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13の扉 創造
自分の 変化
しおりを挟む暖かい 全体の空気
二人の可愛らしい 話し声
そこかしこの緑がひそひそと囁く気配と
淹れ替えられた 黄色いハーブティー
きっといつもここに来ている人々の。
「安心感」と「充足感」
その「残り香」が ベースに染み込んである 気配。
その「全体に蔓延る温かな空気」
「その いろ」に包まれながら
私は
ただ
「レナとレシフェ」、その「想像図」が自分の中を漂うのを 観ていて。
「よかった」
「やっぱり」
「お似合い」
「レシフェならレナを大切にしてくれる」
その 「いろんな あたたかい いろ」を
味わうのに没頭していて。
きっと これまでならば気になっていた「詳細」
それは どうでもよくて
ただ あの二人が幸せならばそれで良くて
「ああ 私はただ 「このいろ」に浸りたかったんだ」
そうも思って。
「 てか。 やっぱり。 二人とも、「かっこいい」もんな。 性格は似てない方がいいとかなんとか言うけど それもやはり。」
ひと それぞれ
それは確かに そうで
「私の中」であの二人の色を重ねてみた時に
「ズレ」を感じたことがないから やはり「それは そう」なんだろう。
きっとそれは
「ポイントはひとつじゃない」から。
やはり いろんな要素が様々に絡み合い
できているのが「人間」だからして
「あの二人の絶妙な関係性」は成り立ち
他に類を見ない 「組み合わせ」になっているのだ。
「 まあ。 あんな人、中々いないもんね。 」
「ちょっと。さっきから…やめてよ?いや、無いだろうけど 」
「やだ!大丈夫よ。私から見てもレシフェは今は何処からどう見てもレナに惚れてる…って言うか、そもそも知らない人が見たら夫婦よ、貴方達。」
「えっ」
「 ふぅむ。」
「そこ、冷静に納得しない。」
「 フフフ」
そんな 他愛のない やりとりにまた
心がほわりとしながらも。
やっぱり レシフェには
レナが 合う
そうも思う自分を観察しながら「それがなぜなのか」、くるくるとカケラ達が廻り始める。
そう きっと
「わたし」と「レシフェ」は
「ナシ」じゃないのだけど
「あの色」が存在しないとしても
きっと「どちら」という概念で見れば
レナとレシフェの方が 合う。
それはきっと
私的理由だけれど
「私はある意味誰にでも合わせられる」のだ。
だから
「レシフェ」ならばそれはそれで
「とても楽しい」し「きっとその未来も描ける」し
「それは拡大してゆく」のだろうが
「最善最高ではない」、それだけのことだ。
そう
「今ここ」で視ればわかるけれど
"私は「人ではないものの位置」へ 行く"。
だからこそのあの人で あり
「私はそれを創り」
そして「そうして 在る」のだ。
だからきっと
そう
やっぱり。
「 そうなるように できている、んだもんなぁ 。」
「まぁた、言ってる。」
「そうね。まあ、放っときなさいよ。帰ってくるまで。とりあえず、このクッキー美味しい。」
「そうね、ホント。」
そうして いつもの様に
私を自由にさせてくれる仲間達を眺めながら。
「今の 自分」
その「新しい景色」と「これまでの繋がり」が
サクサクと編み直されてゆくのを
温かな 空気の中で。
じっと 一呼吸おくまで
「次の継ぎ目がくるまで」
ただ そのいろに浸りながら 眺めて いた。
「関係性の 変化」
「繋がりの 質」
「これまでとの 違い」
「世界」と「せかい」
その「間」に ある 。
「圧倒的な 違い」と「関係性の質の 差」。
それが 「なに」だか 唐突に
わかった気がして。
「 うぅむ。」
私はひとり 二人の間で 唸っていた。
そう それはやはり紛れも なく。
ここに 「来たから」「気付いた」もので
「関係性」を「実際 視て」。
「比較検討」してみたもので
確かに実際。
比べてみると よく わかるんだ
その「レシフェと私」の「関係性」と
「金色と私」の「関係性」は。
"全くもって 違うもの"で
それは「何にも変えられない」。
「ひかり」そのものだったからで
