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14の扉 星の領域
塗り変わる背景
しおりを挟む必要な 蜜
栄養源
最も 原始的な いろ
行きたいところへゆける
「そのいろの 光」。
そうして 暫くの間
「なんにも 考えずに」
「心地良い流れ」に 身を委ねて。
久しぶりにたっぷりとチカラを受け取っていた 私は
「 ん ? あれ? ?」
なんだか 「自分の見ている実際の景色の背景」、それが
ガラリと変化していることに突然気付いて。
? ? ?
「 んんん ~~~ ???」
その「変化を読み取りながらも」、北の広場の真ん中で
相変わらず唸って いた。
道ゆく 人々の 動き
建物 出店
みんなの表情
動き方 スピード
そんな「これまであった 物」は 「同じ」なのだけど。
その「背景にある 色」それが 変化していて。
「 ぅうん? 」
例えて言うなら
「絵画の背景色だけが変化した」、そんな感じで明らかに軽くなっている
「その色」が「何故なのか」。
突然気になったそれを じっと観察していたんだ。
ふうむ ?
ぬ?
むむむ ? ? ?
なん で
なん だ ろう
この「いつもと違う」、「背景色の入れ替わった 世界」は。
「 ふむ?」
確かに「彼のいろ」は いつも
「私に暖かみを与えてくれるもの」で
私は「自分が満ち満ちているから」、この景色が変化したのかと 探っていたのだけど
今回のそれは「いつものいろ」と 違っていて。
首を 傾げながらも
「なんでなのか」
「この頃の自分」
「金色の様子」
「周囲の様子」、
そんなことへ思いを巡らせながらも
その「ポイントとなる点」を ぐるぐると光を派遣して探って ゆく。
そう
それは きっと「新しい変化のお知らせ」で
「私はそれを把握することでまた先が視える」し
「ずっとやっていた初期化の結果」の まず初めの結果が「それ」だと 思うからだ。
だから 薄く 広く
光達を伸ばしながら。
「なにが」「どうして」「今 それが視えるのか」
その「せかいからのこたえ」を 観る為に。
暫くじっと していたんだ。
今 「私の中で目立つカケラ」は
「当たり前に そう在る いろ」
「焔」「炉」
「矢印の先」
「ただ 天を指して在ること」
「最も 自然である状態」
「私のぜんぶで そう在ること」。
確かに「私の観たかった景色」は
「彼と同じ色の景色」で。
「その視点を借りること」と共通する行為の
「彼のいろを受け取ること」
それを経て「新しく展開してある景色の意味」は
「彼が通常存在している当たり前の景色」で
それは「光の基盤」、即ち光の創世神話の舞台でも ある。
だから
「私に 今 観えている新しい景色」も
「それ」なんじゃないかと
思うの だけ ど ?
「 うん。 多分、 そうね。」
「その 新しい景色」と
「以前の景色」
その「違い」を比べながら くるくると廻るカケラ達を 視る。
そして
その「新しい景色」を見極める為に必要な
「自分のものさし」をしっかりと設定する為
静かに目を瞑り 「そのいろ」を はっきりと押印する為に展開してゆく。
そう この「スピードの速い流れの中」で
私の位置も目まぐるしく変わるからして
「目の前に展開した 新しい景色に惑わされずに」。
浮足立たずに、
その「新しい景色」が「展開した理由」
「積んだ光の いろ」
「その状態であった実績」、その「同じ位置」にて
「それを確かめる」、それが必要で
うっかりと軽くその紐を解こうものなら「違う位置から見ること」となってしまい、その「新しい景色の効果」は薄れてしまうのだ。
だから 今一度
しつこい程に 「自分の位置」を確認するため。
「 さて。」
パッチリと目を開けて
「視るべきもの」を 光達と共に探って ゆく。
そう その「全体像」は
「一点」ではないからして
「自分の立ち位置」が 最も問題で
まだ慣れぬ私は自分にいちいち確認する一手間を課している。
それ程に「慎重に 細部を織り上げて」。
「全体」のバランスをとってゆかねば 自分の満足いく仕上がりにならぬ事は知れているし
「私はそういうもの」だからだ。
「 して。」
そんな
「初期化した私の立ち位置」と言えば
いつでも どこでも
「ただ真っ直ぐに天を指して在ること」で
「要らぬ頭」を使わぬ様に 気を付けながら。
「光達が観せてくるもの」を読むことで「成る」、
「かたち」を 視ることだ。
「 しかし 」
「ほんとうに手を離すこと」が 難しくて。
これまで ウロウロしていたこと
しかし「その状態に慣れてきたこと」
その「新たに修正した点」を重点的に整理しながら「新しい位置」を しっかりと確認してゆく。
そう
「体との一致」が練り上がってきたこの頃は
「気付いた瞬間」
全細胞に「ピッ」と指令を出し「ただ 天を指すこと」が 格段に上手くなってきた。
「 うん。」
それは
これまでも 確かに「努力」はしていたのだけど
やはり「努力」とはある意味「強いてあるもの」だからして
「それが馴染んで」
「その方が 心地良くなり」
「そう自然と して」
「そうなってゆく」、その初期にはある程度のチカラが必要だ。
そしてそれが「適切な努力」ならば
それは「自ら行使できるチカラ」となり
「合わないもの」ならば
徐々に苦しくなり「強いるエネルギーに変換され」
「縛りとなり」「重石となる」。
だけど私は その「自分の持つ能力」を
今は「最善最適」で行使できるから。
「先ず 大元から分け火すること」
「そして矢印の先を定めること」
「そしてその焔に 薪を焚べ続けて」。
「ただ目指す位置」を指して
「存在していること」。
そうして「具体的な行き先」は見えなくとも
「光を受け取り」
「その意味 意図を読み」
「そうして」
「かたちに成ってきたものを観て」
「それが何かを 知ること」。
それが「新しい私の状態」で
光の創世神話を織りながら生きる、「こと」でもある。
だから
その「状態」である、「新しい私のサイクル」の 中で。
「今 自分がどこで」
「なにを提示されていて」
「どう 動くするべきなのか」。
それを読んでやっていくんだ
その「現象」で「象徴」
「形のない かたち」
「大きな 宙を 描くもの」
その「これまでには想像し得なかった範囲」を織り込んだ
「光の創世神話」を。
「 ふぅむ。 なんか 拡がったから。 まだ少し混乱するけど、引いて観れば まあ ? いける、かな 。」
そうして「自分の位置」を 復習しながら。
無意識にウロウロと
人気のない方へ
いつの間にか迷い込んでいた小道を歩いていると
ふと「降ってきたことば」が ある。
"「人間では ないのだぞ」"
ん ? 「今ここ」で それ?
その「ポンと降りてきたことば」、
そして「自分が反応したいろ」
その「両方」を眺めながら 「変化した背景」の全体像を 探って ゆく。
人間では ないもの
人間ではないものから 得たいろ
私達の本質
本当は ひかり
「私は それに近づきたいと思っていて」
「持つ いろは 多色を含んだ 透明」
そして その「いろ」は。
「「今 観えている景色の背景そのもの」」
「変化した 新しい背景」
「塗り変わったベース」
それを 示していること 。
ほぅ ?
ピタリと 足を止めて。
その「いろ」、「新しい背景」と「私のいろ」
それを比べてみるけれど
確かにそれは「同じ色」で。
「 ふぅむ ? ? ちょ、 待てよ ??」
"それは 確かに そう"
"そりゃ そうなるよね"
そんな風に「私のなかで 囁くみんな」の声を ボーッと聴きながら。
なにしろ 止めていた足に チカラを入れ
坂を 下り始めたので ある 。
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