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13の扉 創造
みんなと 創る
しおりを挟むそして。
実際 それを
どう するのかと 言えば。
「 てか。 ふむ? そもそも、「それ自体」は 「ないもの」ではないから して? 「あるもの」を創る? のか??」
そう
そもそも「それ」は存在している。
「今 ない」だけで
それは「見えないだけ」
「何処かにはある」ものだからして
私はそれを 創造すると言うよりは
「一番いい形で みんなが収まる」
それを描けば いい筈だ。
が しかし
「それ」はきっと 決めなくともいいからして
ただ「最高の光」を使い
最も美しいかたちを描いて
それを「飛ばす」 多分そうだ。
「 ふむ?」
さて ?
なにから 始めれば
よいだろうか 。
しかし 既に私の中では「小さな焔」達が
「炉」の中で くるくるくるくると 回り始めている。
そう 私が「飛ばす」と 思ったから。
彼等は「出番がある」と思って 張り切って
「何処へ?」「今?」「なにを?」「描こうか?」と
私が思い浮かべた一等美しいいろを持って
目的地へ飛ぼうとしているのだ。
「 ふふ」
面白い な。
その「小さな焔」を楽し気に眺めて、きちんと自分の「行き先」が明確なことを確認してから
大きく 息を吸って。
それを 勢いよく吐いて
深くまで吐き切ってから
「「最高最善」」という煌をパシリと貼り
「頭の中」をすべて
「調律」「統一」「刺激を与え 均してから」
「小さな焔」達を自由に舞わせ 描かせてゆく。
そう
"「意思」が 「最高を描く」"
それがきっと「意図」で
「私の背中はせかい」だからして「その作業」は
「自分が見えない範囲の最善も取って 最高を描ける」のだ。
だから 「製図」は せかいに任せて。
私は
ひたすら「炉」の焔を絶やさず燃やし
「スペース」をクリアに保って
思考に澱が混ざらない様にし
深い呼吸で せかいへ「自分の風を透す」。
そして
その風が「せかい中から」「最高最善」を集めてくるのを観て
「感謝」を足し「製図にスパイス」を入れ
より最高が描ける様 楽しく微笑んで見守って。
「なかにある 深い海」が凪ぐ様に
「期待」も「理想」も捨て「形を浮かべず」
光を取り込み 「自分の中の水」を浄め
「夜の湖面に 月が映る様に」
自分の中を 静寂で満たして。
そして その「完成図」を
「目的が成るまで」維持することに したんだ。
「 うん、なかなか。 いい感じ じゃない?」
そう それは
「私のなかでのスピリットとの共同作業」で
思うに。
よく「物語」では 「妖精」「精霊」「スピリット」所謂「見えないもの達」に何かを頼んだり
対価を与えたりして
それを行ってもらっている。
だけど 今「わたしはせかい」で。
「ぜんぶ 自分のなかにある」からして
「火」を真ん中の「炉」で起こし
「風」に乗せて 焔をせかいへ送り
自分の中で くるくると製図して
「水」と「光」を使い浄め
「夜の湖面」を設置し 錨を置いて
そこを拠点としてみんなが仕事をしやすい様に する。
そして 「それ」を。
ずっと 「やる」んだ。
「成る」まで
「その光」が 溜まるまで
「還るところ」を置き
「みんなの仕事をサポートする」。
それが 「私の「体」としての役割」だし
「物質であることの強み」
「在る ということ」が保証する
「行動できるという 恩恵」でもあり
私が「せかいの主としてやらなければ成らない」創造の要だ。
その「ポイント」を 自分の真ん中に留めて。
「日常を生きながら」、
それを「維持し」
「ふとした瞬間 祈って」
「楽しく過ごす」。
そう 「せかいは どんな形で私にそれを観せてくれるのか」
それを楽しみに待つんだ。
そして
「私はそれを 最適な形で出せること」
「既にそのツールは自分のなかにあって」
「真の目的を形にできる チカラがあること」。
「 ふむ。」
だから なにしろ 「とりあえずやってみる精神」で
始めたこの「初めての共同創造」に。
私は ただ ワクワクしながら
ふとした瞬間湧き出す「微細な澱」を徹底的に排し
臨むことに したので ある。
「………で?結果、どこにあったの?」
「 それがさ。やっぱり ミス?伝達違い?だったみたいで。」
後日 魔女部屋にて
クッキーをつまみながら。
私が 朝に話しているのは
勿論イストリアから聞いた「事の真相」で
それはやはり「蓋を開けてみれば 案外」。
「普通の こと」で
きっと 私が「不安になって ありとあらゆる最悪の結果を想像しなかったから」、それが「ありきたりで 平和な結末」になったのが わかる。
そう
「せかいが 実際」、「なにを」「どうして」
「そうなったのか」、私は全く工程に関与していないからして
よくわからないけれど
本来「物事」は とても単純で。
「そこに 存在していた」から
「手元に寄せることができる」
そのくらいのことなんじゃないかと 思うのだ。
「 てか。「間に挟むもの」?が 現代だと多過ぎるから 何事も複雑になるんだわ きっと。」
「………?まあ、なんとなく言いたいことは分かるけど。とりあえず良かったわね、今はここも物騒だから。」
「 そうだね。 うーん。」
「ま、あんたにそっち方面は関係ないからいいけど。」
そう言って くるりと丸くなった
背中を観て。
「物騒なこと」
それを思い浮かべた私は「関係 なくはないな?」そうも思いながら
屋根裏散策時の景色を浮かべ
「暗い色が漏れている穴」、その数が増えていることに 「気付いていたこと」にも気付く。
ふぅ む ?
そう きっと
「私は それを観ていたのだけど」
「それは私の観たい色じゃない」からして
「大して関心を持たずに ここまで来ていて」
「だからそれは 増幅されない筈」だ。
だけど
「崩壊の流れ」の中にあって 「それ」は 必要でもあるから。
それは それで
「そうあっていい」し
「今の必要」だから せかいはそうしていて
違う角度から観れば
それは「これまでの結果」なのだ。
だから 私達は。
それを「受け取らねば 次へ進めない部分」でも ある。
「 ま。 とりあえず。 「結果 オーライ」と 言うことで。」
「そりゃようございました。」
そんな いつも通りの「締めの声」を貰って。
にっこりと
目の前にあるガラスの像へ 微笑みながら
さて それを何処へ 置こうかと。
「実際の景色」と「新しい光のいろ」を合わせてみながら
ウキウキと
「最善の位置」を 探し始めたので ある。
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