透明の「扉」を開けて

美黎

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17の扉 こたえしかない ところ

原初のいろ

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自分の区画の中の 
 まだ「手を付けていない部分」を検分して片付けたり
魔女部屋と青い部屋の 
 お気に入り棚を「今の最適」に並べ変えたり
その日の野菜を 
 自分で採りに行き 感覚で選んだり
ネックレスのシルバーチェーンとヘッドを繋いでいる
 真鍮をシルバーへ取り替えたりして。

 「日々 気になるところ部分を修正し」
 「しっくりくる様に合わせ」
 「全体が合ってきた時に」。


「    ん? 」

 ふと 気が付いたんだ

 「それ」が。

 「私の欲しかったもの」、その「環境せかい」なんだ って。





「    ほう?  ん?  いや 、  待てよ? ふむ。」


  そう あれから
 自分で 「跳ぶぞ」って 決めてから。


私の「やっていること」は そう変わりなく
 「その中身の質」が微細になっているだけで
日々「そういうことじゃない」を 適用し続けて。

 いろんな「湧き出る色」を吹き飛ばしながらも
 「やりたいこと」
 「惹かれるもの」
 「違和感の修正」を やり続けたところ、
ふと気が付くと「違和感があるところ部分が自分の範囲にない」のだ。


  と  いう  ことは ? ?


「   これが ?「わたしのせかい」? まあ、そうなんだろうけど 「それ」が 「ぜんぶになる」のかな ?? ?」

 そう「まるっとしっくり 違和感がない」のは
今の所「自分の範囲だけ」だ。

 だけど 私が欲しいのは
 「そんなせかい」で
 だがしかし 「これが視えた」からには
 「それが近いこと」を 示唆しても いる。


   
    ふ む ?



「   ああ、 でも。 成る程。」

そう、「一度 瞬きして」
 「そのいろ」を 改めて視て わかったけれど。

 私は「光の女王」を得て経て
  「その高さに合わせて 自分を整えていて」
  「その いろで部屋や服をコーディネートし」
  「その香りを採用し」
  「そんな食べ物を食べる様にして」
  「そんな風に飾り」
  「それに相応しく 調えて」。

 "それが 成った"からして
  「せかいはそのいろを反映する」、それが採用されて
 「これからそのせかいが構築され始める」、その始まりを 知らせているのだ。


 この環境まわり
   せかいが
  あらゆる手段を使い 私に「始まるよ」と。

 「その 心づもりをせよ」と 呼びかけているので ある。



「   なるほど でも  それが? 「わたしのかたち」でも あるし 「縁取り」? 」

  なんだ ろうか 

  その。

 「全体が 
  「天から 地までを網羅している

 「その 調律」 それが ピタリと嵌って いて。


 「それが私のかたち」だと 「形が無いのに」、わかるんだ なんか。



「 なんか。 大っきい、「木」みたいだな。 」

 だから そんなことを 呟きながら。

先ずは その感覚を維持して
 また静かに 浄め続けていてたんだ なかみを。








 
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