ある。
「 ふぅ む ?」
「それ」は。
「私が 創ったから」、それでも なく
確かに「そう」ではあるのだけれど
それが「原因」ではなく
それは「要素」で
ただ 単に「その点としての成り立ち」を示しているに過ぎない。
そう
「点」と「点」の繋がり
その「関係性」は 一言で言い表せるものでは
ないのだけれど。
「 ポイントは 。 なん だろう ?」
「条件」
「一切の枠に囚われない繋がり」
「失われた もの」
「だがしかし 在ったもの」
「世に 普遍的に 存在する」
「自然」
「理」
「ほんとうの 繋がり」
「私の 求めていたもの」
そして 「私が 持っているもの」
それは わかるのだけど。
今 私の目の前にあるのは
「それだけ」で なんら。
「見えて」は来ないのだけれど
その「見えない繋がり」は「世界」に無く
しかし
「せかい」には充満してある「繋がり」で
まだ「それを表すことば」を持たぬ私はじっと。
カップを持った まま
静止して いた。
「 ふむ?「信用」?「信頼」? いや、ちょっと違うな 。」
そんな ピタリと止まった私
だがしかし 急に喋り始めた いつもの姿を 見て。
二人はなにも言っていないのに、続きを自然と 話始める。
「まあ、確かに。あの人、「ヨルが言ってるみたいに」喋るもんね。」
「それある。」
「繋がってるんだなぁって。思うよ、本当に。」
「 」
うっ
急に顔が熱くなった私を 楽しそうに。
眺め 始めた二人はまた
「この頃の二人のお店」の話を始めて
私の思考はまた「ポン」と。
くるくると まわる
カケラ達の光に誘われ
手に持ったままのカップに映る自分の瞳へと
吸い込まれてゆく 。
金 銀
太陽 月
空 風
天 地
炎 水
空気
地球
草 花 動植物 人 鉱物
その なかに含まれる
「見える」と「見えない」
だがしかし それは「すべて」のなかを
「切り取り」「枠に嵌め」「使える様にしている」からであり
本当は「まるっとぜんぶがひとつで 同じ」で。
「存在」それそのものに「証明」は要らぬし
「理由」も要らぬし
「私達」は一粒一粒の光の粒子であり
「世界の構成要素」でも ある。
ふぅ む ?
だが しかし
その
「物質的 部分」と「光の部分」は
「重なり合い」「微細に織られ」ていて
先日自分で検証した様に それは
「物質毎に異なり」「様々な要素が絶えず反応して」
「可変でもある」からして
「私達は移りゆく」し「流れ」
「お互いが 反応し合って」。
「学び」「必要を 得て」
「変化」「進化し」「変容して」
「先へ進み」光の領域へ入って ゆく。
そう それは「相互作用」で。
「どちらが」と 分けて考えられるものでもなく
「裏表で在るもの」、その「両輪」を廻してゆく事が不可欠な「流れ」の要点でもある。
「 ふむ。」
そうして その 上で「思う」、
「存在」の 絶対的 価値
その「私の言う 価値」とは
今ある世界の「価値」とは違うけれど
本来「 金に証明書を付けられない」様に。
「そう して終えば それが偽りになり得るもの」
それと同じで「唯一無二」の「不変的なもの」で
だがしかし その「関係性」は「地に 縛られる」からして
「私と金色の関係性」とは全く 場を異にするものだ。
そう
きっと私達のつながりは体に起因しないし
それは「変幻自在」で「可変」
「自由自在」の「限定されないもの」
だからして「なんでもあり」が 透る 。
"未知の領域へ属す つながり"で
それは なんとも「ことば」では言い表し難い
「もの」なのは仕方がないだろう。
だって
それは
きっと「世界」には まだ「顕れていない」。
そう「キラリと光って 消えた」、「瞬間の光」であり
「これまで成せなかった 光」
みんなの質とも共通する
「私達の集大成の光」だからだ。
だから とりあえず
「その片鱗」を舞わせながら
目の前の温かな空間を眺めて。
「それ」が 成る ように
ただ 静かに
「そのいろ」を 充分に 味わっていたんだ。
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