透明の「扉」を開けて

美黎

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16の扉 私の奥

上階

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 私達の「知っている神話」

 それは意外と「生臭いもの」で
 「神々は色を持ち 好きに振る舞っていて」
 「だけど それが自然な世界」
  私の中では そんなイメージだ。


「  だけど。 「そもそもが光」って なると、話は全然違って くる。 そしてが 私の観たい場所。」

 そう それは「天」
       「星々」
       「宇宙」とも言える「場」で

 前述した様に「私の中で宇宙はせかいで」
 しかも「己の視点意識以外が せかい」で ある。


「    ふむ?」
 
 だから それを踏まえて。

  「そもそもの」「そもそも論」

 「まるっとぜんぶの 始まりというか 根底」

  「そもそも

   「ただ 在るもの存在していること

  それって。

   なん か

    なんだ ?


  「どういうこと なんだ ろうか」。



「    ふむ。 しかし? これまでは、別にそんなこと考えても意味がない?いや、お金にならないとか ご飯食べれるわけじゃないから 特にみんな考えないことって 訳で。 しかしながら「この先」にゆかねば私の観たい景色は視れないんだな 。」

  ふむ。

 だが
 しかし 「哲学」とかなんとか
 「いろんなものをこねくり回して 導き出す手法」、それはこれまでにもあった点である。


「  ああ でも。 それってまるっとぜんぶ、意味ないもんな。」

 ふむ?

して
その「始め」に 戻ってきたけれど
 思うに「これまでの神話」は「ご都合で作られていて」
「その 意図はわかる」。

 だからそれはそれで置いておいて、「場を違えた私が視るもの」それは。

 
   え~ っ と

    なんなの だ っけ ? ? ?



すると きちんと。

 その「問い」に対して「伸ばされた手」が
  ふわりと視えて
 「これまでとは違う 神という位置」
  それが 視える。


「    ふむ? 」

  成る程 確かに。

 みんなは ずっと「ここに 上がってこい」

  「そこは 場所位置が違うからずれる」、そう言っている。


 だから ここで私はきちんと「光の女王」を
 顕現させて
  それを纏い そう 振る舞い
   そうなってゆく、その基盤を 創るんだ

 「持ち前の ありありとした想像力創造力」で。


 そうしてまた それには。

 「ありありと 鮮明に」それと共に
 「そもそも論を視る」それも含まれて いる。

そう
「視るだけ」ならば、それは私にとってそう難しい事ではなく
 しかし「そもそも論」に引っ掛かって ここでぐるぐるしているのだ。

 だから 今一度
 「しっかりと御旗の先に そもそも論の要点」「焦点」 
 「私の求める点」それを くっ付けて。

 再び「すべてをみんなに任せ」、
  ボーッとすることに したので ある。









    ピチュピチュ
         チィチィ
   ピーーーーッと鳴く鳥の声

 突然響いたそれにハッとしながらも
  その姿が見えないことに 不思議さは感じない。


 きっと
 どこかで
  会話している鳥達は
 「私に一種のショックタイミングを与える為に囀った筈」で
 だからきっと 「今 辿ればなにか視える」。

 そう して ふと。

目の前の青を見つめながら 「その気配」を
 捉えてみようと したのだけど。


「    ふむ 。」

  うん
     まあ


     やっぱり?


       ね ? ?


 明晰君達が。

振っていた、御旗の先を確かめてみると
 そこへくっ付いているのは
「上階にいる私」と「存在の意味の定義」だ。

 そしてそれは 「まだ 気配」で
私が「そのいろ」を辿れば「視えるところ迄は視える」それも わかる。


 そう それは
 「今よりも高い位置にある新しいいろの光」で
 「そこへ 手は届いたのだけど」
 「まだしっかりとかたちになっていないもの」だ。

だから先ずは。

「自分がわかりやすい」、「上階の私」を 探り始めた。

 そう 私は「高い神」「これまでの神話でない神」
  「ならば なんだ?」と思い
 その捜索願を出していたんだ。

だけど それは
「この神です」と 彼等明晰君が出せる「既存」ではなく
ぜんぶすべて」で
「それも私」なんだ。


   ふと 「を観て」思うけれど

 やはり。

 「この まるっとぜんぶ」の含まれる、「私の思う その神」は
 「ここより上階の神で」「もう一本境界を超えねばならない」。


これより上に「それ主権が当たり前の領域」が あり
  そこは「光の主権」の場で
  「思考」「ルート」「繋がり」の全く異なる「せかい基準の領域」

 「寧ろ「思考」は無くて」
 「
 
 そういう領域の神だ、その いろは。

そして
「私に手を伸ばしていたのは その神」で
 しかも「それも私」
 「その他のいろは視えない」。

  御伽話や
  ファンタジーの物語
  神話の様に「何処かから差し伸べられた神の手」は見えなくて

  「ある」のは「上階にいる私の導き」

やはり
どこまで行っても「私の道を引くのは私」で
 その「こたえ結果」に疑問は ない。


 そしてそれは「私のなかに 数多のいろがあるから」で
 「その大切な光を最大限活かして使える」のが
 「光の女王」、「その場」で
 「余計な混じりもののない」
 「真実のいろ」、それしかない領域の私 なんだ。


 だから 「その納得のこたえ」に一旦 区切りをつけて。


 「そもそもの」「そもそも論」を 視てみることにした。






  「女王の階にある 今より高い私の光」

  だが
  「それと対になる 高い光の基盤」。


「   多分、だけど。 そこへ上がるのに、「その基盤」がないからあちこちフラフラ、揺れがちで 戻ってくるんだ おんなじところへ。」

 そう それはセットだ。


  今の状態のままで 「ただこたえだけの存在する領域」へ在る

 それは「その間の充満が埋まっていないと 結局」に なる。

 
「  そうなんだ ただ「形が美しいだけの 彫刻」みたいに。」

 チラリと 視点を玉座へ滑らせて
  そう思うけれど
 「この子達彫刻は生きているし」
 「それそのものが変容して このかたちを創っているもの」

 それが「私のやりたい位置」「本質」であるし
 「私が思う 神」だ。

それに 「隙間」があると
 「そういう神を演っている私」になり
「世界へ戻ってしまう」し そもそも自分が落ち着かなくて納得できねば上がれないのだ。


 だから その。

  「隙間を埋める そもそも論」
 その概要から 辿り始める。


そう
それは
いつだって私の周りに「ゆらぐ 糸の様に」
 「チラチラ」「ヒラヒラ」と見え隠れするもので
 「それ自体」が「全」で「意味」
 「せかいと同じく常にそこに存在しているもの」で
 「私が気付いていないだけのこと」

 
 だから「掴み過ぎて 囚われない様に」
  「全体を」「多角的に」「ふわりと掴んで」
  「読んでいく必要が ある」。


 だから  それを やる ために。

 再び一旦 スペースを空にして

  「その 訪れ」を 待っていたので ある。







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