透明の「扉」を開けて

美黎

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14の扉 星の領域

光の 光景

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大きな 窓の 美しい 空色

 厚みのある調度品
  その上に 楽しそうに鎮座するお気に入りの品達

瑞々しく よい 香り
 「シン」とした 空気
その なかにある「凛」と透った「見えない道筋ひかり」。

 
 なにも 。

 どこにも波風のない 視界
 違和感のない いろ波長

 整えられ
 浄められ
 その日の「気分いろ」により 配置される石達

ただ
ただ 真摯に「瞬間」を積み上げつくる 空間

 「場」の構築
 「祈り」の重なり
 「かたち」になる「ひかり」
 その「引いてきた 道」
   「光の軌跡」
  「表と裏の 一致」。


   ふぅ む 。


 ここも「まじない畑」と 同じ様に。

「一番高い眼」で視ると
 「それぞれのいろ」が賑やかに輝いて
 煌めき瞬く「光の密空間」で あり
 「その主人」である私も 「もれなくその一部」で
 あるからして「虹色に煌めく充満」として
 この空間魔女部屋に 存在している。



「   なんか。 不思議 、だけど。」

 そう 「これ」が。

「 きっと「生きとし生けるもの」が持つ生命力で   いや? 「もの」は生きて?る、けど「命」とはちょっと違うからして   ふむ。「存在のエネルギー」ね 。」

その「事実真理」が 今
 本当に わかる。


 「まじない畑」の原色で輝く
 「みんな生命達のチカラ」を浮かべつつ
 「目の前の景色」のもう少し落ち着いた
 「存在の持つ静謐なエネルギー」を脳内スペース
  カシャカシャと切り替え
その「境目境界のない景色」を楽しみ、思う存分 遊んで。

「   ふぅむ。 これも、 大分。 慣れてきた からして 。」


   うむ ?


 この頃 特に「やること」のない 私は。

「ただ存在していればいい」、そのを「常態化」すべく
「何かしようかな」「やらなきゃ」が出てくる度にポイポイと捨てる事を生業としていて
 それが 成ってきた、ここ暫く。

以前は 「チラリとしか視えなかった輝きの景色」が、自由に観れる様になってきていた。


 そう あの「天の計らい」

それを感じてから。

これまでよりも 余計に
 「やろうとしない」ことに意識を注いで いて
「だから ?」
「どう すれば」
「なにを 」
「どこへ  」
「次は ?」
 それは全く わからなかったけど。

「なにしろ そのまんまでいい」
 それだけは みんな光達が全力で言っていたから。

 ただ その「光の導き」に従って
 「日々を楽しみ」
 「小さな幸せ」「驚き」「楽しみ」を見つけ
 楽しんでいたんだ。


そう 結局 ここまで 来て。

 「一番高い位置」から 観えた景色は

 「結局 それで良かった」ことを示していたし
 なにしろ「それ以上」が 視たいのならば。


   "私のやること"は
  「「せかいを読むこと」」それだけだったからで ある。








「   てか。 「幸せは日々の瞬間にある」とか 言うけど。  」

 そう
私がそんなことをブツブツと呟きながら歩いているのは
「実際の輝きのなか」で 
「生きている生命」即ち「森の中」で ある。


 確かに「何かしようかな」、それはなにもないのだけど。

 「あれがやりたい」「ここに行きたい」
それは 自分の中から自然と派生してくるもので
これまでずっと その「なんとなく」に従いここまで来た私にとっての「見えないコンパス」である。

 だから 今日は。

その「なんとなく」に従って いつもの様に森を彷徨って いたのだけど。

 その 
 「よく あるセリフ」にくるくると回り出したカケラ達は
私の中へ「ポンと浮かんだ違和感」を捜索していて。

「   確かに? なんだ、 どこか。 ずれて  るんだよな。 ?」

 そう独り言を言いながら
みんながその「カケラこたえ」を持ってきてくれるまで つらつらと歩いて いた。





  あ~
    あの小屋。


   懐かしい な。

   てか ティラナ元気かな??

 最近教会には行ってないからなぁ~

    もう お姉さんになっちゃったかなぁ
 まあ 成長は喜ばしいからして
   ふむ しかし
 
  私より大人っぽくなってる可能性すら、あるな ?


  ん? ここら辺って 花畑だったっけ? 

  いや  畑、拡がってない?
  え~ この野菜なんだろう 美味しそう


 いや~ みんな イキイキしてる ねぇ ~




「    んん?」

そうして「森散策」を しながら。

 当て所なく 歩きながらも私が目に映しているのはやはり
 「変化した 景色」で
 確かにそれは「四季のある ラピス」ならば
 「当たり前」だけれど。

 その「変化を受け取る側」の自分が変化した所為で
 「観える景色が違う」、それもわかる。


   んん ? ?

