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16の扉 私の奥
本気度
しおりを挟む薄く 茶色い 大きな石の 奥
鏡の様な ガラスの 揺らぎある透明
大きな 絵の。
「なかに 描かれている」、見えない 後ろ側
その「時折垣間見える 隙間」へ。
入っていくんだ これから。
「 この。「感覚」 。」
「裏側」
「向こう側」
「隙間」
「見えない側」
「物質では ないもの」
その 奥にある「せかい」。
それは 「世界」には 現れていないものだから
言葉で表そうとすると 長くなりがちだけれど。
私は「複雑」や「難しい」「できない」を使わずに
ただ素直に受け取り感じて、それをとりあえず「出してみればいいだけ」だ。
何事も とりあえず試して みること
そうして「余計なもの」を 省いていった方がいい。
そう
「沢山の光線を当てて」。
形どり 「なんとなくはっきりさせて」「私なりのかたちを描き」、
後は「読み手」に任せれば いいのだ。
「 ふむ。」
そして その「読み手」とは
「すべて」であり
「せかい」でもあり「みんな」
その「受け取り手」は己の様々な特性を持ってその「いろ」を受け取り
それが触媒となってせかいはまた 「新しい色」を見せる。
「なかみ だけど内包物ではない」
「「意味」だけれど ひとつひとつが 違う」
「すべてのこと に 応用できる」
ジャンル
境界
境目を超えて働く「それ」は
「まだ ないもの」だから
こんがらがってしまいそうな「表現」だけど。
「多角的に観れる眼」があれば それは共通言語に成り得る。
「 そう、「個々の表現」を。 観れる、わかる、受け入れられるから 面白いんだよね。」
だから
とりあえずその「感覚」を 常態に設定して。
暫くはひたすら、自分の「存在調整」を
していたんだ。
「壁」
「天井」
「窓」
その 「どれもが 青い」、私の空間
その「境目」は 一応「わかる」けど。
それは
「見よう」と思わねば「目には」、見えないけれど
「私の中では認識されている もの」
だからやっぱり
「せかい」もぜんぶ。
"そういうこと"なんだと 思うんだ けど 。
ふぅ む 。
「越境」
「境目」
「ジャンプ」
「跳べる」
「なんでもあり」の「オールマイティー」
「自分ができると思うならば」
「それはできると いうこと」。
「縛り」なし
「枠」なし
「白黒」「善悪」なしで
ただ「基準」が「光である」と
いうこと。
「 それに ねぇ? 「そうじゃなければ」、「面白くない」。そう、「意味がない」。 それって 「私達が生まれてきた 意味」「それをやること」、だよね。 」
テクテクと 当て所なく 青の中を歩きながら
そうみんなに 話し掛ける。
「 でも。」
そう 私は 「わかっている」。
「口に出し」
「くるりと自分の中で一周して」
結局「始め」に辿り着いたから
「気が付いたこと」
それは「私達」 いや、「私に」足りないのは
「本気度」それで
周りを見ながら「みんな来ないな」「まだなの?」と。
「思っていた」自分も同じで、その「程度」違えど「やっていたことは同じ」だ。
そう「見た目」「位置」「場所」
それがどこでも、「やっていることの本質」が同じ色ならば やはりそれは何も変わりがない。
「 だから。 せかいは「置いていけ」と 「手を 離せ」と 言っているし。 私も「ついてこない」とか「誰もいない」とか言ってないで、もっとやるってことなんだ。 」
"自分のそこに向かう本気度を上げること"
そしてせかいは
「私が本気を出せば」
「それはすべて そう なる」ことも示していて
「せかいは既にその方向へ向いていること」も 示している。
だけど まだ。
「そのチカラ」が 弱いんだ。
「主軸」が 「足りない」から。
「 ふむ。」
ピタリと 青の中を立ち止まって。
自分の「なか」をぐるり、もう一度浚ってみるけれど
確かに「存在調整」をしていた私に観えてきた景色は
「自分が雲の上へ 在り」
「その下には 山と街があって」、
「私が「納得を得て」」「今 すべてが最善の位置に収まっている」、その 景色
だけれど
「吹きかける風が 弱いという現実」。
