透明の「扉」を開けて

美黎

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17の扉 こたえしかない ところ

シンボル

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      大きな 大きな
      「流れ」の なか

  日々「好きな様に 過ごせること」


   「しゅの意識 ひとつ」
       その大切さをわかって。


  静かに 丁寧に 楽しく過ごせることが
    とてつもなく有り難いこと

  「この 自由に探索できる「天 地 人時 場 光」が揃った今こそが」 
  「これまで積み上げてきた光の結果で」
   「せかいからのご褒美なこと」


 そしてそれは「私の持つ権利」で あり
  「やりたいこと」「魂の道」で
今の自分は「名もなき光で在れること自体」に 最高の幸せを

 
 そんな「素敵な日々」を 過ごしている私に。

  突然、彼がくれたのは
   「いつかの腕輪」で
   あの、石が付いた 姫様の腕輪だった。


 ある日「朝起きたら」
    「サラリとする感触の中にある 固いもの」
  その違和感に ふと腕を上げると
 「既にそこには みんな腕輪が嵌っていて」
 私は勿論「なんでなんだろう」って 思ったのだけど。


 暫く それ腕輪をボーッと眺めるうちに

    「行動」には「理由がある」
 それもきちんとわかっているから、すんなりと納得して。

とりあえずは いつもの様にそのまま支度をして
起き出すことにしたんだ。


  そして それが「なんでなのか」。

私はやはり 「それをやること」によって
 「知ること」に なるのだった。










「    ふうむ。」

 テクテクと 今日も
  青く 美しい廊下を 歩きながら。

 最近 ほんとうに思うのだけど
 「私の一番の仕事」は「ご機嫌でいること」
  それだけで
その他に重要な仕事は 殆ど ない。

 たまに相談されたり 金の蜜を補充したりはするけれど
その他のことは所謂「やりたいから やっているだけ」のことで
 強いて言うなら「現実世界を観てずれないこと」だけだ。


  チラリと 目をやる窓外に
 
  浮かぶは
    「所々が 濃い色」の 
   「最近 増えている雑多な雲」で

 今現在 「世界」は
 「上にも」「下にも」、あらゆる方向へ 激しい光が渦巻いていて
 たまに噂で聞いたり
    相談を受けたりして 覗くのだけど
そこには「表と裏のあらゆるちぐはぐ」が展開していて 観ていると意外と感心してしまうものも 多い。

 「これが 「ああ出る」んだ」
 「あれが 「こうなった」か 」

 そんな風に 
自分では思い付かない展開に納得させられる事は多く、なかなか勉強になるのが やはり 世界という「形のテンプレート」の場だ。

 
  「大失敗して 何もかもを失った
  「最短への入り口を 開いた人」

 「大成功して 賞賛を浴び 裕福になって」
 「そこへ浸り切り 」。


 その「どちらも」は
「同じ世界にある 別の地点にいる光」で「同じく美しく輝く光」
 だからこそ「現実表側の違い」がまた私の中の「感覚」を刺激して 。
「まだ 気が付いていなかった特性」を連れて来るんだ。


 そう「それを観ていて」
  いろんな「なんで」、それが「出た瞬間」。

 明晰君は 「こたえを用意していて」
  「それはこれまでの旅の中にあり」
  「私はそれを 知っている持っている」。

 だから それを素直に受け取り
パッカリと 開いてみると「その違い」と「要点」が はっきりとわかる視えるんだ。


    「死と再生の境界」の
    「どちら側にあるのか」
        現視点が
  「裏にあるか」  「表にあるか」

 「違い」と言えば それひとつだけで
 だけどだ。

そこへ「立って観れば」、「なんでなのか」は一目瞭然で
 「始まり」と「遊び尽くす」
   その「単純な結果」であり 
勿論「せかいの言いたいこと」は もっとその先にある。

 そうなんだ
  ""と言うことは
 即ち
 「やらなければわからないから やった」
  そういうことで
 「私が わかる想像できる」のは
 「」なのだ。


「      ふむ   なるほど。 」

 ピタリと 立ち止まって。

久しぶりに「延々と歩き続けている自分」にも 気が付くけれど

 私は自分の想像力を
 「現実世界と同じ
 だからこそ「やりたくないこと」と
      「やりたいこと」がわかり
  「場を変えなくとも上がってゆける」のだ。

 そう 
  ずっと前に 無意識でやっていた
  「思い出の感情景色を 引き出して観ること」
  その「持ってきて」「引っ張ってきて」
   「使

  「それ」が。

 肝心要の「自己再生力」「基盤であること」
  「今ここで この役割をやっている意味」
 それであることは 間違い ない。

だからこそ 私は。
 「感じる チカラ」が 重要だと思って
 「新しい領域の五感」を想像し
 この場所へ 跳んだのだから。



「   うん ? 待って?  だから??」

  その
  "私が 自分の想像力を「磁場」として
     使えること"?

 それが  ?


   なん  なの  だっけ ? ? ?


「せかいのいいたいこと」は 視えたのだけど。

 「始まり」が わからなくなって
止めていた足を先に進ませ ふと無意識に
 腕に嵌る久しぶりの感触を 見る。


   「腕輪」 「シンボル」 「形」

 
「   ん?   ああ、 そうか 。」

 そうか 「磁場」とは。

 この前 私が「利用できると思った 場のチカラ」で
 「そこに在れば そうなるできる」もの

 「引力」「特定の方向」「目に見えない流れ」で
  「意図すれば使えるもの」

  
   で ?  それ が ??


 あっ
   でも

      そうか


 「私が 」「そう在れば」「そう 成る」からして

 「私が想像力を せかいと同化して使っていれば」
 「世界は それを 反映する」。


   うん、 それで 良くない?

 合ってる 合ってる。

 でも待って

 なんか  まだ「ある」  よね ?



 なんだか「根底にある モヤモヤ成りかけ
  そのすっきり感が 足りなくて。

 せかいの言いたいこと、そこへ向けレンズを絞りながら
ぐんぐんと自分の奥へ 潜って 行った。



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