  だか ら ?

   えっ と

  「これ変化」が 「カケラ」で

 「それを繋ぎ合わせて読んで」 ?

 ふむふむ ?


「    うーん?  やっぱり、「立ち位置問題」 か。」

 確かに。

ずっと「物語が好き」な自分にとって「ハッピーエンドの」、それは とても重要なポイントであり
「物語の出来を決めるもの」、それでも ある。

 そして。

その「過去に読んだ物語」の中で「ハッピーエンドだけれどなんだか納得いかなかった時」、その「色」を思い出して。


   ああ   と

思ったのだけど それはやっぱり「そう」なんだ
 今 ここから観れば。



「  なるほど  成る程。」

その「物語」は 確か
 「日常に起こるあれこれ」を越えて行って
 結局「そうやって生きていくこと」
   「繋いでいくこと」
   「人と人の繋がり」
   「自然の大切さ」
  そんな 素敵なことを描いていたと思うのだけど。


 ピタリと立ち止まって 木々の隙間から青空を眺めて みる。

そうして今度は「日向」に立って 「日当たりよく 他の場所よりも育っている区画」、そこで 辺りを眺めてみるけれど。

「   ふむ。」

 それは。

 やはり「立ち位置観る視点」の違いで
 
充満せかいに在らば」、満ちているから
 「瞬間が充満であることがわかり」
その「日々の瞬間に幸せがある」ことのがわかるけれど
不足世界に在らば」。
 確かに言っていること見えているものは分かるけれども
 「なんだか納得いかない本当は違う」んだ。


そう
「確かに 場所が違っても作物は育つ」けれども。

 その「成長スピード辿る道」「成果結果」は如実に違っていて
そして実際「日光」は見えるけれども 
 私達はそれを「エネルギー」としては 捉えていない。


 「植物達が 受け取る日光」
 「私達人間が 受け取っているエネルギーチカラ


それはどちらも「エネルギー」で「同じ」と言えるけれど
 私達人間が受け取っているエネルギーの見た目は多岐に渡る。

 そしてやはり「言葉」もエネルギーで
  意識され辛いけれど。

その「どこに在るか」で 受け取る言葉の意味は違っていて
 だから「納得できる」か
    「綺麗事に聞こえる」のか 結果が違うんだ。


「   ん?  てか  そうなると、 すると ??」

  私達人間っ て
 「動物」とは ん じゃ ???


    チラリと過った カケラ

 その「煌のカケラ」は私に「それが真実であること」を示して いて
「ほんとう」は。

 「私達は動物では ない」
それを指し示すと共に 
 「これまでの分類」と「これから」の違い
 「すべてが分離してきた世界」から「まるっとひとつでぜんぶ」の移行をも暗示していて。


「      んんん ??」

その「ひょんな所から出てきたいろ真理」を 翻訳して みるに。

 それは
 「私達が「光を纏った人間」であること」
 「真実 「自分がなにであるのか」を知ること」
 そこから始まる
 「だからこそ 場所を違え 生き方が異なること」
 その「これからのせかい」を表して いる。

 
「    ふむ。 確かに?」

そして「動物」や「植物」は
私達よりも「つくり」がシンプルで「必要」がわかりやすく
更に「そう組み込まれている」からして「一元化」できるけれど
 私達人間ひとは 複雑だから。

 やはり
 「個々の必要」を「適切に 摂取」して。

 「最大限」を発揮できる様 
 「その場」を整えたいと 思っているんだ 私は。


「   なるほど   なるほど。」

 その「散歩から派生したひかり」
それを くるくると廻しながら。

 「これまでの当たり前」と
 「これからのわたしのせかい光の創世神話
それを「スッ」と入れ替えてみて「自分の場所」をしっかりと捉え
「違い」を認識し
「自分の進む道」、それをまたここでしっかりと 「楔」として置き光の基盤へ編み込んで おく。


「   ふぅむ。 成る程、だから。」

 そう 結局「なにをしていても」。

私は 「自分の必要光の創世神話」を織っていて
  「それを繋げ」
  「少しずつ拡大して」
  「みんなが乗れる様に」。

 「その エネルギーチカラ」を流して波及して在るんだ。


「 てか やり過ぎ?  でも、「そうしてる時」が 一番楽しいしな ?」

 だから 首を傾げながらも
「自分に疑問を持つ」のを 辞めて。


「  さて と。」

 「ポン」と 手を打ち鳴らしてから
くるりと踵を返して。

 いつもの様に 泉へ向かい

  スキップして行ったので ある。




 





 
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