透明の「扉」を開けて

美黎

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18の扉 光の領域

狭間の景色

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 「世界現実の景色」

    
           「せかいの 景色」


 その「両方ある景色」を 「新しい眼」で眺めていると。

 「これまでとは 違う感覚」が私の中に生まれていて

 「それに気付き」
 「育て」
 「それが「なに」なのか理解し」
 「かたちを整え」
 「使っていく」のは 中々に面白い。


ずっと
ずっと「降ろしたかった世界」

 「そのやり方」を少しずつマスターして
 「今ここ」にいる私だけれど
今 視える「新しい景色」は これまでとは一風違った「不思議な感覚」を センサーに齎している。


   "「瞬間」の 意味がわかること"
  "「今」というは もう二度とないこと"


 その「意味」が「体感としてわかる」、
即ちセンサーで感じられる様になったから。

  「今」という「粒子の集まり」が
  「もう二度とに集合しないこと」がわかり
 「その がわかる様になったのだ」。


  そう 「その景色集合体が なにであっても」。

  「正」であろうと「邪」であろうと
  「美」であろうと「腐」であろうと。

それは「もう二度と観れない景色」で あり
 「変化してゆく流れの「瞬間」であるもの」

 そして
それを感得した私の眼は 
 「二つの景色」が ので ある。






   ザワザワと 流れる「人々の気配」

   ザァザァと 流れる「噴水の水」


 ある日の朝の「北の広場」にて。

いつもの様に「ボーッと座っている私」は
「その 自分のなかに」が面白くて
 それが「なんなのか」、整理する為に。

 朝っぱらからボーッと ただ 座っている。


そう 「頭は 使わない方がいい」のだけど
 やはり「整理する片付ける必要」はあって
それをからこそ、「自分の術として使え」「土台として昇ってゆける」のだ。

 だから 「その 新しい感覚」を「抽出して 練る」ために。

 朝も早よから 
 こうして座っているので ある。


「   なにしろ。  思い立ったら 「この感覚」が薄れる前に 行動しないといけないんだな。」


   ふむ。

しかし 基本的に「思い立ったが吉日」派の私は 生来「じっとしていることができないもの」でも ある。

 だから 別に
「朝っぱらから なんでもないのに」
「こんなところで一人 ボーッとしている」のは
 苦でもなんでもないのだけれど
「普通、人は腰が重いのだ」と。

 みんなの様子を観ていると 改めてわかるんだ やっぱり。


「   まあ。 仕事もあるし 家庭もあるし ? 気軽に、なんか そう、「意味のないことをやってみる」のは 最初はハードルが高いのよね 。」

 だが
 しかし。

「そうやって わかる、わかる」と同調しているのは
「今の私の仕事」では ないからして
私は「堂々と なんの意味もない」を して。

 「自分の道を 創ってゆく」。


 そう 
 実際
 今 ここへ座っている意味は
 「その なんの意味もないことの」の検証で

 「表の私は ただボーッと座って街を眺めている」けれども。

 「裏の私は 新しい二つの景色を見比べている」のだ。


「    ふむ。 」

 そう して
 「視る景色」は 今 はっきりと別れてあり
 「視認は できないけれども」
 「感じ取れるもの」として 眼の前に展開している。


「    なんて。  言うんだろうな、「これ」は 。」


 「それ」は きっと。

これまでで言うならば「レンズの進化」に近く
 しかし
私は自分で「宣言をして 超えてきたから」。

 「自分が 徐々に変容していて」
 「視える景色が変わり」
 「それ新しい景色がまた変容を加速させ」
 「齎されている視点」
  そうなのだと わかる。

そう

 ここで視えている景色は 多様ないろ意味を含んであり
 「これまで積んできた光を 結果として受け取っていること」
 「それを適用 適応中であること」
 「時を経て磨かれたものであること」
 そしてまた
 「その景色を
 「世界とせかいが二分化して視え」
 私は「見辛かった世界」も 楽しく観れる様に なっているんだ。


「     なるほど ?」

 確かに。

 さっき 思った
 「意外とみんな腰が重い」、そのことで言えば。

以前の私であれば
 「なんで」
 「どうして」
 「簡単なのになんでやらないんだろう」と
 一人でぐるぐるしていた筈なんだ

 だけど。

 今の私は「それは もう」で
 「」から。


 「あー、これも ずっと後で思い出したら懐かしいんだろうな」とか
 「よくこんなに悩めたもんだ! すごい」とか
 「ただ一本の線を踏み越えるだけなのに 「思い込みのチカラ」って凄いな」と 感心して。

 「もっと先の私」が、「それをまた取り出して観れる」のも
  わかる。


     ふむ?


