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13の扉 創造
私の軌跡
しおりを挟むくるくる
キラキラと
楽しそうに廻る 無数の いろ達
「ほんとうに それか」
「そこ なのか」
「最大の」
「真に」
「純粋に」
「一等 美しい 光」
「私が 今」
「見たい いろ」
「現したい もの」
「景色」
「真理」
「点」
「光」
「今の最善で ある 「本当のこと」」は。
どれなのか
なにいろ なのか
それを 現す最善の いろ ことば
最適の 解 は。
どれなのだ ろうか 。
その くるくると廻りながら渦巻く光の渦 波を
全体的に捉えながら 思わず腕組みをして
暫く。
「 ふぅ む。」
先ずは 深呼吸して 自分の中に風を入れ
硬くならぬ様に 手を広げ体を解放しながら
「その 光全体」を感じて ゆく。
うん。
美しい な。
だが しかし
流石に それは まあ。
「いろんな いろ」が あるよね
そうなんだ
それは「まるっとぜんぶ」でも あるから
して ?
「 ふむ。」
更に 新しいメモ紙を 持ち出して。
私が いつもの様に唸りあるのはやはり
「無数にある いろ」それを「どこから」
「どう」「料理しようか」
それを考え始めたからで
しかし
なんとなくだけど。
「 だよね。 」
そう それはきっと
「考えれば考えるほど こんがらがるもの」であり
きっと「思うままに書き出す」、それが正解の筈だ。
だから とりあえず
多色のペンを出して。
自分のイメージで色を選択しながら メモに「溢れ出るまま」、書き出していった。
ふむ
てか
やっぱりこのペン いいな ?
もっと そう 太めのやつとか
飾りになりそうな 縁取りできる色とか
創って 貰おうかな
「 うぅむ。」
私が気に入って今 使っているペン達の殆どは
実は 本部長伝いにコーネルピンに頼んでいた「色々な色のペン」で
基本の文字を書く色として
私のいろを表す「光の紋様が入ったペン」
その他 色分けしてわかりやすく表すのに 彼の創ったペンを使い
「自分のなかの 抽象的な画」をジャンル毎に分けて表すのに 使用している。
「やっぱり、好きないろばっかり。 使っちゃうな。」
そんなことを ブツブツと呟きながら
「貴方様にはこの色でしょうな」というメッセージ付きだった 「青色達」を。
グラデーションで使い
「自分のなかみ」「インスピレーション」
「裏側で ある時のいろ」を表してゆく。
そう 私の中で 「物事」は勿論「いろ毎」に分かれていて
「自然を表す」なら 緑系
「なかみ」「直感」「女神」それが青系
「真理」「神」「見えないもの達」は紫系統
「ひかり達」は金や黄色
「焔」「炉」「創造」は赤
「感情」は水色
「霊的」「精神」「死」や「冥府」等は 銀
「私のいろ」は白や虹色で
それをサクサクと直感で分けながら
囲んだり 線で繋いだりと一目でわかる様に表してゆくのだ。
ずっと 前に
玉虫色のあの人にもアドバイスを貰っていた
「書き出してみること」「メモを取ること」であるが
私は本来日記を書くのが好きだし
その為にノートを買ったり文具を揃えたりするのが好きだったのだ。
「 やっぱり。 全部、関係あるんだな。」
その「繋がり」「惹かれること」への
「意味」をまた感じながら
表した図とことばから導き出される「自分の現したいこと」
その翻訳に着手して ぐっと光を縮めてゆく。
そう
それは
「広大な 敷地の中」で
「全体を眼に映しながら」
「必要だけを 取り出す」
「抽出」「濾過する」その様な工程で あり
「自分が描いた文字」を読み取りながら
「その奥を視る」その「次元を跨ぐ視点」で ある。
そうなのだ
言うなれば「書き出した事柄」「文字」は
「そこへ至る道標」
「無限の中にある 足場」
「取っ掛かり」
「自分へのヒント」
「スイッチ」で
それは「世界にある 事柄」だからして
「私が真に現したい 創世神話のなかみ」ではなく
その「言葉」「事柄」「イメージ」は
「それを使って」「真理へ辿り着く為の媒介」なのだ。
「 ふぅ む 。 」
そうして。
光達が「これか?」「これだ?」と 寄越してきたヒントの中で
「最善最適」のカケラを選び
それを世界語に翻訳して 自分の中へピタリと嵌る「映像」へと変換してゆく。
そう それは「既に私の中にあるもの」であり
「経験してきた事柄」の中に「含まれるいろ」
だから私は自分に「そのいろ」を適用して。
「せかいが 私に伝えたいこと」=
「これまで観せられていた景色」
その場面を抜き出し 「この表面で」「この本質を表している」、それを 出して示せるんだ。
だから その「最適」を表す為に。
とりあえずは自分の感覚に任せ
様々な場面を「脳内」へ浮かべていたので ある。
「 ふむ。 こんなもんかな ?」
数多と 彼方
四方八方
時代 時空
狭間を超えて
最古から 最新まで
沢山の 光
幾つもの 私
名もなき光達の協力と
その「最適」を弾き出す自分の「感覚」
それに 仕事を任せて暫く。
「 てか。 なんか やっぱり。 ふむ。」
自分で やろうとして
やっていることだけれど
その「多重展開」を形にすることの複雑さに
一つ息を吐いて。
「それ自体」は いいのだけれど
「自分の表現」が 追いつくのか
「そのまま出して わかるのか」
「もっと こんがらがりそう 」
その「そもそも論」が中を巣喰い始めたことに気付いた私は。
「 てか。 そもそもどんなにわかりやすくても「わかる気」がなければ それは「わからない」んだ。」
そう自分の気を取り直して。
しかし 「多角的視点」と「真ん中へのピッタリ感」
それを忘れぬ様に努めながら 自分のなかを再び
ぐるりと浚い始める。
そうなんだ その「バランス」が狂い始めると。
私は 途端に「その座」を降りることになるし
それは「本来の自分の道ではない」
それがわかるから。
細く 長い 繊細な糸の上を歩く様に
「真実の眼」を逸さぬ様
じっと「自分のほんとうに表したいこと」
それをまた ぐっと見つめて ゆく。
「 ふむ。 しかし 」
そう
それは 「なにも特別なこと」ではない。
その「スポットライトの当たった 事柄」は
「普遍的真理」だからして
ある意味「当たり前のこと」でもあり
だがしかし 「これまでに見過ごされていたこと」だ。
しかし だからこそ 「見え難いこと」
「気付き難いこと」
その奥に はっきりと焦点を当てるべく。
その 「形になっている モヤモヤ」の「要点」を
ずらさない様 抜き出して書き留めてゆく。
そう その「景色」は
「全体」だからして
その「どこを視るのか」。
それはきっと 人によって違い「正しさ」は
沢山 諸々あるのだけれど
「私の真実」は 一つしかないから。
そこを定めてから描かないと「本筋がずれるから」で ある。
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