透明の「扉」を開けて

美黎

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16の扉 私の奥

クオリティを高める

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  「光の楔を踏んで」

    「積み上げ」

       「その 階段を昇ってゆく 日々瞬間


 それはやはり「私にとって楽しいこと」で。

  「とんでもなく細かい」けれど
  「嵌ると とても気持ち良くて」
  「ああ これだったんだ」と「わかる」もの

 それは
 「体で感じる美味しいや気持ちいい」とは違う
  「真に私が欲するもの」で
  「減ること」「なくなること」のないもの


  「一瞬だけ」ではなく
 ずっと「心地良い状態」が 続いて。

  「消えない」から どこかへ求めていく
   必要が ないんだ。


「それ」が 充足されてゆく 度に。

 どんどんと「自分の中の 光の感覚」が増えるのがわかり
「覚めてある時間」も同時に 増えているのが わかる。




 
「    成る程 やはり。 「ほんとうの光」は、違うな 。」

 日々 
 瞬間
    「美しい空気」を吸いながら。
    
 ぐるり 自分の「なかの景色」を見渡して そんなことを呟いていると。


     ん   ?

   あれ ?


 そう、
ふと「やってきた 感覚お知らせ」が 浮かんでいる。


   さわさわ

      くるくる

          キラキラと 

 透明に舞っているそれを

 「おや?」
 「ほら」
 「それが 」
 「これが そうだ」と。

 みんな光達が見付けて騒ぎ
明晰君がそれを受けしっかりと捕まえ 私の前に 提示する。



     ん ?

   これ 、いや  それって 


       もしか   して 。


 いや 

   もしか  しなく とも。


 「世界に存在しながら」
   「せかいへ 存在すること」

  それって 。


「   ? てか。「どこまでも自分である」、即ち「クオリティを高める」って ことで。」

 それって 実は
  「私の得意なこと」なんじゃ ない ?? ?



「     ぅん? 」

 ある日 ある時
  やはり  なんでもない 時に。

 やって来る降りてくる「光を捉えて」、くるくると回して確かめ
 焦点を絞り「その真ん中」を視てみるけれど。

 見れば
  視る ほどに 
 「それは そう」で
 「そうであるなら 簡単な」で
どうして今迄自分が気付かなかったのか。


「    てか 。」

 自分で 自分に 唸りながら

「またそれかい」
「自分ででしょ」
「そうなのよ 」
「まるっとぜんぶ なんでしょ?」
なのよ」
「 そう、同じ」
の」
「てか ぜんぶし?」
「見てなかっただけでしょ 」

「「「結局 そういうこと」」」


   確かに。

     まあ 。

       なるほど ?


