透明の「扉」を開けて

美黎

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14の扉 星の領域

原点

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 そもそも
 なんで
  「私が造船所の景色」が 観たかったのか

それを 思い出してみると。


「  実際、「私の観ているもの」が 拡大されるから して 。」

 ふむ。


そう だから「変化の景色」、それが観たくてやって来た
 久しぶりの造船所
この前 レナの店を見て 改めて感じたけれど。

 多分「扉の中」で 今一番変化が大きく観える現れているのは
 ここグロッシュラーで
私は「自分の視界」に。

 「実際」からだ。


「   だから 「それ」を観に 来たんだけど。 」

 そう そして
 「そもそものそもそも」、何故私が「それを観たくなったのか」
その理由はきっと「長老に会った」からで
 「実際に崩壊してゆく権威」を目の前にして。

 「実際 変化してゆく形」それを「対にして映したかったから」だと 思う。



 そして 今 ここ物見台
  「切り取られた美しい青」を観ながら思うけれど

「崩れてゆくものあらば」
 「創られるものが あり」

 「その チカラエネルギーは循環していて」

 「また に なる」のだ。


「   てか。  そう、思えば。」

 それはきっと。

 「外側だけ」の物から 「質の伴ったかたち」へ 変化して
 「量より質」を地でゆくものになる筈だ。


「  だから。 建物?とか、人も   減って。」

   その「ことば」を発すると共に
    瞬間に流れる「煌の光」を 掴んで。


 少し そこで「祈り」を捧げながら
また昨日の「祈りの巡礼」を思い出し、「最後の時」を迎えた光達の行く先に 光を 差す。


 そう やはり それは「私の役目」で。


今 ここで
  こうして
  みんなを眺め 空も眺め
  そしてせかいを共に眺める自分が
  「自分で と決めて来た道」

 「すべてを知って そこに ただ存在する役割」
 その「なにでもない 位置」だ。


 だから
それを今一度 それ意思の焔をここから眺めて。

 「青空を仰ぐ自分」
 「それを眺める 一番高い私」と共に
 再び「この景色の目的光の創世神話」を 織り始める。


  そう
 それは  同時展開する 「境界のない 織物」で

    交錯する  「いろ」と「景色」

    「異なる次元」

        「空間」

    「新しい 星達との 共同創造」。


その「いろんな景色」を 自分の周りに踊らせながら。

 「今の位置自分」へくるりと戻って
物見台から 空を 見上げる。


「      ふむ。」


 今日 ここに来るまでに観た
 「変化の景色」
 ルガとの会話で煌めいた「いろ」。

「いろんなジャンルの もの こと」が渦巻く私のなかで
今 一番光り、私に「はい、これだよ」とアピールしているいろは
多分 この二つで
 しかもこの二つは「繋がっている」。

 そう、それはどちらも。

 「わたし」という「媒介」を経て
      「変化した景色

それを 現しているからだ。


  ふぅ む。

すっくと 立ち上がって。

 「実際」、子供達の動きを観ながら
「その発しているチカラ」を眺め
 
「   やはり。「存在の持つエネルギー」は。 ふむ その「量」と「質」。 それを ? そう、「生産的」いや 違うな。 「調和的」に、使うって ことだ。 ?」

    よね ?

 「生産的」
 その「効率」や「損得」が絡みそうな古い音をポイと捨てて
「調和」というオールマイティーな「輪の音」を使い、くるくると軽やかに動くみんなの動きに 重ね合わせてゆく。


  減ってゆく 人口

   しかし 「変わらない 光の 量」

 それは「より 高い光へ変化する過程」に起こる
 「必然」で あり
  「次への恩恵」「生まれ変われる という可能性」でもある。

だから 「その間」に。

 私は 「自分の役割」、存在の意味である
  "最上級の 感謝と敬意をすべての存在へ送ること"
 それをしながら「自分を 生きて」。


「  何処まで、「観れるか」わかんないけど。 なにしろ、「みんなの笑った顔」は 観ないとな 。」

 その「変わらない思い」を持ち
自分の道を 静かに進んでゆくのだ。


「   それに。 きっとこうして光を当てれば。 それも素早く、軽く 超えられるからして。  ふむ。」


 そう、実際。

 この島に観える 変化
それは 具体的に言うと
 「デヴァイの女性達と子供達の交流」や
 「緑の増加」
 「祈りの力の純化」
細かく言えばもっとあるけれど そう言った「境界の変化」で。

 あらゆる場面で「線引きが消えてきた」事で
「エネルギーが有効活用される様になってきた」のだ。

 それは 「ここから観れば 当たり前のこと」だけれど。

しかし
「古い慣習の中では できていなかったこと」で
「無限にある様に見えていた縛り」が 少しずつ解きほぐされてきて。

「  みんなが。 「そう」「してきた」から、 そうなってるって ことだもんね。」

 やはり そう思うんだ。


 そして それと共に。

  「ルガの言葉」
それもヒョイとカケラ達が寄越してきたからして
「共に廻してみるとわかる視える」けれど。

 その「変化の風の」は
 「私の祭祀」から 齎されており
 「可能性の扉から 降り注いだ 光」から 派生して。


   それが 今 「風」となり

      「変化の呼び水」と なり

     大地にチカラが巡り

  みんなに 「火」が 燈って。


 それぞれが それぞれの「思い」で動き
 それがまた相乗効果の変化を齎して
  「今 こうなっている」、それが わかる。


 だから その「廻ってきた 光」、それを受け取って。

 「私に 
   その"増幅された いろ"
    "加わった みんなのチカラ"
 
 それを大切に納めながら。

 
「     うん。 ありが とう。」

 そう言って
 また 敬意と感謝を 贈っていたんだ。




     

  










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