いていた筈なんだ
だけど「人は順応する様にできているから」。
「矛盾を 感じつつも」
「世界に合わせてきて」
「だけど ほんとうに欲しいものが世界には無くて」
「ここへ至った 私の根底」
「 うん。」
だからやはり
「大切なのは いつだって起点で」。
「立ち位置を間違えないこと」
そう、今立っているのは
「私が生み出した領域」であり
「違いを比べ 自分を知る世界」からは既に移行し
「ゼロから生み出した場へ 存在していること」
それを自分に 芯から沁み込ませることだと
祭祀前、「あの色」を観た時に。
わかった 筈なんだ
だけどよそ見をしていたならば
それは直ぐに逸れる。
それだけ今は「大切な時期」で
「自分の基盤に立てなければ 容易くせかいは崩壊する」。
まだ「生まれたての領域」は
「それを踏み締め 固めて形創る時間が必要で」
だからこそ「既に移行している」を 適用し
存在することが大切なんだ。
ふうむ。 なるほど
その「とても 視え辛いけれど」
「とても大切な ところ」。
それをこれから適用する為に
「せかいは今 私にこのすべてを寄越してきて」。
それは
「自分で創った次の扉と鍵の大きさを 認識させる為で ある」。
そして 確かに
それ は そう
なん だ 。
シン と静まり返った「スペース」
いつの間にか また消えている「周囲の人々」
「用意された よく視える 場」。
せかいは私を「纏め」に入らせる為 環境を整えていて
私はその「提示されたすべてを ここで形にせねば成らない」。
そうして静かに「目的」を把握した明晰君は
仲間を引き連れ奥へと入って行って
私はそれを邪魔しない様に。
ゆっくりと 再び歩を進め
一定のリズムで 歩き続ける。
「いいも」 「悪いも」
「結局は なんにもなくて」
「ただ みんなはハマって遊んでいるだけ」
確かに
成る程。
「それはそう」で。
「ここでの主題」は
結局「なにを観ても」。
「動じず」
「ブレない自分で」
「目の前で地面がひび割れ崩壊しても」
「悠然と笑える いつかの自分」
その景色を 導き出している。
そう、
「ずっと昔の私」は 確かに「そんな役目」で
「あの子が笑っているなら大丈夫」
その「標」であったんだ
ほんとうに。
そして 「今の私」に 高い私が求めているのもそれで
"そこが この越境の「鍵」"
そして
それは勿論「在り方を変えるもの」であり
「存在の定義が違う」。
知っている通り
「小波と」「中波では」
「時間も」
「流れの速度も」
「構成する粒子の質も 違っていて」、
「私達は「その時」まで交わらないし」
「干渉しても 意味がない」。
そう 「ほんとうに」。
「せかい」は 「私以外」は「全しかなくて」
「それを角度を加えて理解し また段階を上げる時が来たのだ」。
あっ
えっ
い や ?
すると
突然 「胸の真ん中あたり」が。
ブワリと ひかり
「奥の方にあった 自分」
それが 姿を現したのが わかる。
「それ」は「いつかの私を加えた 今の私」で
「それを得たならばやれる自分」
その「いろ」を現して光り
「数多の瞬間を移動する私の姿」、それを
表しながら光り 存在しているんだ。
「移動しているのは自分だけで
周りの何を観ても不動で在ること」
そう
今 自分の中にある映像は
「エレベーターの様に移動する私の姿」
「その周りで移り変わる景色と人の意識」
それを表していて
その「感覚」が戻って来ると共に。
いつの間にか「構えていたみんな」の元へ
明晰君が「ハートの私」を持って
そっと仲間の間に加えてくる。
それは。
「小さな頃からの ほんとうの私」
"目を 瞑れば「ほんとうはなにもない」感覚"で
ふわりと 「感じる 暖かさ」
「包まれ ある」 「充満」
確かに「それ」は「自然」で。
ここから私は
「自分の感じていた不思議」が正解だったことを適用し
「新しい真理を主にして 行動してゆくのだ」。
「 なんだ 。 そうか 。」
成る程 確かに。
一旦、「ホッと息を吐く」けれど
それは 思い出せば構える様なことではなく
「私にとっては 当たり前で」
「ごく自然の 在り方だ」。
だから
「リラックスして みんなと祝祭を楽しめばいい」
せかいは そう言っていて
そして実際
もう
私の周りに「驚く様な変化」は起こり得ず
「物事は本来あるべき様に収まり 廻ってゆき」
その「正しい軌道へ戻る」。
だから 結局
せかいが提示した「世界の会話」は
「その 道のりで 私が気をつけるポイント」で
「陥りやすい 落とし穴」
そう まだ
「下の景色が観えるから」
「それを勘違いして」
「そこへ入って行ったならば」
「巻き込まれ 落ちるからして」
それをしてはならないという注意なんだ。
「次の扉の私」は
「それが当たり前にできる私」で
「絶対領域である 私自身の本分」
「それしかしなくていいこと」
その軸を表す せかいからの指示
そう これは「指示」であり
「光の約束のなかみ」でもあって
「今 星の軌道で在る意味」で
「それを為すことで また次の扉が開く」。
そして
勿論 私の見たい「交わるところ」は
もっと 上にあるからして
「ここ」を超えれば もっと大きな波が 私を待っているのだ。
だから その前に。
「不動」にブレが出ない様に
せかいは私の弱点をちゃんと観せ
大事なところを押印した。
だからそれも、また真ん中に仕舞って。
そのまんま なんにも考えずに
また
パタパタとハタキを振ったので ある。
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