 そんなみんなぜんぶの声を聞きつつ納得し
今し方視えたその焦点を そのままつるりと追ってゆく。


 そう 暫く「そのの練習」をしていた私は ふと気付いたのだ。

 「どこまでも 自分で在ること」
それを 重ねて行くうちに。

 「ああ こうすればよかったのね」
 「てか 成る程?いつも通りやん」
 「あ これもう遠慮しなくていいやつ」
 「現物は観ずに 私のいろを 通していい」

  その「全開の自分の

それを味わってしまったならば
 戻れないこと
 戻る必要もないこと 
  そして「それ状態」が「どこまでも自分であること」で
 「クオリティを高めること」
 
そして思えばは。

 「世界へ存在すること」と「両立できて」、それが あの色金色のやっている「どこでも完全に自分の色で在ること」
 それなのだと 。

  やっと、気が付いたので ある。




「     だから。「本気度」、なんだ 。」

 その「どこまでも 通る」感覚
 一片たりとも曇りのない「煌めきの光」
  そして その「真ん中中央」にある「強い 意思の光」。


それは 確かに「生半可な在り方」で 出せる「輝き」ではなくて
 そう、「覚悟が足りない」、そう思った時と同じだけれど。


 その「覚悟」とは
 「命をかけれる」
 「死んでもいい」と思える様な 生き方在り方をすることで

私は「周り」に対して「なんで?」と憤っていたけれど。

 それは やはり「自分も足りないから」で
本当は自分が「そう 在れば」、その他のことはどうだっていいのだ。

 
 「今 この位置」に嵌って 本当にそれが沁みるけれど
 世界はやはり鏡で。

  「自分の足りないところを映していた」
   それなので ある。







「     だから。  それで その「クオリティを高めるところ」が、どちらかと言えば「体」、なんだよね。 体というか。 「感覚」。」

 そう呟きながらも
「自分が積んできた光」が「全開の自分で
 その「存在の仕方」に重点が置かれていたことに 思いを馳せる。


  そう「あたま」でなく「からだ」
   「考える」でなく「感じること」。


 そうなんだ それは「思い」を浄めてきた私が
 「」でせかいへ押印し
  それが 一定期間を経て創造の期間を終えて

 「染みついた 澱」を完全に落とす作業

それがなくなったからからこそ、「ありのままで在れて」且つ「 これから自由に表現できるということいろを使えること

 だから 今。

 「押し込められた 感覚」
  「感情」「思い」「色」
  そのが 煌めき始めて。

今「私の中にある数多の名もなき光」が さわさわと
 囁き始めたのが 聴こえる。



 深く 奥に 仕舞ってあった

    「美しい カケラ達」

       「純粋な 煌めき」

 
 それは これまでも時折「刹那の光」として見えていた「瞬間」「煌の光」で
チラリと見えたそれを、追えばいいことは わかっていたけど 。

 それはきっと「追って捕まえる」様な類いのものでは なく
「開くのを待つこと」「解けるのを待つこと」その「時間が必要」で
 だから
 「静かに座り」「頭を鎮め」「ただ みんなすべてと在って」。


 じっくりと「自分を開いて」

  柔らかくし
   優しく
    全開で受け止めることが 必要だと
  みんなぜんぶが 言っている。



そうなんだ
 それはきっと「名もなき光達が」で
 「あったけれど 消えてしまったもの」
 「表現できなかったもの」
  「タイミングが まだだったもの」
   それで。


 その「いろを使って 描いていく現してゆく」と思った自分終点

 今 私の中にあり 自在に使える「それ」は
しかし 「上手く使えねば」、諸刃の剣になる
 それもわかる。

「きちんと使えねば」、それは そう「過去の物語」になって。
 また「同じことの繰り返し」になってしまうからだ。


 だから その みんなの声を 聞いて。

 先ずは
極限まで「自身のクオリティを高める」
 それを やっていくことに したんだ。

 そう「究極のセンサー」として
「自分を最大限 活用する」為にで ある。











 ひとつ ひとつを
 「より、丁寧に 行うこと」

きちんと 
逐一
 「体に話しかけながら」。

 「それ動作」を 行うこと 。


それは勿論「これまでもやっていたこと」だけど
 その クオリティを極限まで 上げて。


 手に取るものの 距離
  それを 掴む手付き
   置く時の位置 そっと置く感覚

「それもわたしせかいの一部として扱うこと」の 自然な染みつきと
 その「素養を自分が持っていたこと」。

そう
「面倒くさい」と思われる様な丁寧さも 私にとっては至極落ち着くことのうちの一つで
 そう「してみて」、改めて気付くけれど。

 それを「やっている方が自然」なのだ。



   うん。


 その「こと」を またひとつ 押印して。

 そうして「自分の体にも丁寧に接し」
  「要望を聞き」
  「せかい周囲のすべてに対しても同じ様に接する」。


「  確かにそれは。 「わたしはせかい」、だな?」

 そんなことを言いながらも。

少しずつ 新鮮な野菜を食み
 シャキリとした歯に伝わる感覚を楽しみつつ
 ふんわりとしたスープを口に付け
 「温」と「冷」
その差を馴染ませながら 味わい お腹に落として。

 ゆっくりと感謝しながら食べることにより
「その瞬間のすべてが最大限になる様に図らいながら」
 その光を刻々とせかいへ 刻み 落とし込んでゆく。


   "織られて ゆく 時間ひかり

 "今 せかいの 道"

    "光の創世神話" 。


そして 「そう できる」、瞬間と環境
 すべてに感謝しながら。

 胸の前に手を合わせ 今日も。

 「ごちそうさま」と せかいに 言ったんだ。





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