  成る程
  確かにそれは 「面白い」し
   なんか「凄い」んだ

   「光の視点」から 観れば。


そう思って、ぐるり 広場を見渡してみると

 なんだか機嫌が悪そうに早足で歩く人や
 考え事をして 景色も何も見ていない人
  ゆっくりと友人と話しながら歩く人や
  仲良さそうに手を繋ぐ 恋人達まで。

 いろんな「」が いるけれど
 それも 「みんな」
     「ここにいる 全員」、

 「なかみは光で いつかは還るもの」で。


  「今」でなくとも 「私達は必ずいつかまた出逢って」
  「この体験経験を喜んで」
  「そこからまた 」。


 だからまだ 「ここ」は「中間地点」で。

  「迫り来る体感を 場所」
  だから もっと言えば。

 「これまで体験したことのない 感覚」をも
   ところ で
  「最高」
   「最善」だって もっと

  味わえる はず 。


「      うん ?」


 でも。


  「限界を超えた 体感」
   それって なんなのだ ろうか 。


 そこまで スペースが展開した瞬間


    'ピタリと 止まる 街の景色'

  世界は瞬間を止め
      せかいだけが流れ出して

  くるくると廻る「カケラ達」は
 「ヒントである いろ」をチラチラ見せてくるけれど
  「そのこたえ」は まだ
 「私自身が出していないこたえ」で。

  自分が そう
 「自分に投げておいた 質問」
   それなのが わかる。

 
    ん?    えー


       なんか   そう


  確か   それって 。


   あの
   その

   「振れて進んでゆく進化でなく」
   「二極以上のもの」
  「」に
  「感じれること」

   それなんじゃ ない ?? ?



   ふむ。


 その「星の軌道に乗ること」で 実現できると思ったもの
 
  「振り子の様に 行ったり来たりの繰り返しでなく」
  「緩りと自由に進化していける在り方」。


「   それ が ?  待って?「この景色を観ること」で 成るってこと? いや、待て待て  」

 こんがらがった 自分の頭を戻して。

一旦 息を吐き
 立ち上がって くるりと一回、回る。


    ふむ 。


 そうして
 明晰君を筆頭に「きちんと並び始めた カケラ達」を 観ると。

 「すべてが「もう二度と観れない景色」」
 「気付き 在ることで 成るもの」
 
 「それを笑って手放せるからこそ 別離が進むこと」
 「きちんと観ることは終わらせてゆくことと同義なこと」
 
 「感謝で見送る 目の前に展開する世界」
 「拡大 成長している自分」


 その「いろんな点」を 踏まえて。

明晰君が弾き出してきた「こたえ纏め」は
 "新しい視点で"で
 その「二つが しっかり共存できているから」。

 だからこそ、
 その「終わり」が「」、
 「終わりを「終わり次の扉として」迎えることができて」

 「ほんとうの私」が 始まり
 「私はまた段階を上げ 新しい道を創る」、
   それがわかる。


  そう 今は正に
 「限界物理次元を知る潔さ」と
 「万能の可能性」が 同居していて。

だけど 本当に「世界」は終わってゆくから。

 だからこの「知っている」を維持して
また「その光を積んで行けば」
  「私は道ができた頃に振り返り」
 「自分が今 
  「やっぱり」「成る程」と わかるんだ。

 
「   ああ 、成る程。 私は 今 ほんとうに。 、狭間  移行期間、 これまでと これからの「あいだ」に いるんだ。」

 その
 「不思議な 感覚」

 「一つの扉を開け」
 「狭間へ入り」
 「次の扉が視えるまで」の
  「ゼロの空間」

  だけど「そこ」は。

 「私の空間」であり「得意」
 「なんでもあり」の「可能性の場所でもある」からして
 なにも 怖くはないし。

   不安もないし
  その先の扉が 自ずと視えることを知っていて
  今 この「改めて認識できた空間を楽しめている」。


 だから、このまま 「真っ直ぐ 進めばいい」のだ。


「      成る程。  真っ直ぐ  うん、「真っ直ぐ」ね。」


    確かに「やれば」「わかる」
 
いつだって「先ず そうしてみて」。

 「新しい眼で」
  「せかいを感じて」
   「観て 知って わかって」
     「やってみて 試して」
       「創ってみて」

   その結果「できる」の だから。


「  成る程 それなら先ずは やりますか。」

 だから くるりとそこで
 「広場の景色」を纏めて

 もう一度、「ポン」と回り 伸びをして。

 ゆっくりと 景色を眺めながら

      帰ることに したので ある。




 
 
 





 
 
 





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