そう「ここから」は 自分をもっときちんと雲の上に置いて。
「全く違う位置」の自覚を持ち
「全く違うことをする」のだ。
「仕切り直し」を 「もう一段上げる」と言ってもいい。
そして これまでの回路をすべて捨て
ただ「自分が思う通りに 自分のいろを表す」こと
あの「一旦通っていた 無駄な行程」をぜんぶ捨てて
「ただ 最善だけを取る」のだ。
そして
私が「足りないのは 本気度」
「そう思う」
「気付く」「その方向へ向く」ということは即ち
「せかいがそう示していて」「私はそれを読んでいる」と同義
実際ここまで「そのこと」に
小さい範囲でしか 気付いていなかったけれど。
それは「すべて」に適用される事実で
私は「選択肢」や「物」に対しての本気度を上げるだけでなく
「存在自体の本気度」を 上げなくてはならないのだ。
「常に 走っていると疲れる」
「四六時中 やることはできない」
確かに「それは そう」なのだけど
それは「やっていること」だからそうなのであって
「存在」を「そう して」終えば 後は「自然に 在るだけ」
多分 そういうことだ。
なんと 表していいか 微妙だけれど。
それは「生き方」の本気度を上げることで
私はもっと省いていいのだ。
「ほんとうにやりたいことだけやる」
その 「精度」と「程度」を上げて良くて
そして
それを上げなければ。
「わたしのせかい」は 成らない
それもわかる。
そう
いつだって「基点」も「始点」も「起点」も
「終点」も、わたしで
"すべてから 視線が 注がれている 集中点だから"。
その「微細な違和感」が出てきた時点で
「それはせかいが私に出しているサイン」で
今の私がやるべきことは
「自分の中のいろんな脱線」を「本気で修正して行って」。
「本来の軌道から 外れないこと」
「己の位置で役割を果たすこと」
それだけで
「私はぜんぶをやっている様でいて」
「ひとつのことしかやっていない」のだ。
だからそれは「本来 簡単なこと」なので ある。
「 そう だよね 。 結局ぜんぶ、「そういうこと」で。 私は 「自分を拡大させながら」 そうやって ぜんぶの、「壁」を 壊してゆくんだ。」
いつの間にか「繋がったあお」の なかで。
「境界の消えた」
「自由な私の景色」
その 中に浸りながら フルフルと頭を振り
「いつの間にか帰ってきていた澱」を また全て落とす。
そう して 深呼吸し
すっきりと意識を戻してから。
きちんと自分の位置を確認して その「感覚」を中央に 置く。
"せかいは私に その「縦横無尽具合」を
表現させたいんだ"
そういつか 思ってから。
暫く 進んできた訳だけれど
ここに来てまた そのせかいの大きな意図に
深く 包まれているのを感じる。
そう「せかいに満たされていない時」は
私は幾分か「世界」へ入り込んでいて。
つい「頭で考えて」、その方向へ走り出そうとしてしまうんだ。
「 よし。」
そして 「それにきちんと気付いて」。
「せかいに応えて」
「自分の道を 進むこと」
それを 押印すると共に
ふんわりと 「私を包む せかい」
その広大な範囲が少しずつ 自分の中へ納まり始めて。
「なんにも ないけど 楽しいこと」
「見えないものだけど 面白いこと」
「知ること」「わかること」
「そう 感じられること」
それはやはり「もの」ではなくて
明確に「言い表すこと」すら 今はまだ できないけれど。
その「越境具合」「縦横無尽の感覚」、それこそが自分だと思える感覚
それが「ほんとうの自由」だと わかるから。
「なに」はなくとも 満たされあるのだ。
「 なるほど だから 枠が。 境界が。 曖昧になり、更に崩れてきて ふむ。やはり「すべてを跳び回る」って ことだ。 名実共に。」
そうして 「ことばに出すこと」で
その「不思議な感覚」を 維持 しながら。
軽いもの
境界のないもの
風が通る景色
そんな 「今 惹かれるいろ」を思い浮かべて
一等「相応しい景色」を 自分の中へ展開する。
「 ふむ。 よし 。」
そうして 一つ頷いて
360℃の「ほんとうの空」を観ようと、
最適な場所へ 進んで行ったんだ。
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