透明の「扉」を開けて

美黎

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15の扉 神の領域

実は 隙間も 満ちてあること

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  どの 「ポイント」も

  「それ自体が 満ちて あること」

 「その 集まり」 「集合体」

   それが「充満」で

 だからこそ 「その中のどこを抜き出しても」
  「成り立つ」のが 私の光の特徴である。


「  まあ  それも 「今気付いた」けど 。」

 そうやって 一人で。

未だ 泉の辺りで
 クスクスと笑っている私であるが
その間にも明晰君達はきちんと仕事をしていて
 最近「多角的に」「複数で働く」彼等は
 どうやら やはり性能が上がったらしい。


 なんか それも「ぜんぶ自分のなか」だから

  「らしい」と 言うのも なんだかおかしな
   感じだけれど。


「  ま、それは  いいとして。」

 その「明度を上げた明晰君達が持ってきたカケラ」には
 勿論 素敵ないろ達が並んでいる。

 そして その中でもキラリと光る
 「はい!」と手を上げているカケラ

その一つが
 「星達と垂直に在ること」の意味だ。

 それもまた
「どうやって」「どういうことなんだ?」と 思っていたけれど。

 「光を 積み続けていれば視える 領域」

 そこへいつの間にか達していた私が視たものは
 やはり 「自分」だった。


 "己が 真っ直ぐに在ること"で
   「成ってくる 基盤」
    「熟成されてきた ひかり」
   「強固になる 軌跡」
    「最適に成る 位置関係」

 

 「私が」
 「動いて上がって
 「みんな星達から受ける光線の角度が変わり」
 「」。

 「ずれ傾き」が 修正されるんだ。


 そして私は また
 その「修正された位置」から
 
  星達とコミュニケーションできる。

 それが「星の領域を拡大してゆく術」で
 「なにとも等しい位置」、それだと思うんだ。


「 「繋がっている図形」、ね。 そうやって見ると算数や数学もわかりやすいんだけど。 」

  せかいの 繋がり
       関係性を 示すビジョン

 そして
それと共にまた 私の中にはそこから更に派生した「新しいビジョン」が ある。


   「星達との 関係性」
   「せかいの ぜんぶ」
   「無」「くう」のなかに
  「聳え立つ もの」。

それは
 私の中央に しっかりと立っている「太い」で
 ちょっとやそっとで揺らぐものではないそれは
 以前より格段に世界せかいを跳びやすいであることが わかる。

 そうして 相変わらず私の「意識」は 世界を跳び回るけれど
 その真ん中に出来たはきっと「揺らがない私という器」を表していて

  結局やはり「すべてはせかい」だから。


 今 なかに視える景色は

 "なんにも ない なかに
   「私という」だけが在って
  その「まわり周囲」はすべて 虚空"

 それがようくわかるし
 実際現実で何かが起きた時も。

 「その現実に対する自分の感情いろ」が
 の周りをまわり、のは わかるのだけど
 は揺らぐことなく「そのいろ」を眺められていて。

「 ああ 」
  「成る程」

   「こういう風に」
     「」って。

 実際 なかみは「ふぅん」と 眺めていられるんだ
 やっぱり。


 例えば
 「道でいきなり理不尽なことを言われる」、そんなこと現実が あったとしても。

 それは「今の世界の状態」
    「空気の色」
    「相手の中身の色」
  「今のと本当の色 その両方が視えること」
  「その
  「そして凪いだ状態で ただそこにあり観ること」
    
 そして「その状況自体」が せかいからの提示で
 「私という塔の周りを吹き荒ぶが 
  それを観照されているということせかいから見られている
 
 そういうことなのだ。


 だから 改めて今

 「起こること」「出来事」「景色」

 それが「ほんとうに なにであるのか」、わかって。

 冷静に 観れるし
 「何故それが起きて」
 「どう なるのか」「その理由なかみ」が
 まるっとぜんぶ、提示されているのがわかり
 そして「私はそれが見えていた」けれど
   「世界という枠の中を採用していたから翻訳が違っていただけ」
 それが またよくわかる。

 そう
 やはりせかいは。

 なにも「隠されて」などなくて
 すべてはまるっと「目の前に提示されている」。


 そして私はそれを「純粋なセンサー」で受け取り
 せかいの言いたいことを読み取って
 それを 実行に移してゆく顕現させてゆく
 そう、いつも通りのそれを 高いレベルで行なっていくのだ。


「   なるほど  ねぇ 。」

 くるくると 髪を指に絡め
  自分の中のポイントを 整理しながら。


 出て来た 二つ目のカケラ
 「として自分が現れること」

 その「意味」はまだ謎で 視えないけれど
 それは順次「より高く磨かれた光を積むこと」により「成ってくるかたち」で

  私はそれを 「なに」と固定せずに。

 せかいの やること創造を邪魔せずに
 "純度を保って待つこと"が仕事で
 それは「」、自ずと目の前に 現れる。

 そう「私の歩む 道」として。


 だから それを見逃さぬ様に
 日々 瞬間世界をはっきりと映して
 積み上げてきた「最高の視点」から せかいを眺め「本当のことを映す」こと

 そう 「実際」「やりながら創りながら」「視る」
 それもまた
 「特異な自分の 大きな点のうちの一つ」で。


 「私が 私である由縁」
 「大きく物事全体を巻き込んでゆくもの」
 「神話物語を紡ぎながら織ってゆく」
  それをかたち行動として表した場合の表現で
 せかいは私に。

 その「すべてを網にかけて 最善へ引き上げる」こと
  その「手段」として
   「物語」や「神話」を利用することを
    提示している。


 だから 私は 「今 こうしていて」。

 ここに 「漫然と存在している」のだ。


  「漫然」
 それは 正確に言えば少しずれるけれど。

 その「目的」「行き先」「いろ」は はっきりしているけれど
 「形としては」、全くもって よくわからないからで ある。

 なんだか 自分でも 
 ちょっと不思議な感覚になる けれど 。
  
 

 そして 三つ目
 「光の創世神話という 新しい領域であること」

 それも広く意味があり
 そもそも「私が生きること自体」が光の創世神話でもあって
 「その存在の意味」で ある。


 それは 毎日 毎瞬
 つらつらと「歩いているだけ」「くるくる廻しているだけ」「観ているだけ」でもあるがしかし
  "それが私の本質"だからして
 「何処迄も 何故を突き詰めて」。

 最終的には「光とかたちの交わるところ」へ
 行き着き、「その瞬間を眼にする」。


そう 
  それは「ありのまま 在るだけ」で
   「織ろう」と 思わず
   「歩くだけで 出来る」もの

 なににも縛られず 「わたしのいろで あること」
 それが「一番純粋な」で
結果
 「最高の創世神話が成る」それは確かだ。

  
     うん 。


「  よし、これで。 「成った」かな。」

 だから だいぶ「すっきりとした自分のなかみ」
  その「いろ」を視て

 「了承の合図」に
  パチンと手を 打ち鳴らして。


 気の済んだ私は

  また 立ち位置を新たに
        流れ始めるので ある。





 
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