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13の扉 創造
奉仕
しおりを挟む"奉仕"
それは 突然
だけど 自然に。
私の なかへ スルリと入ってきて
「なるほど」という感覚と 納得
「だからか」という 「これまでの伏線の回収」と
自分の気になっていた「対価問題」それが
"まるっと解決すること"
それに気が付いて。
「 ああ だから 「人ではないもの」? 「これまで通りじゃない私」 なんだ。」
その 「圧倒的 世界との違い」を
体感で落とした私は。
せかい って 凄い
なるほど?
確かに ?
あれも
これも それ も ?
あっちも?? ???
「思えば みんな そう」
その「構図の見事さ」に。
また 唸りながらも なんだか「安心」していた。
そう
やはり
「自分が どう生きていくのか」。
全く なにも なんにも「見えて」はいなかった自分が
「やはり 奥底では心配していて」
"だがしかしそれは 完全に解消された"と。
たった今 わかったからで ある。
顔を上げて
白い光を 眺めて。
改めて「感じる」 "新しい わたし"
それはやはり「物質で在る場所を目指していない」、私にとって
とても"腑に落ちる こたえ"で。
「 成る程 ? 「奉仕」。 だから ふぅむ。「対価」じゃないもんな 。 「そうである」から して「そうする」、ただそれだけのみ。 」
その「シンプルな在り方」を
自分でぐるり 味わってみて。
それが「最善」「合ってる」
「心地良く」「気持ち良くて」「安心」
「そこが自分の場所」だと。
はっきりとわかるのが とても嬉しい。
一旦 立ち上がり
ぐっと背を伸ばして。
くるりと回って 風を入れ
ポンと跳んで 思考を切り替え
「その 新しいわたし」を適用する為に
「 奉仕。」と呟いて
声に出して現し
その 「おと」にずれがないか、自分で確かめ
またひとつ頷く。
そうなんだ
イストリアも言っていたけれど。
その「自分が欲しいもの」に対する「対価」、
それを どうするのか
私が迷っていた時
「自分に任せろ」と言っていた薄茶の瞳に やはりブレは無かったんだ。
「なにか した方がいいのか」
「仕事」「稼ぐ」
「自分のお金」
その「枷」がまだ残っていた私に
「使えるものは 使え」と
「それも君の力だ」と。
言ってくれた、あの 瞳は慈愛に満ちていて。
「私の 観たいいろ」それそのもの
だったんだ 。
そう ある日の
あの時。
「今はまだ、見えぬのならばただそう在るだけでいいのではないかい?君の言う様に、ただ、世界と共にある。それで自ずと歩む道は創られるのだろうし、ある意味そう、するしかない。」
私が食堂で ぐるぐる迷っていた時に
そう言ってくれたのは 少し前だ。
恐る 恐る
「自分のいろ」を
集め始めていた 自分
あの時はまだ「なんでなのか」、
「これが合っているのか」。
その「辻褄」が視えなくて
はっきりと行動に移せていなかった 自分
やはりそれを後押ししてくれたのは
いつものあの 「純粋な色」だ。
「案ずるな、フォルトゥーナよ。君は、私などが想像もし得ぬ世界を生きる。「何をしたらいいか」など、当たり前の、普通の事を考えなさんな。………その時は、自らやって来ようし君ならばきちんと。それに、気が付くだろうよ。」
その時の 「あのいろ」と
今が 正に 重なって 。
そのことばが
ジワリ じわりと
身に 沁みてくる
「外しきれていなかった 枠」
「対価問題」「~ねばならないこと」。
その 含む色は 広範囲に広がり
未だ細胞に染み付いてあったもので
確かにその 私がまだ抱いていた「感情」は。
「古きもの」であって
至る所に在る「それを引き摺るかどうか」
「繰り返すのか」「断ち切るのか」
所謂「やられたからやり返すのか」
「それは本当に仕方のないことなのか」
その 是非を自分に問う せかいが寄越した「事柄」なのだ。
そして
この「対価問題」は お金のことだけじゃなくて。
親が 子に 対する接し方
繋がる 「家」の問題等
それぞれの世界に蔓延る慣習 ルール
それに
これまでの自分が居た「世界」で言えば
「奉仕」は「タダ働き」の意味合いも 濃かったのだ。
「侵され」「複雑に絡み合い」
「解けなくなった様に見える」
「古い繋がりの 糸」
でも
その「不幸の連鎖」とも言える「繋がり」を
どこで断ち切るのか
「スッパリ」と自分でその糸を切れるかどうか
それは すべて同じ話だ。
「 ね。 」
うん。
自分でも 深く頷いてしまうけれど。
「ずっと 感じていた 外しきれない 枠」
それは もう「私の創る 新しいせかい」には
存在しないもので
持っていても 仕方のないもの
寧ろ「捨てないとできない」、大切な「過去」だ。
この「大きなステップ」を 踏み出す前に。
「私の見本」を 観て
「そうある」為には
「場所を違えなければいけないこと」
そう思ったから。
だから 私は 「今ここ」で
「光達がこの話を持ってきて」
「せかいは私にそれを明示してあり」
「イストリアのことばと繋がった」のだ。
だから 私はそれをただ素直に受け取って。
軽やかに 進めば いい 。
「 だから なんでも。 うん 、そう「もの」でも「こと」でも やっぱりぜんぶ繋がってて。 」
その
「繋がり」を 見つけ出して
私達は 「自分」が「まるっとぜんぶである」ことに 気が付いて。
そこから「知る者として 盤上で遊べる」のだ。
「惹かれる もの」
「それに含まれる いろ」
「ことばにできない なにか」
「その時は 消えた 一瞬の煌めき」
「真実の いろ」。
「自分も 創るから」わかるのだけど
「素材の選定」から始め
「組み合わせ」「粒子の調整」
「全体のバランス」「纏めの仕上げ」
それこそ様々な工程を経て そこに随時含まれる「祝福」
織り込まれる「光」と「祈り」
創る 瞬間の「呼吸」。
そう して そう 扱い
大切にされ継がれてきた「もの」が 含むもの
それはそれぞれが違う「いろ」であるがしかし
「光」や「祈り」 職人の「息吹」の他に
持ち主の「思い」
その時の「いろ」
それも 重なり合い 詰まっていて。
それを「感じ」「思う」、私の真ん中
その「響きの奥」が
なにを意味するのか
今はまだ適切な言葉を持たぬ自分であるがしかし
それも また。
その「道」を 進めば見えるし
「それ」はそれを指し示す光の一形態であるからして
私をはそれを「欲した」のだ。
「自分の道標になる」と
「それは「何処かの私」が遺したもの」であると。
"自分だから わかる"ので ある。
「 だから 結局。 「まるっとぜんぶは せかい」。」
そうひとつ
また自分に言い聞かせて。
「奉仕」
その「新しいキーワード」を 自分の中へ沁み込ませながら
サクサクとメモ紙を 纏めていったんだ。
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