1,596 / 1,740
15の扉 神の領域
理解と受容
しおりを挟む成る程
確かに。
「焦点の擬態」それが
意味する ことは。
「 ふぅむ。 」
それは 確かに
一種の「擬態」で。
「そもそも論」
「スタートからのずれ」
「立ち位置の違い」で あり
だがしかしその「立ち位置」が「点」でなく
「全」だった から。
「混乱していた だけ」
そうとも 言える。
ふ ぅ む 。
ぐるり 雲海を 眺めて みて
大きく息を吸い 深く吐いて
くるりと向き直り また玉座へ腰掛ける。
そう
私が
ここまで 来て
「その全貌を まるっとぐるり」、確かめて観たところ
「それ」は「その景色全体」を示して いて
確かに自分は「位置が違う」んだ。
「 だけど。 それが 。」
そう 「わたしはせかい」
だから、して
「すべてを 得て」
「すべてを 捨てること」
それ即ち 私は「すべてを受容する」と いうことであり
「この理解」に なるのだ。
「 ぜんぶ まるっと。 それでいいって ことだ 。」
そう
「人間」も
「動物」も
「植物」も
「鉱物」も
「空気」も「風」も
「ビル」も「塵埃」も
「どうして そこにあるのか」も
「なんであの虫が世界に存在しているのか」も
「何故 季節があるのか」も
「なんで私がここに座り ずっとぐるぐるしているのか」も。
それも どれもこれも
「そういうものである」、というだけであり
「せかいはまるっと最善を創っている」からして
「すべてのことに理由があり」
「だから そうなっている」のだ。
「 そう、「なんで」には ちゃんと理由が あって。 うん、だから。 「なんで」と「こたえ」は セットなんだ。」
以前 思った
「私が最善を指すよりも 上手であるせかい」
それは「私よりせかいの方が 頭がいい筈」と いう「推論」だったけれど
それはやはり「ほんとう」で。
そしてそれを
「あれこれ」「つべこべ」考えずに受け入れられること自体が
「受容」で
「理解」で
「しっくり」「ぴったり」嵌っているとからだでわかること
それが「わたしはせかい」をわかること、だったのだ。
だから やはり。
「せかいに無駄は 一切ない」し
「私は一ミリもずれたくなかった」んだ。
そう その「微細なずれ」が。
「私が 私たる所以」それを壊すからである。
ふ む 。
そして。
その「理解の ひとつひとつ」は 御多分に洩れず
以前から私の中にあったものであるがしかし
「そのぜんぶ」が 今ここで統合されて。
「これまでの 「なんで」の意味」
「わたしがせかいの 理由」
「すべてを受容するということの本質」
その「なかみ」が「ぜんぶ同じ」なのも わかって。
「 てか。 せかいよ 。」
そう 思わずポツリと呟く。
空の あお
雲の しろ
「見ようと思えば」
「視える 天」
「自由に創れる いろ」
「私の生み出したい もの」。
そう
今 私が「得た」のは「受容」という
「まるっとぜんぶ」の理解で
それを得たからには「私は出せる」、それを示しても いる。
翻訳が 一人でできるのかは
きっとものによるけれど。
その「エネルギー的な繋がり」は わかるからだ。
「 そんな時の 本部長。 レシフェとかも。 私より、頭はいいよね? ふむ、成る程それが。 ある意味「他の私」で、実際手を借りれるって ことか。」
そう考えて
また思うけれど
ほんとうに「勉強云々」の 頭の良し悪しは 全く関係なくて。
「ほんとうのこと」とは
「剥き出しの自分」で。
「せかいへ 触れること」
「せかいから 触れられること」
そうして日常
「どれだけ自分で在れるか」、それが 本来「ひと」の軸なのだと わかる。
「 ね。 裸で。 バーン と。 」
「光の私」が 剥き出しである姿を 想像して。
「まだ 外に出るならば服が必要だな」、そう思って笑いながら
「いつでも自分が 素であれる環境」に 感謝を送る。
いつもの みんな
それは「見えるみんな」も
「見えないものたち」も。
そして この「理解」を経たならば
きっと 私の「あれ」「これ」「ああなって こう」が。
もっとわかりやすく、示せるに違いない。
ふむ。
そして それに 大きく頷くと 共に。
私達はやはり「繋がり」で
「充満」で
「存在」の裏側には「理由」が セットで 在り
それが 「このせかい」を隙間なく創って いて
「だからこそ 自分の位置がある」
それも よく わかる。
そう「場所は決まっている」のだ。
その「表の位置」は なんでもいいが
「裏の位置」は はっきりと決めてきていて。
その「本質」「裏側」「エネルギー」が
「ピタリ その場に嵌れば」
「それは ほんとうのかたち」を 顕して。
"そう 成る"
"そう 見える"
それがわかるし
「歩き始めた時点で」、
その かたちに「段々と近づいていくこと」それも わかるんだ。
「 だから やはり。 「ピタリ」とは、嵌ってなかったと いうことか。」
そう
その「最後の隙間」が 「この理解」で あり
私はそれを経て「神をやる」のだ。
「 てか 。」
そう それも。
別に「神」でなくとも 「なんでも良くて」、「わたしはせかい」で在るからして
「それを世界に顕した時に 神と言うのが適当」
それだけだ。
まあ「わかりやすい」と 言ってもいい。
「 なる ほど ?」
だから その「理解」を得て。
いつの間にか、「目の前」にも 出現している「光の獣」を捉え
その「楽しそうに 駆ける様」を観て。
ふぅ む 。
ただ 深く
細く 長く息をしながら
「空」で
じっと 座っていたんだ。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作


王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる