1,619 / 1,740
16の扉 私の奥
もっと奥へ
しおりを挟むそうして暫く
「ぜんぶ」を放り投げて
「空」を眺めて
光の獣の 中に 入り
共に 走り
思いっきり 電光を 撒き散らして。
「結構 すっきりしたかも」
そんなことを思いつつ 「ポン」と体に戻って
すべすべと椅子の感触を確かめ
自分の位置を 確認する。
あ
でも
そうか
そうだ ?
成る程
「考えてる」と 「感じられない」から。
やっぱり 「空」で
「ゼロ」の方が 圧倒的に いいんだ。
また「ぐるっと回って」、その 事実が 視えてきてから。
御旗の「先頭」を改めて見ると
そこへ 付いているのは
「光達が今 一番私に明示したい いろ」
「空のいろ」で
先ず「自分がその状態にならねば」、この先が視えないことを 示している。
まあ そう
だよね
ならば。
そうして 一旦 目を瞑って。
奥にまだ残っている「また引っ張って来ている色」を
じっくり見る為に きちんと 開く。
そう 先ずはそれをきちんと出して
「空にする為に 観る」のだ。
そして
それは「危ないもの」でも「私を傷つけるもの」でもなくて
「見つかるのを待っている色」で
「それも綺麗にして私の光に加えてあげなくては ならない」。
瞼の 裏には「虹色の光」
それが 奥に入ってゆくに連れ
「光の虚空」の色を引っ張って来
自分の奥へ 入って。
そのまた更に
奥へ進もうとしているのが わかる。
大丈夫
大丈夫
「 まだ あってもいいし」
「それはおかしなことでもないし」
「恥ずかしくもないし」
「それもまた 大切だったもの」
「だけど 放っておくのだけは できないんだ」
そう 「自分」に 言って。
そうして ゆっくりと
「その色」を開いて いく。
どんどん ずっと
奥へ進む 光のトンネルの中で
浮き上がり視えてくる「過ぎる 色々な影」
「自分がまだ それを許していないこと」
「やらなきゃ病」
「なんにもしない」「ない 状態」
「それに対しての 抵抗」
「「駄目に見られること」を気にしていること」
それを 発見すると 共に。
「そう見ているのは自分」
それもわかるから
「もっと自分を認める必要がある」、その「足りない部分」が
視えて くる。
ふぅむ 。
そうなんだ
そうか
成る程。
でも なんでまた。
「それ」は 戻って きた ?
そう問い掛けると
「大きな全体」から 「空っぽの隙間」が
提示されて。
新しい「光」の到来と共に
「更に高い視点から観た 今の私の状態」が わかる。
「上がりたい 地点」
「光の網の 拡大」
「放り投げているカケラの点」
「今の自分の 位置」
その「点」と「線」の間にある
「まだ 埋まっていない充満の隙間」。
そう
やっぱり 「拡がった分」
「空いた隙間があって」
そこをまた「充満」にしないと。
「すっきりと進むことができない」、それがわかる。
成る程?
そうして
その翻訳が徐々に視えてきて わかるけれど
やはり「自分が満ちていないと」、上がる度に
「その分の隙間」が 「やあ」と訪れて。
「まだ やれないんじゃないか」とか
「あれこれ言われるんじゃないか」とか
「世界が入り込む空間」ができるから。
「目標」「上がる地点」を見定めるだけじゃなくて
「私はもう 充分それを持っているを適用し」「押印して」進まなければ 成らない。
そう、きちんと「自分にその資格があると認めて」、
「次へチャレンジする」のだ。
そして。
そのまんま 「考えるでもなく」、空を見つめていると
明晰君達が 「いつかのカケラ」を目の前に
組み始めて。
「もう 大丈夫と思えた自分」を
更に超えてゆくもの
「しっかりと出来上がっている 芯」
それを以て 「更に上がれるところ」
そのポイントを探し始めているのが わかる。
そう その「芯」は
「既に私の中にあるツール」で
「それに沿って 進めばいいもの」
それを思い浮かべた途端に「真ん中」で
芯が 応えて。
「以前より軽く超えられる」、それも わかるんだ。
だからこそ その「踏めばいい点」
「ジャンプのポイント」
それが 「なに」なのか
それともまた 「そういう話じゃない」のか。
きちんと また見極めて 進むのだ
自分の道を。
「 でも。」
なぁ
ねぇ
なん か 。
そう ね ?
