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17の扉 こたえしかない ところ
巡礼の体感
しおりを挟むん?
ああ いかん
体が 固まって
うむ
深呼吸 伸び
そろそろお茶も飲みたいし
うっかりまた 「息止めて」やってた な ? ?
「 ふぅ 。」
それに気付いて
ポンと 糸を置いて。
深~く 息を吸い
顔を上げ
目に入る 眩しい青も 映して。
それと同時に
窓際に陣取っている鳥達の囀りが耳に入って来ると
「 成る程な?」
そうピンと来る「お知らせ」が 私の周りを取り巻いて いる。
その
キラキラと光る 光景だけでなく
私に訴えかける「こえ」
その光景が 「表しているもの」は
いろ だけでなく 「おと」で
「手元」だけでなく 「周囲すべて」
「ひとつのこと」だけでなく
「重なりあること」
「その 調和」
「ハーモニー」
「絶妙な 心地良さと」
「それを受けて また入ってくる煌めき」
「インスピレーションの 光」
その「それぞれのハーモニーの 相乗効果を 感じろ」と。
私に 明示されている
せかいからの「表現」だ。
ふむ 。
「 なるほど、 して ? 」
少し 自分の奥を探り
「私が今 御旗の先にくっ付けて揺らしているもの」を視ると
「問うていた質問」は「一段上がった巡礼のいろ」で、
その「塗り替えられた意味」の せかいの見解だ。
「新しい 角度」
「まだ見えぬ こたえ」
「一段上がった自分の 新しい範囲」
「これまでの巡礼」との差を埋める「充満の 質」。
それは「普段の自分の行動」を通して
「積まれ 溜まり 形になって 今私の中にあるから」。
「この景色が展開し」
「鳥達の囀りで」
「いろと おとに気付いて」
「それが せかいの表現だとわかり」
「私は自分が積んだ「こたえ」を観て」
「それを受けて」
「自分の道を少しずつ創ってゆく」んだ。
そう「それがはっきりとわかれば」。
より一層 基盤が固まり
快適に道を進む事ができるからで ある。
「 して? ふむ。 その、「せかいの提示」、これまでよりしっくりくる「なにか」。その、ポイントは「おと」で この間プラスした「いろだけでなく音響」の ところ、だよね? 」
そう
思うに。
やはり「いろ」は「感知」の中でも「視覚」に特化していて
「視えるからわかるけれど」「いろだけだと」「少し弱い」。
そうなんだ
「現実の中は」、「色」「音」「感触」「匂い」「味」と五感すべてが刺激されるから
「それを上回る煌めきを展開する」には、「おと」が 効果的だ。
それは 「あじ」でも
「感触」でも
「匂い」でも いいのだけど
「想像して展開する」には 私は「おと」が 使いやすい。
それにも得意不得意があるから
私の中では「いろ」と「おと」、それが使い易くて早くて便利 なのだ。
そう して
「今 見ているビーズの色」に「小鳥の囀り」
「青の中に融ける 風の音」
「魔女部屋の中の音」
「ハーブ達の囁き声」を加え
ついでに立ち上がり窓際の植木鉢の匂いも 嗅いでおく。
そして
「この一連のセット」の後に、「さて?」と
「御旗の先に くっ付いているいろ」、それを 確かめて みると。
「 ふむ? 」
"全身での 巡礼"
「いろ」だけで なく
「光と体」「五感もセットの奉仕」
「心地良さを感じていること」
「やっていること」
「味わい」 「嗅いで」
「触れて」 「観て」
「そして それを認識し」
「意識的に行っていること」
その「最近積んでいた光」が 視える。
なる ほど ?
「 ああ、だから。 私はその「巡礼」を体感している? 体感として、わかってるって ことなんだ。 そしてまた、そこが。 最大のポイントであると。 」
そう その「成っているもの」は
「私が感じているエネルギー」で
「まだ 形にはなっていないけれど」
「そうしていれば いずれ現れるもの」
これまでは意識できていなかった「自分で創っている感覚」、それだ。
そして「今の私は それをマスターしているということ」
「そしてそれが 新しい生き方で」
「超えている状態」
「そうしていれば」「それを反映する」、
その理想の状態であることを みんなは示してくれて いる。
「 なる ほど。 確かに。 そうだね。やらなきゃ、じゃなくて やってるんだ、もう既に。 」
だけど
「巡礼」という言葉を当て嵌めたから
「なにかをしながら 何処かへ行く」、そう思いがち だけど。
やはり それもまた「言葉だけ」の「こと」ではないんだ。
古来「巡礼」とは
「神へと逢いにゆく道中すべて」のことで それもまた「行為」だけを表したものでは ない。
それと 同じで。
今の私が現している「巡礼」は
「「生きるというかたち」で」
「魂の道へ乗っていること」
「ほんとうの自分へ還る 帰り道」
「醒めて在る者」
「存在の状態」
「ただ 在るもの」
「光と体の一致」で
「ありのままの自分」そう言い換えることが できる。
「 そう、本質で歩くって。 ことなんだ それは。」
ずっとずっと 言っている「表と裏は関係がない」、
それは今 私にとってとても明白な事実で
「表の私は 虹の浮雲を創っている」けれど
「裏の私は 独自の謳を歌いながら光の糸を編んでいて」
「それは祈り」で
「生きること」
「歩くこと」
「進むこと」で
「いろを撒くこと」
そしてそれを「均しながら廻ること」で
その「均す」は「成らす」で「鳴らす」
「慣らし」「伝わり」「波及してゆく もの」
「その一連のサイクル」が私の行う「巡礼」で。
「やっていること」はひとつだけれど
「多分に意味を含む裏側がセットで付いているもの」なのだ。
なる ほど ね ?
成る程 そうか
そうね
確かにそれは そうで。
そして私は"それで いいんだ" 。
パァーっと 光達が。
嬉しそうに 楽しそうに
舞い踊る「そのいろとりどりの展開」を
一頻り確認して感嘆するけれど
その「喜び」と「祝福」
そして「私が受け取ったこと」
「的確に光を踏んで 跳べたこと」
それに対しての
「みんなの言いたいことはわかるけれど」
「どのいろも美しくて」
「なんだかチカチカして 要点が把握し辛い」。
だから
そっと また作業机に 戻って。
キラリと光る、ビーズを転がしながら
深く 息を吐いて
くるりと自分を 切り替える。
「 成る程、これが 「場」? いや やっぱり「木」かな。 「天から地までのスペクトル」の真ん中の私が 「全」で。 ふむ?」
やっぱり 紙
紙が必要よ
紙 紙。
そうして一旦、創造からの 想像を 中断して。
散らかり始めた、「自分のなかみ」を
書き出してみることに した。
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