なんとなくだけど。
「それ」は
「点」や「面」や「場所」ではなくて
「私の視点」「感じること」だと 思う。
だっていつも「いつの間にか持っている澱」は
「外に出なければ溜まらないし」
「私がいつも現実をよく観ていること」
それを 表している。
「美しい景色」や「調度品」
そんな「世界を味わうこと」
それをしていると。
「充分である」と、思ってもまた繰り返しているのだ。
て いうか みんな、 それって。
この間、長老とすれ違った時 ?
その時も そうだったけど
それを降ろした時より、高く越えねばならない
そういう こと だよね ? ?
ふむ。
そうして 問い掛けながら 自分の中を
ずうっと 追っていくと。
くるくると 廻る 「あの地点の色」
みんなが差し出してくれる色は
「私が上がる為にある 点」「新しい扉」
それを示しているけれども
やはり
なんだか今回は 「それ以上のものがある」と。
「煌めきの光」がいつの間にか先導して
私を「その奥」へと誘うのが わかる。
感じるんだ
「もっと広い焦点が ある」と。
そうして その「煌」を追ってゆくと
視えてくる景色が ある。
黒い 廊下 「私の区画」
ステップを踏みながらも「考えている」
私の 姿 。
そういえば この頃。
「自分の区画」の徘徊兼ねて、デヴァイを彷徨く事が多かったし
あそこは「私が行かない方がいい場所」も 扉の中では一番、多いんだ。
「 そう ね。 本部長から言われてるのも、あるけど。 私自身も、あんまり近づきたくない もんな。」
その「変わりたくない人達」の暮らす区画
そこはあの閉鎖空間の中で 際立って澱が溜まりやすい場所でも あって。
私は「禁止」されている訳ではないけれど
「その辺りの空気を吸いたくないから」、本能的に足が向かないのだ。
「匂い」でもない「気配」
「重苦しい 空気」
「閉じている 空間」
「開いていない 固いエネルギーが溜まる場所」
「流れの澱む 一部」
だけど あの廊下は繋がっているから。
「詰まらない様に」、なるべく全体を回る様にしていて
「その辺り」を通る事があるから、そうするとどうしても「思い出してしまう」のだ。
「その場にいない人」
「遠くに感じる エネルギー」
「残っている 澱」
そこからやってくる「気配」に対して
私の旺盛な想像力君は 放っておくとどんどん「それを繋げ始めて」、「それは自動的に展開してゆく」のだ。
そう、ずっとずっと「そうしてきた」、慣れ親しんだ「習慣」だから。
その 後の展開含め「対応策」を弾き出し
「スムーズにワンセットで 問題提起から解決まで展開してくれる」のだ。
「 だからか。」
そう だから「それがまた こっそりと溜まっていて」
「ここに来て 光に照らされ 視える様になっただけ」で。
その「繰り返し」に対して
「どうする?」と「煌の光」が言っているのが わかる。
そして 「そのこたえ」を 私は今 持っていて
「このぐるぐる自体が ヒント」それもわかるし
「それは 感じるチカラに関係していて」
「感覚の活かし方」なのも わかる。
「 そう なんだよね 。」
「ここまで やってきた 自分」
それを 最大限活用する方法
それがきっと「煌の光」の示したいことで
それを超えねば私は「調律機能を持てない」んだ
ブレるから。
だから すべてのぐるぐるの 上に座って。
自分の 一番奥から
唸り始めたので ある。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作


王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる